Infinity recollection

ライトノベルを中心に感想を載せているサイト。リンク+アンリンクフリー。

コミカル

明智少年のこじつけ1 (ファミ通文庫) [感想]

第13回えんため大賞 優秀賞受賞作 タイトルどおり、明智少年のこじつけだ。高校生の明智の元には、日々、トラブルが持ち込まれてくるわけだけれど、これを探偵よろしく解決していく――力技で。どんな事件であろうとも、犯人は必ず明智の幼馴染である小林くん…

正捕手の篠原さん 2 (MF文庫J) [感想]

ぬるい、ゆるゆるとした雰囲気が魅力だ。 野球をひたすらやらないラブコメ展開が楽しいです。作中では練習試合などもあるのだが、とにかく野球をしていない時間が多いので気軽に読めて、明るくさせてくれるので読みやすい。 深見の可愛らしさが増している。 …

絶対服従カノジョ。 1.いいか、魔眼はつかうなよ? (富士見ファンタジア文庫) [感想]

第23回ファンタジア大賞 銀賞受賞作 高校の入学式、主人公の伊織を指差して騒ぎ出した少女マナ。彼女曰く、伊織のことを何としても服従させたいのだという。仮にも、入学式の途中なので、周囲が暴走を止めるかと思いきや、何故だか校長までも伊織を捕まえよ…

人生 (ガガガ文庫) [感想]

強烈なタイトルに驚くけれど、中身も斬新な作品。 登場人物たちが、持ち込まれたお悩み相談をひたすらに解決していくというもの。各々が自分の意見を出し合って、最終的にどうするべきなのか議論するのだけれど、真面目にお悩みに答えているようには見えない…

ちょこプリ!1.巨人になった日 (講談社ラノベ文庫) [感想]

本を開くと目の前に現れたのは身長20cmのお姫様。小さいけれども強気なお姫様は、主人公である蛍介の唇をかってに奪って主従契約を結んでしまう。親や友人に見つからないように小さな住人との日常が始まるのだが、お姫様を狙って刺客が次々とやってくるから…

泳ぎません。 2 (MF文庫J) [感想]

プールサイドで展開される日常コメディ。 これまで女の子の視点で描かれていた物語が、脇役かつ重要なキャラクターであることを匂わせていた少年、神の視点で描かれていくのでこれまた違った楽しさが味わえる。特に、女の子たちの会話ではなく、神対ヒロイン…

青春ラリアット!!〈3〉 (電撃文庫) [感想]

相変わらずバカばっかりだな、そんな貴方たちが大好きです。 黒木がメインのお話だったけれども、この男をメインに据えたらそれはもう楽しくなっちゃう。思わず表現が軽くなっちゃうくらい楽しくなっちゃうよ。黒木、カレー食べすぎ。胸を張ってならぬ、腹が…

魔法使いなら味噌を喰え! (講談社ラノベ文庫) [感想]

第1回講談社ラノベ文庫新人賞 大賞受賞作品 魔法の存在が明らかになって100年。人類は科学と共に、科学を凌駕する力として魔法を活用していった。しかし、魔法抑止物質「MISO」――the Material of an Impedimentto the Sorcerer’s Ordersが発見されたことで、…

僕は友達が少ない ゆにばーす (MF文庫J) [感想]

『僕は友達が少ない』公式アンソロジーノベル。 す、すごい、何だこの残念率は……。レーベルを超えて描かれている「はがない」の世界。アンソロのはずなのに、そのエピソードも安心の残念具合で本編にあってもおかしくない話が続く。そんな中、原作者が一番は…

アキハバラヴァンパイアナイト 2 (MF文庫J) [感想]

こいつら、毎日を楽しんでるなー。 登場人物たちがサブカルチャーに対して理解がありすぎるといういか、愛にあふれているというか。読んでいてキャラクターの明るい感情が伝わってくる。今回は雫の所属するSSAの隊長、ギラが日本にやってきたことから、カズ…

ヘヴィーオブジェクト 死の祭典 (電撃文庫) [感想]

スポーツ戦争。 全世界がしのぎを削るスポーツの祭典、テクノピック。スポーツの祭典とは言えど、そこは各国の思惑が入り混じるパワーバランスを図るための代理戦争に他ならない。「資本企業」の航空PMCに所属する少女が与えられた任務は、テクノピックで好…

嘘つき天使は死にました! (集英社スーパーダッシュ文庫) [感想]

第10回スーパーダッシュ小説新人賞 特別賞受賞作 小説家志望のネガティブな青年である夏彦は、ある日空から降ってきた天使に出会う。出来るだけ関わらないようにするも、天使は絡むのを止めてくれない。根負けした夏彦が付きまとう理由を問いただすと、どう…

Tとパンツとイイ話 (MF文庫J) [感想]

