Infinity recollection

ライトノベルを中心に感想を載せているサイト。リンク+アンリンクフリー。

★★

おともだちロボ チョコ (電撃文庫) [感想]

これまた凄い作品を書いてきたな、けれど消化不良だなというのが正直なところだろうか。入間人間先生の作品は好きなのでよく読みますし、新刊を見つけると買ってしまうので今回もその例に漏れないわけだけれど、あまりにあっさりと終わったので少し拍子抜け…

クズと金貨のクオリディア (ダッシュエックス文庫) [感想]

別レーベルの作家同士によるコラボ小説なわけだけれど、今回は作家による相性というものを確信させられました。元々、「変態王子と笑わない猫。」にしろ「やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。」にしろ読んだことがある作品なわけだけれど、この二つに…

未確認未来少女 (ガガガ文庫) [感想]

文章を読んだときの感覚が美少女ゲームっぽいなと感じました。主人公とヒロインの台詞に対して選択された言葉、脇役の登場の仕方と物語への展開などがそうですが、特に意識させられるのはキャラクターがおどける場面やツッコミを入れる場面など、所謂、コミ…

放課後のフェアリーテイル ぼくと自転車の魔法使い (電撃文庫) [感想]

杉原智則さんの新作。「烙印の紋章」は本当に傑作だったので、こうやって新作を発表してくれるのが嬉しいですね。タイトルからして殺伐とした物語でないと予想していましたが、読んでみた感想は「猫泥棒と木曜日のキッチン」とか「サイハテの救世主」っぽい…

FAKE OF THE DEAD (メディアワークス文庫) [感想]

土橋真二郎さんの新作。人間の心理描写と残酷ゲームを展開する作品が多い作家さんですが、本作はゾンビと演劇と精神疾患をキーワードに、サスペンス風味な作品となっており、期待していた物語とは違ってしまいました。 購入前にあらすじを読まなかったのがい…

バベロニカ・トライアル 西春日学派の黄昏 (電撃文庫) [感想]

表紙買いです。あらすじもSF調で興味を惹かれましたし、ふゆの春秋さんがイラストを担当されているとなったら、購入のハードルはかなり下がりますね。透き通るように綺麗な女の子です。それでも書店での実物が案外ボリューミーで、その文庫の厚みに一瞬たじ…

クラッキング・ウィザード ~鋭奪ノ魔人と魔剣の少女 (このライトノベルがすごい! 文庫) [感想]

現代の情報技術やら何やらが魔法技術として運用されている世界で、主人公たちハッカーの活躍が描かれていく。 世界観的にはファンタジーなのだけれど、魔法がインターネットなどと同じような感覚で使われているので、近未来SF的な雰囲気もかもし出している。…

暦物語 (講談社BOX) [感想]

言葉遊びは流石に面白かった。 ……ただ、ひたすらに長かった。。。 450頁ほどあったわけだけれど、見た目以上に長い。これほど長いと感じたのは、著作のクビキリサイクル以来ではないだろうか。向こうもいい加減に長いけれど、当時は著者の文章に慣れていなか…

クライシス・ギア 緋剣のエージェント・九重 慎 (集英社スーパーダッシュ文庫) [感想]

日本刀バトルアクション。 クライシス・ギアと呼ばれる人類の発明品が一般的に使われる世界を舞台に、主人公の九重慎が政府機関「特防」のエージェントとして、本来は人命を守る道具である「クライシス・ギア」を使った犯罪に立ち向かっていく。 一言で言う…

OP-TICKET GAME (電撃文庫) [感想]

人は誰もおっぱいが揉みたい。 彼らが目指していた”おっぱい”とは、一体何だったのか。おっぱいと魅惑的な名称をつけられた”何か”だったのではないか。揉めればどんなおっぱいだっていいのだろうか。いいや、違う。それは作中での彼ら自身が語るところだ。 …

安達としまむら (電撃文庫) [感想]

ゆるーく百合な作品ですか。そうですか……。 学校をサボタージュして体育館で駄弁るような日常。少し不真面目な女の子たちの日常を描いていくのだけれど、登場人物たちの背景はそこまで語られない。さぼっている理由は何となくで、明示されないですし、私生活…

ドラゴンチーズ・グラタン (このライトノベルがすごい! 文庫) [感想]

タイトルから想像できるように料理モノの作品だ。この時点で読む前から期待していた。ファンタジーな世界観に独自の設定、そこで描かれる料理と。登場するキャラクターたちも個性的だし、主人公も駆け出し料理人で実力はまだまだだけれど才能はありそうと期…

水のマージナル (MF文庫J) [感想]

どこか違和感が……。 序盤から読んでいて違和感が凄かったのだけれど、どうやら著者はゲーム側の人みたいですね。不思議な読み難さの理由はここにあったようだ。ライトノベルだけれど、ライトノベルっぽくない。 キャラクターの反応、世界観と登場人物とのマ…

