Infinity recollection

ライトノベルを中心に感想を載せているサイト。リンク+アンリンクフリー。

ガガガ文庫

【感想】ストライクフォール (ガガガ文庫)

【ストライクフォール (ガガガ文庫)/長谷 敏司】雄星は天才と言われる英俊に対して凡人の諦めにも似た感情を抱いているのだけれど、英俊はそれが許せない。だから英俊は憎まれ口を言いたくもなる。けど雄星から... →https://t.co/FRwZgXkPqI #bookmeter— 水…

妹さえいればいい。 (ガガガ文庫) [感想]

またとんでもないモンスター作品を生み出してしまいましたね。やはり平坂読先生は天才に違いない。「ねくろま。」ではヒロインが常にハダカという画期的なアイデアからホラー系ヒロインを読ませてくれましたし、「僕は友達が少ない」は言わずと知れた残念系…

未確認未来少女 (ガガガ文庫) [感想]

文章を読んだときの感覚が美少女ゲームっぽいなと感じました。主人公とヒロインの台詞に対して選択された言葉、脇役の登場の仕方と物語への展開などがそうですが、特に意識させられるのはキャラクターがおどける場面やツッコミを入れる場面など、所謂、コミ…

やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。7.5 (ガガガ文庫) [感想]

短編集。 表紙のかわいい女の子は誰かと思ったら、三浦さんでした。本編では怖い印象がある彼女だけれど、表紙からはそれを感じない。葉山がそうであるように、実は三浦さんも色々とスペックが高いのかしら。雪乃と比べてしまうのは駄目だけれど、低いって描…

恋に変する魔改上書 (ガガガ文庫) [感想]

第7回小学館ライトノベル大賞 優秀賞受賞作 表紙はどこかで見たことがある絵柄だなと思うのだけれど、別の人だからびっくり。ふわっとしている可愛らしいイラストが印象的。 物語はラブコメの体を成しているけれど、言い方が悪いかもしれませんがそれだけで…

やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。7 (ガガガ文庫) [感想]

修学旅行編。 文化祭のごたごたでクラス内でのポジションが危うくなった八幡ですが、そんな中で修学旅行なる学生のお楽しみイベントの季節がやってくる。班決めに始まり、新幹線、バスの席決めまで重い重い。苦行でしょう、これは。 葉山グループの戸部の恋…

やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。6 (ガガガ文庫) [感想]

これは凄い。卑屈で皮肉な八幡の思考形態をもって、弛んでなめ腐った文化祭実行委員会をぶっ破壊して創造し直した。目の覚めるような口撃は、鬱憤の溜まりきった読み手に爽快感と達成感を与えてくれる。しかしながら、その方法と周囲の反応は気持ち悪く、醜…

やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。5 (ガガガ文庫) [感想]

短編集。 八幡の夏休みを描いているのだけれど、そもそもボッチだから外に出ることがない……悲しい。それでも遊びに誘われたり何だかんだで外出している八幡は、自分で思っているほどに友達少ないわけじゃない、きっとリア充。でも冷静に考えると、妹の小町ば…

ドラゴンライズ 3 (ガガガ文庫) [感想]

重力操作で跳躍し、穂先拡張で剣の質量を増大させ、巨剣片手に竜に挑む。相手となる竜は戦えば雷やら炎やらの特性があるし、人語も喋るしで物語には深みが出る。剣と魔法のファンタジーとしてよく出来ていると思いますし、大好きな世界観。 正直、惜しいなー…

猫にはなれないご職業 (ガガガ文庫) [感想]

第 6 回小学館ライトノベル大賞 優秀賞受賞作 代々陰陽師として活躍した藤里家の猫又であるタマは、藤里家の末裔である桜子には自分が猫又ということを隠し、普通の猫として接する。加えて、桜子は自分が陰陽師の末裔であることさえ知らないのだが、それは祖…

こわれた人々 (ガガガ文庫) [感想]

第 6 回小学館ライトノベル大賞 優秀賞受賞作 主人公である向井は、人と関わりを持とうとしない高校生。学校では変人、奇人扱いされ、イジメられているわけではないが、クラスからは浮いている。深く関わらない方がいいというのが、クラスの中での共通見解。…

うちの魔女しりませんか? 3 (ガガガ文庫) [感想]

この男、ヒマラヤをなめすぎている。 第一巻の主人公だった文哉が再登場。また別の主人公で物語が展開されるのだろうと思っていただけに、驚きでした。ミラとの別れを経験して成長した文哉は、父が行方不明となったヒマラヤを目指して旅に出る。 凄い山の知…

女子モテな妹と受難な俺 4 (ガガガ文庫) [感想]

四国八十八箇所巡りを計画する明日太だったが、一緒に行くはずだった比叡と高野は、淫魔の罠という名の裏切りで行けなくなり、何故だか妹たちと旅行をすることに。 随所に青春18きっぷなどの懐かしの学生旅行を彷彿とさせる会話がありました。説明が詳しすぎ…

やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。4 (ガガガ文庫) [感想]

八幡が面白すぎる。夏休みで葉山のリア充グループと夏休みイベントをこなすことになるのだけれど、八幡はぶれない。いっそ清々しく突き抜けるほどに残念さをかもしだすのはもはや才能。そのうら寂しい背中と絶望した思考には頭が上がりません。 とはいえ読ん…

ドラゴンライズ 2 (ガガガ文庫) [感想]

シェリーが可愛らしかった。 ――あとがきにのってみたけれども、シェリーよりアイの方が可愛い。唯一、フレイクの正体を知っているのがアイなので、自然とフォローする立場にあります。そのため、二人の距離が近い。今回はノラたちと別行動することにもなるの…

