Infinity recollection

ライトノベルを中心に感想を載せているサイト。リンク+アンリンクフリー。

★★★

ファイヤーガール〈下巻〉(TYPE-MOON文庫) [感想]

これで三分の一を読み終わったということになるのでしょうか。下巻では虚惑星(ヌテラ)の未踏破地区を調査しに行ったところで、事件に巻き込まれてしまう話。 上巻にあった狼と人影が関わってくるのだけれど、未開の地で危機に直面することで、冒険している…

ファイヤーガール〈上巻〉(TYPE-MOON文庫)[感想]

なにやら面白そうなものが売っていたので購入しました。 物語は、帰宅部を貫いてきた日ノ岡ほむらが、剣道少年の東野巧に探検部なる怪しい部活に誘われるところから始まっていくのだけれど、読んでいて子供のときに感じた新しいことが始まる予感というか、ワ…

白銀の救世機 (MF文庫J) [感想]

第8回MF文庫Jライトノベル新人賞 最優秀賞受賞作 良く出来ている。荒削りではありますが、最優秀賞を受賞するだけのことはあります。世界が荒廃しており、新人類が地球で細々と暮らしている。雪で閉ざされた未来の世界。そんな世界観を違和感なく読ませてく…

ヒメこえ (MF文庫J) [感想]

妹が声優にスカウトされたことから物語り始まる。主人公は妹の付き添いとして声優業界に関わっていくことになるのだが、そこまで深く関わるわけでもなく、学生生活を送りながらののんびりとした日常が描かれる。 登場する女の子たちは誰もが主人公の航に好意…

魔法科高校の劣等生(8) 追憶編 (電撃文庫) [感想]

妹と兄の関係が構築される前。 棘のある深雪から、兄を尊敬する深雪に。 けれど本質は変わっていないのでしょうね。相変わらずイチャイチャしています。 達也強いですね。これは誰も勝てないですね。こちらも相変わらず理不尽に敵がやってきますが、前々から…

盟約のリヴァイアサン (MF文庫J) [感想]

学園ファンタジーにバトル、そして――ちょっぴりエロ。 著者の新作ということで購入。某神殺しシリーズでは派手に歴史的建造物を破壊していくけれど、世界観が違うというのもあるが今のところ、そこまでの大量破壊は起こっていない印象。こちらの方がより学園…

アウトブレイク・カンパニー 萌える侵略者5 (講談社ラノベ文庫) [感想]

ファンタジー世界でロボットアクション。 みんな良い具合にオタク文化に毒されている。思考回路が中二病とロマンに溢れているので、窮地に追い込まれたときのギミックとか大逆転するための変身機構とか用意しちゃう。そんな熱さが大好きです。 物語としては…

Tとパンツとイイ話3 (MF文庫J) [感想]

完結。 面白かったのだけれど、ここで完結。著者の提供する笑いのセンスは素晴らしく光っていたので、そのコミカルさをもっと味わっていたいという思いもあるのだけれど、下手に長引かせるよりは綺麗に完結した方が気持ち良い。 物語は各登場人物に見せ場を…

銀の十字架とドラキュリアII (富士見ファンタジア文庫) [感想]

ルシュラに終始振り回されていました。 エロコメを前面に押し出しているのだけれど、主人公の緋水が右から左にと巧みに受け流してくれるので読んでいて清々しい。エロイのに清々しいというのも変だが、そうなのだから仕方がない。 これが下手に照れたりする…

も女会の不適切な日常1 (ファミ通文庫) [感想]

ハーレムラブコメかと思ったらサイコホラーだった。 序盤は日常系ラブコメの体で物語が進んでいくのだけれど、途中から雲行きが怪しくなる。ある事故に巻き込まれることで、未来を変える必要が発生した主人公が、偶然にも世界改変の力を与えられたことで、ど…

剣澄むーTSURUGISMー (このライトノベルがすごい! 文庫) [感想]