完璧なレベル99など存在しない (電撃文庫) [感想]

RPG大好きなゲーム廃人の主人公が、不思議な世界に迷い込む。そこは今までプレイしてきたゲームのキャラクター、ダンジョン、アイテムが複雑に入り乱れて存在する世界で――何故かレベル99だった主人公は、ゲーム攻略の為に動き出す。 サクサク読めて良いのだ…

失敗禁止! 彼女のヒミツはもらさない! (MF文庫J) [感想]

第8回MF文庫Jライトノベル新人賞 優秀賞受賞作 あ、あれ……。優秀賞を受賞しているけれど、納得できないな。設定とラブコメに特化したところが評価されたのでしょうか、会話のテンポ感も良かったですしレーベルらしさはありましたが、ヒロインの性格がこれは…

ファウストなう (このライトノベルがすごい! 文庫) [感想]

笑いのセンスが合わない。 序盤は主人公と悪魔のちぐはぐな会話が続くのだけれど、非常に読み難いし、会話劇で笑いと面白さを提供するには日本語がただ並べてあるように映ってしまい文章を理解するのに時間がかかる。 展開としても前後で繋がりがあるのか無…

僕と彼女のゲーム戦争4 (電撃文庫) [感想]

格闘ゲームとは――。 ひたすら読むのに疲れた……、というのが正直な感想だろうか。とにかく説明が多いので、読んでいる途中で想像が追いつかないのだ。強パンチやしゃがみ弱キックなど、独特の用語が飛び交うので、解釈してからゲーム画面を想像しなければいけ…

空に欠けた旋律<メロディ> (GA文庫) [感想]

狂った世界。 戦争孤児のレスティと、180年以上を生きる魔女クッキィ。二人のパイロットが出会いから巻き起こる物語。未だ戦争が続く世界で、ロボットに乗り生きるために戦う。けれど、戦ううちに知らなくていいことを知ってしまって――。 登場人物たちが狂っ…

グッドナイト×レイヴン (このライトノベルがすごい! 文庫) [感想]

これからどうするのか。 先が見えてこない終わり方をするので、どうするのだろう、というのが素直な感想。凄く先が気になるので今すぐ読みたい、なら良かったのだが、そういうことでもないのだ。 本当に導入部分を説明されただけで終わっているので、なるほ…

私とあなたの青春革命。 (電撃文庫) [感想]

広沢サカキさんの新作。 「アイドライジング!」はとても好きな作品ですので、本作も期待して読んだのだけれど……、微妙でした。同じくアイドルを扱っていて、こちらは王道の学園ラブコメとなっているのだけれど、展開に安定感があるわりには馴染めなかった。…

創世の大工衆(デミウルゴス) (このライトノベルがすごい! 文庫) [感想]

ファンタジー世界での大工をテーマにした作品……なのだけれど、タイトルやあらすじから想像していたよりも大工が大工していないというのか。もっと詳しく現代の手法とかを入れ込みつつ、建築に励むのかと思いきやそうでもなかった。これなら魔法ありきで何で…

ドラゴンライズ 3 (ガガガ文庫) [感想]

重力操作で跳躍し、穂先拡張で剣の質量を増大させ、巨剣片手に竜に挑む。相手となる竜は戦えば雷やら炎やらの特性があるし、人語も喋るしで物語には深みが出る。剣と魔法のファンタジーとしてよく出来ていると思いますし、大好きな世界観。 正直、惜しいなー…

こわれた人々 (ガガガ文庫) [感想]

第 6 回小学館ライトノベル大賞 優秀賞受賞作 主人公である向井は、人と関わりを持とうとしない高校生。学校では変人、奇人扱いされ、イジメられているわけではないが、クラスからは浮いている。深く関わらない方がいいというのが、クラスの中での共通見解。…

オカルトリック (このライトノベルがすごい! 文庫) [感想]

イソラ怖い……、怖い。 登場人物がとにかく強烈で個性的だ。オカルト専門の探偵である葛乃葉は、助手であり主人公である玉藻のことが大好きで依存具合が半端ではない。料理は玉藻に作ってもらい、風呂も一緒に入り、玉藻以外の人間とは接点を作らない。 恐ら…

サイハテの救世主 PAPERI:破壊者 (角川スニーカー文庫) [感想]

天才とは果たして何なのだろう。 主人公の沙藤葉は、アメリカで賞賛を浴びた天才で、沖縄にやってきた理由は未完成の論文を完成させるため……だと本人は言っている。自称天才の彼と、南国の地で出会うことになる少女たち、陸や照瑠との交流が描かれていく。 ―…

アンダーランド・ドッグス (電撃文庫) [感想]