羽月莉音の帝国 10 (ガガガ文庫) [感想]

完結。 日本と戦争することになった革命部。初っ端からミサイルの嵐で、艦隊と基地を破壊していく様は凄かった。また、それ以上に、人類の敵だと批判され、あること無いこと情報操作される恒太の存在感といったらない。物語が進むごとに凶悪になっていく恒太…

競泳戦隊ミズギーズ (ガガガ文庫) [感想]

うーん、自分には合わないようだ。 また凄いものを送り出してきたなガガガ文庫さん……、というのが正直なところだろうか。これは他のレーベルから世に送り出されることがなさそうだ。 戦隊ヒーローモノのノリで、競泳水着を着た少女たちが悪と戦っている――戦…

人生 (ガガガ文庫) [感想]

強烈なタイトルに驚くけれど、中身も斬新な作品。 登場人物たちが、持ち込まれたお悩み相談をひたすらに解決していくというもの。各々が自分の意見を出し合って、最終的にどうするべきなのか議論するのだけれど、真面目にお悩みに答えているようには見えない…

ボンクラーズ、ドントクライ (ガガガ文庫) [感想]

痛い、心が痛い。これが青春だ。 1999年、インターネットどころかケータイすらそれほど普及していなかった時代。片田舎の高校にある映画研究部は、映画研究部とは名ばかりの特撮ヒーローごっこに興じる「撮らない」映画研究部だった。そこに所属する佐々木と…

やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。3 (ガガガ文庫) [感想]

八幡――、お前はそろそろ人を信じてみても良いんだよ? 部活をやるようになって少しは変わったかと思いきや、ぼっちの中のぼっちである八幡の背中には、これまでに増して寂しさと哀しさを感じずにはいられなくなってきた3巻。八幡を意識し始めた由比ヶ浜が、…

羽月莉音の帝国 9 (ガガガ文庫) [感想]

革命編。 世界の頂点に君臨する面々から、直々にメンバーに誘われた莉音に巳継たち革命部だったが、当然のように誘いを断るのは凄い。ここでメンバーに加われば、巨万の富を未来永劫手に出来るも同義だし、世界をコントロールする側に回れる。 けれど、革命…

ドラゴンライズ (ガガガ文庫) [感想]

人と竜が争う世界。その世界で、ギルド「グライズ」に所属する剣士ノラと魔導師アイの凄腕姉妹コンビ+半人前の双剣士フレイクは、竜に怯える町を守護していた。ある日、竜に襲われていた剣士を助けることになった三人だったが、助けた剣士は王宮警備隊で――…

とある飛空士への夜想曲 下 (ガガガ文庫) [感想]

何度鳥肌が立ったかわからない。 レヴァームと天ツ上の戦争が描かれていくのだけれども、開戦したときは優勢だった天ツ上が、戦いが長引くごとに劣勢になっていく。それでもパイロットとして戦闘機に乗り続ける千々石の姿に心打たれた。 国の豊かさから、生…

灼熱の小早川さん (ガガガ文庫) [感想]

炎の剣と氷の剣。 問題児がいるわけでもないごく一般的なクラスにも関わらず、学級崩壊の足音が直ぐ近くまで忍び寄る。それを権力と正義でまとめようとする小早川さんが熱い、熱すぎる。彼女は誰よりも強く不器用で一生懸命。 校則や不正には容赦が無い小早…

女子モテな妹と受難な俺 3 (ガガガ文庫) [感想]

凛世が可愛い。 小麦がメインのお話ではあるのだけれど、中盤辺りから絡んできた凛世が可愛らしすぎた。元々は妹が大好きで、妹と付き合うために明日太に近づいたわけだけれど、今や目的が明確に変化している。表向き妹と付き合うためだと言うが、本音では明…

羽月莉音の帝国 8 (ガガガ文庫) [感想]

究極の金儲け法。 ロシアとの経済戦争を何とか生き残った巳継たち革命部グループだったけれど、国際商業銀行の資金は底をつきかけていて、グループ内で帳尻を合わせるような状態。毎日二兆円ほどが借金として消えていく。このままでは経営破綻が待っているの…

恋のキューピッドはハンドガンをぶっ放す。 (ガガガ文庫) [感想]

比嘉財閥の御曹司である銀史朗は性格の捻くれた学生で、そんな彼を教育するために父親から送り込まれた護衛が戦場帰りの美少女、神尾紅羽。アフガン、イラク、ソマリアと戦地を渡り歩いてきた紅羽は、日本の平和には慣れていないので常識がない。 そんな紅羽…

うちの魔女しりませんか? 2 (ガガガ文庫) [感想]

魔女の少女と人間が出合い、別れる物語。 前作と時間軸は同じく、平行するように描かれる。なので魔女が絶滅危惧種に指定されていて、保護されているというのも同じで、最後の魔女が亡くなったというのも同じだ。つまり、前作を読んでいればオチは最初から見…

とある飛空士への夜想曲 上 (ガガガ文庫) [感想]

とある飛空士への追憶の後日譚。 レヴァーム皇国軍の飛空士である海猫のライバル、ビーグル。天ツ上海軍の撃墜王である千々石武夫を主人公に、中央海戦争の顛末が描かれる。一度は海猫に敗れたビーグルだけれど、もう一度戦うために戦場を翔ける。 物語りは…

罪都B×B (ガガガ文庫) [感想]

微妙。前作もそうでしたが、著者とは合わないのだと再認識しました。 どの場面を読んでみても、登場人物の行動が唐突すぎるように映ってしまい何故その行動をしているのかまで理解が追いつかない。主人公は戦ってばかりなのだけれど、戦う意味が見えてこない…