第3回このライトノベルがすごい!大賞 優秀賞受賞作 よく出来ている。物語に一本筋が通っているし、文章も読みやすくまとまっている。これまで読んできた受賞作の中でも抜群に安定している印象を受けた。 魅力的だったのは世界観。現代の東京に、江戸時代の…

ドリーミー・ドリーマー (MF文庫J) [感想]

第8回MF文庫Jライトノベル新人賞 佳作受賞作 予想外にシリアス。 ゲームの世界に入った主人公が、永遠と終わらないループ世界でラブコメをするという世界観だと思っていたので、レーベル柄もあり明るい話かと思っていたのだけれど、真面目。もちろんラブコメ…

デーゲンメイデン 2.池袋、穿孔 (富士見ファンタジア文庫) [感想]

サンシャインシティが真っ二つ。 草薙の剣さん強烈ですね。行動原理は日本のために――なのだけれど実現しようとする手段が過激で、尚且つ本人も神話級Dアームだから過激な内容であろうとも実現できる力があるという、厄介極まりない武器。厳重に封印されてい…

オレを二つ名(そのな)で呼ばないで! (このライトノベルがすごい! 文庫) [感想]

中二病がいっぱい! 生徒が二つ名をつけることで異能を発現する学園を舞台に、間違って不名誉な二つ名をつけてしまった主人公の新が、自らの二つ名を返上して別の二つ名を貰うべく、学園主催のバトル大会で優勝を目指す物語。 良いなと思ったのは悪い奴がい…

ロゥド・オブ・デュラハン (このライトノベルがすごい! 文庫) [感想]

ダークファンタジー。 とにかく人が死んで、ひたすら暗くて重い物語。そんな中で、死を告げる精霊であるところデュラハンを上手いこと料理して「生と死」を描いている作品。 死人は生き返ったりしないのが世界の法則だけれど、それを捻じ曲げる死霊術。死者…

憑物語(講談社BOX) [感想]

シリーズファイナルシーズン。 阿良々木暦の為の阿良々木暦にささげる壮大なる前フリ。 オチなんてあって無いようなもの。ひたすら妹たちとイチャイチャして、全裸見ておっぱい触ってたら話の主軸にいきなり放り込まれ、余接がUFOキャッチャーされて幕が下り…

ココロコネクト アスランダム 上 (ファミ通文庫) [感想]

完結編。 ココロコシリーズもついに終わりを迎えますか。これまで様々な現象に振り回されてきた文研部でしたが、その度に仲間と力を合わせることで乗り越えてきた。ここからどのような現象が待ち受けているのかと思いきや……、これは予想外でした。 確かにア…

アニソンの神様 (このライトノベルがすごい! 文庫) [感想]

アニソンは素晴らしい。 日本に留学してきたドイツ人エヴァが、学園祭でのアニソンライブを目指して奮闘する物語。高校生でアニメソングというと、一般的には奇異される傾向にあるのが現状ですが、海外からみるとクールに映ることもある。 クラスメイトが若…

棺姫のチャイカV (富士見ファンタジア文庫) [感想]

上巻。 これ、フレドリカがいなかったらどうするんだろう……。空中要塞へ進入するとき然り、中での行動然り、トールだけじゃとっくに死んでいると言いますか、フレドリカがいて初めてどうにかなってる気がします。 というか、彼女何でもありなので、彼女自身…

機巧少女は傷つかない9 Facing "Star Gazer" (MF文庫J) [感想]

ブリュー家再興の為に――。 シグムントが死んだことにココまで悲しくなるとは思わなかった。涙腺が脆くなっているということなのか。シャルがその衝撃と共に錯乱するわけだけれども、彼女と同じく自分が涙を浮かべるほどシグムントに愛着を持っていたことに驚…

学戦都市アスタリスク 01.姫焔邂逅 (MF文庫J) [感想]