地下都市に消えた脱獄囚7人。それぞれには賞金が賭けられており、これを狙って脱獄囚をつかまえようとするハンターが描かれる。けれども、明確な主人公がいるのかというと、そうでもない。 群像劇。 お互いの置かれた状況から、出合ったり間接的に関わったり…

オズのダイヤ使い (電撃文庫) [感想]

月刊少年漫画という印象が強かった。 宝石がエネルギー産業として人々の生活に役立っているという独特の世界観。その中には宝石を動力としたロボットがあり、主人公はある目的のために旅を続ける宝石職人。 あらすじを読まないで読み始めたので、まずは口絵…

この素晴らしく不幸で幸せな世界と僕と! (講談社ラノベ文庫) [感想]

主人公の神楽坂一樹は不幸体質の持ち主で、何をやっても人生が上手くいかない。そんな一樹の元に、天使セラフがやってくる。彼女は恐怖の大王アンゴルモアを探しに地上へやってきたというのだが、その大王が一樹の魂の中にいると判明して――。 天使と悪魔のド…

明智少年のこじつけ1 (ファミ通文庫) [感想]

第13回えんため大賞 優秀賞受賞作 タイトルどおり、明智少年のこじつけだ。高校生の明智の元には、日々、トラブルが持ち込まれてくるわけだけれど、これを探偵よろしく解決していく――力技で。どんな事件であろうとも、犯人は必ず明智の幼馴染である小林くん…

人生 (ガガガ文庫) [感想]

強烈なタイトルに驚くけれど、中身も斬新な作品。 登場人物たちが、持ち込まれたお悩み相談をひたすらに解決していくというもの。各々が自分の意見を出し合って、最終的にどうするべきなのか議論するのだけれど、真面目にお悩みに答えているようには見えない…

オーバーイメージ 金色反鏡 (MF文庫J) [感想]

第7回MF文庫Jライトノベル新人賞 佳作受賞作 反転世界と呼ばれる異世界で、己の願いをかなえるために戦うイマジネーターたち。主人公の真白彩もイマジネーターとして、オーバーイメージというゲームに参加することになる。学園異能モノ。 イマジネーターたち…

恋物語 (講談社BOX) [感想]

セカンドシーズン最終巻。 うーん……、微妙でした。テーマは好きなのですが、どうにも蛇足を印象付けられる。最終巻でどうまとめてくるかを期待していたので、著者らしいといえば著者らしいけれど、如何せん肩透かしを食らった気分。 語り部が戦場ヶ原でも阿…

サカサマホウショウジョ (集英社スーパーダッシュ文庫) [感想]

第10回スーパーダッシュ小説新人賞 優秀賞受賞作 突如として日本近海に現れた魔法国家まほろば。当初、世界各国はこの魔法国家をめぐって緊張状態にあったが、今は落ち着いて日本に親善大使が来るまでになった。その親善大使に選ばれた魔法少女ゆうまと山田…

キミはぼっちじゃない! (MF文庫J) [感想]

唐突に五歳の少女リリィの子育てをすることになる主人公、稲葉悠大。最初はリリィを迷子として警察に届けるが、警察は悠大が父親であると言い切り取り合ってくれない。もちろん、リリィに身に覚えのない悠大は戸惑うが、放ってもおけないので子育てに奮闘す…

くずばこに箒星 (集英社スーパーダッシュ文庫) [感想]

第10回スーパーダッシュ小説新人賞 大賞受賞作 グレードチェア制度という一風変わった序列システムが導入されている高校、了星学園。中でも、学園上位6位まではチェア・オブ・シックスと呼ばれる特別な存在で、主人公の福山英知は2ndチェアの位置にいた。日…

嘘つき天使は死にました! (集英社スーパーダッシュ文庫) [感想]

第10回スーパーダッシュ小説新人賞 特別賞受賞作 小説家志望のネガティブな青年である夏彦は、ある日空から降ってきた天使に出会う。出来るだけ関わらないようにするも、天使は絡むのを止めてくれない。根負けした夏彦が付きまとう理由を問いただすと、どう…

十六夜聖域1 イザヨイサンクチュアリ (富士見ファンタジア文庫) [感想]

学園最強は誰だ。 世界には17年前より異能を宿した子供たちが生まれるようになった。主人公の宮殿芳一は平和と音楽をこよなく愛する高校生でしかなかったはずが、入学した聖湘学園は異能者ばかりが通う戦場だった。戦うのが嫌なら自分が頂点を取るしかない――…

美少女を嫌いなこれだけの理由 (このライトノベルがすごい!文庫) [感想]

第2回「このライトノベルがすごい!」大賞 栗山千明賞受賞作 何だこれは……。 読み始めからして理解が追いつかなくて頭がクラクラしてくる。とんでもない設定をぶっこんできたなというのが素直な感想で、そんなことでいいのか美少女よ、と言ってやりたくなる作…

モテモテな僕は世界まで救っちゃうんだぜ(泣) (このライトノベルがすごい!文庫) [感想]

第2回「このライトノベルがすごい!」大賞 大賞受賞作 主人公の望月砕月は年齢や種族を超越して、女の子を見たら口説かずにはいられないビョーキ持ち。冒頭からして二股がバレた修羅場から始まるのだから凄い。ましてや修羅場を前にしての発言が発言なので、…

灼熱の小早川さん (ガガガ文庫) [感想]

炎の剣と氷の剣。 問題児がいるわけでもないごく一般的なクラスにも関わらず、学級崩壊の足音が直ぐ近くまで忍び寄る。それを権力と正義でまとめようとする小早川さんが熱い、熱すぎる。彼女は誰よりも強く不器用で一生懸命。 校則や不正には容赦が無い小早…

バベル (電撃文庫) [感想]

群像劇。 二つの事件が同時進行的に発生し、それを登場人物たちが追っていく。それぞれにメインとなるキャラクターがおり、彼ら彼女らを中心に物語りは進む。二つの事件は基本的に独立しているので、キャラクターたちがクロスするだけかと思ったら、最後で繋…

白翼のリンケージ (集英社スーパーダッシュ文庫) [感想]

赤井紅介さんの新作。 世界には謎のウイルスが蔓延しており、一度感染すれば感染者は異形の化物イルへと姿が変わってしまう。個人的にイルを狩る高遠楓は戦闘中、政府の特殊部隊に所属する七条明日花と出会い、共闘することになるのだが――楓は明日花を庇い運…

変愛サイケデリック 2 (電撃文庫) [感想]

円馬佐那が女だということがバレてしまった。 千光生徒会の原犀斗は、正義を重んじるあまり正義に寄生する“完璧常人”。佐那の秘密を知った彼は、全校生徒を巻き込む『千光大会議』で佐那の退学を要求するが、そこに佐那の親友である理子が立ちふさがる。 お…

人類よ私に奉仕なさい (一迅社文庫) [感想]

すべての知的生命体は「支配種族」と「奉仕種族」に分類される。人類は最近発見された知的生命体なので、「奉仕種族」として「支配種族」に奉仕する義務があるらしい。主人公である冥の元に現れた「支配種族」の仮子さんは、人類に奉仕契約を要求する。 学園…

トカゲの王 1 (電撃文庫) [感想]

アクセラさん、何やってるんですか。 ――と読んだ人は一様に思ったことでしょう。口絵を見てもらえれば分かりますが、どこかの禁書に登場する人と似ています。もっとも、似ているだけで彼自身は性格からして似ても似つかない。 まず始めに言っておくと、異能…

彼女に耳としっぽがついてる理由を説明できない。 (MF文庫J) [感想]

神社の息子である草壁悠人は、ある日金色の髪を持つ少女を助けるのだが、その少女には記憶がなく、記憶の代わりにネコミミが生えていた。彼女の正体とは――。 キャラクターが可愛らしい。 可愛らしいのだけれど、話のテンポが早いので魅力が全ては伝わってい…

響空のエレメントバレット1 (富士見ファンタジア文庫) [感想]

旅商人の少女リオナは、辺境の街セファルトでウィルという青年に出会う。彼はコヨーテカンパニーという会社を営んでいるのだが、街で騒動ばかり起こす彼らに仕事の依頼は来ない。それを見かねたリオナは、今にも潰れそうな会社の立て直しをはかることに。 コ…

赤鬼はもう泣かない (ガガガ文庫) [感想]

第5回小学館ライトノベル大賞 審査員特別賞受賞作 女子の二の腕おいしかったです。西遺大豪はクラスの女子の二の腕を舐めるという奇行から、あれよあれよという間に田舎の中学校に転校することになる。しかし、今度は新しい学校で隣の席になった喪庭ここめに…

魔王なあの娘と村人A 幼なじみは勇者です (電撃文庫) [感想]

人には個性があるが、稀に「個性者」と呼ばれる特殊な個性をもった人間がいる。個性者は戦士や魔法使いといった個性を持っていたりするのだが、大抵の人間は村人くらいにしかなれない。主人公はそんな村人の一人なのだが、何故だか魔王の個性を持った竜ヶ峯…

少女と移動図書館 (集英社スーパーダッシュ文庫) [感想]

ついのべ。 Twitterでつぶやかれた物語がライトノベルに――と言われてもニュアンスが様々に分かれるとは思うので、まずはあとがきを読んでみることをオススメしますし、内容を少しでも見れば作品がやりたいことがわかるかと思います。 そんな自分はニュアンス…