迷子になっちゃう方向音痴な紗夜が可愛い。 ローテンションの静かなキャラクターなのだけれど、主人公に対しての好意は初っ端から隠しきれないですし、幼馴染ですし、何より受け答えのキレがいい。可愛いポイントを押さえているのが良く出来ている。例えば上…

氷結鏡界のエデン10 黄昏讃歌‐オラトリオ・イヴ‐ (富士見ファンタジア文庫) [感想]

作品のつながりに世界観が一気に広がったなーという印象。 イリスと凪が登場したことで、二人の運命に何があったのかと驚きましたし、黄昏シリーズは読んだことがありませんが、登場人物たちの壮絶な運命は伝わってきた。著者の作品群を大いに使って、今後へ…

楽聖少女2 (電撃文庫) [感想]

二百年前のウィーンへとやってきて、ゲーテとして生きていくこととなった主人公ユキ。その時代では何故だかベートーヴェンが女の子になっていて――音楽史を紐解きながらユキとルドヴィカの成長を描いていく本作。 フランス軍の進攻が迫るウィーンで逃げようと…

俺の妹がこんなに可愛いわけがない(11) (電撃文庫) [感想]

回想編。 京介が思いのほか熱くて痛々しい……。本当に同一人物なのかと思えるほどに熱いバカ。クラス委員だからと皆のお節介を焼き、悩み事を解決するために奔走する。高校生の京介はクラスで目立たないけれど、中学生の京介は良い意味でも悪い意味でも目立っ…

青春ラリアット!!(4) (電撃文庫) [感想]

サメ倒したぁああああ! 月島のハイスペックバカぶりを大いに楽しませてもらいました。クイズでは珍答を繰り返し、パワー勝負では力自慢のスラッガーを押さえ込む。体育で行ったバレーボールで月島だけアタック禁止とは、運動神経を超越したところにいる男で…

クロクロクロック1/6 (電撃文庫) [感想]

本物の拳銃を販売してしまったことから巻き起こる群像劇。 探偵は拳銃を回収しようと奔走し、引き篭もり少女は社会復帰を頑張り、殺し屋は目標の暗殺へ。陶芸家は個展への出品を急ぎ、小学生の少女はランキングをつけ、高校生は片思い中。様々な人の様々な思…

アウトブレイク・カンパニー 萌える侵略者4 (講談社ラノベ文庫) [感想]

異世界で映画を撮ったらどうなるのか。 YouTubeでノンフィクション少林サッカーが流出してしまったことで、ネット上は祭り状態。自衛隊が関わっていることまでバレてしまい日本政府はその対応に四苦八苦。そこで、慎一は異世界で映画を撮影し、その映像をわ…

テンプテーション・クラウン 5 (集英社スーパーダッシュ文庫) [感想]

収まるところに収まりましたね。どうにもならない絶望で終わる話も好きですが、やはり最後は幸せになって欲しいので、予想通りではありますが満足です。 彩姫がすごく頑張っている。終始、彩姫がキーとなって物語が動いていた気がします。ルビィは暴走してい…

デート・ア・ライブ5 八舞テンペスト (富士見ファンタジア文庫) [感想]

双子の八舞姉妹を同時にデレさせろ。 修学旅行に行くことになる士道だったけれど、大人の力で旅行先を変更されるって不幸。士道としては、耶倶矢と夕弦をデレさせないといけないので、修学旅行も何もないのだから場所なんてどこでも良かったのだろうけれど、…

クロス・エデン2 魔法王国ミシュリーヌ編(後) (このライトノベルがすごい! 文庫)

さっちゃん。 篠崎さんの性格が激変します。主人公に対して好意を隠さなくなるので、笑顔がまぶしく可愛らしい。ラブコメの王道を詰め込んだやり取りに、思わずニヤニヤして読んでしまう。 しかしながら、篠崎さんのデレは唐突なので、何でそうなったと読ん…