第7回MF文庫Jライトノベル新人賞 優秀賞受賞作 朝起きたら、抱き枕と頭が融合していた。取ろうにも枕まで神経が通っているらしく、無理に取ることは出来ない。仕方なく奇抜な髪型ということで押し通して学校に登校しようとするが、幼馴染や親友に触れたら彼…

正捕手の篠原さん (MF文庫J) [感想]

第7回MF文庫Jライトノベル新人賞 審査員特別賞受賞作 明神学園野球部の篠原守は優等生でメガネで、不動の正捕手。彼を中心に、野球部のまったりとした日常が描かれていく。そんな守がバッテリーを組むのは人気者で女子にモテる綾坂真琴。けれど、真琴はある…

ドS魔女の××× (このライトノベルがすごい!文庫) [感想]

第2回『このライトノベルがすごい!』大賞 優秀賞受賞作 魔界に住む魔女である灰咲クレアは、ある日、同居人のサキュバスからどんな願いも叶えられる魔法の存在を聞かされる。何でも、その発動方法とは「千人の処女を発情させる」ことらしく、さっそく女子高…

楠木統十郎の災難な日々 ネギは世界を救う (電撃文庫) [感想]

こまけぇことはいいんですよ。 楠木統十郎は気がついたら死んでいた――。自称、高次元生命体の猫耳ロリが言うには、己の存在をアノマリーというバグに世界ごと飲み込まれてしまい、アノマリーを倒さないことには永遠と死んだままらしい。猫耳ロリのミスで被害…

キノの旅〈15〉 (電撃文庫) [感想]

フォト良かったですね。 不幸な境遇からなので幸運とは言えないかも知れないけれど、選んだ国が良い国で良い人が沢山いたのは幸運でした。大金持ちになるのもそうですが、写真のことを勉強していつの間にか写真屋さんになるという流れは綺麗。 キノやシズた…

美少女を嫌いなこれだけの理由 (このライトノベルがすごい!文庫) [感想]

第2回「このライトノベルがすごい!」大賞 栗山千明賞受賞作 何だこれは……。 読み始めからして理解が追いつかなくて頭がクラクラしてくる。とんでもない設定をぶっこんできたなというのが素直な感想で、そんなことでいいのか美少女よ、と言ってやりたくなる作…

泳ぎません。 (MF文庫J) [感想]

水遁の術。 ひたすらプールサイドで繰り広げられる少女3人の会話劇。タイトル通りに本当に泳いでない。仮にも水泳部のはずなのに、スク水は着ているというのに全く泳いでない。ましてやプールを泳がず歩くとはどういうことか。もう、とことん泳いでないよ、…

僕は友達が少ない7 (MF文庫J) [感想]

あれ……文化祭やってる。 隣人部として、どんな催し物をやるのか考える小鷹たちだったが、今回はまともに文化祭やれている気がする。いや、いつものように残念には収まっているのだけれど、そこまで残念というわけでもないような。物語が終盤に向って動き出し…

丘ルトロジック3 女郎花萩のオラトリオ (角川スニーカー文庫) [感想]

あれ、蜂須さんカッコイイ。 変態しかいないのは相変わらずなわけだけれども、蜂須が格好良いのは意外でした。今までマゾという印象しかなかったので、そんな面もあるのかと。誰よりも人に嫌いになって欲しくて、誰よりも人に優しい。美少女ゲームを語る蜂須…

放課後のアディリシア 百億の魔女語り外伝 (ファミ通文庫) [感想]

外伝。 アルトの視点からでしか語られていなかったアディリシアが、ジノの視点から語られることで随分と印象が変わってくる。優秀だけれど融通が利かないというか、厳しい。そして、理不尽でちょっと変。冷たい印象を受けました。 物語はそんなアディリシア…

アキハバラヴァンパイアナイト (MF文庫J) [感想]

七位連一さんの新作。 ホームステイでやってきた吸血鬼の兄妹に面食らうカズマだったが、兄妹は日本のサブカルチャー好きのオタクだった。二人に振り回されながら、オタクな日常に付き合わされるカズマ。そんなカズマの元に、幼馴染の雫が返ってきたから大変…

フルメタル・パニック! マジで危ない九死に一生? (富士見ファンタジア文庫) [感想]

短編集、懐かしい。相変わらず上手いですし、読みやすい。笑い話から切ない話までバランスよく配置されております。 与太者のルール(前)(後) サバゲー同好会を作りたい者たちと、宗介がサバゲーで戦うことに。サバゲーに対して知識のない宗介は、とりあ…

青春ラリアット!! 2 (電撃文庫) [感想]

やっと帰ったかコノヤローッ! 全治一ヶ月の怪我を、一週間で退院できるまでに超回復してきた月島は愛するべきバカでしょう。ましてや退院するや否や病衣のままで全校集会の壇上に上がってしまうのだからバカすぎる。前にもやっているから生徒たちもノリノリ…

獅子は働かず 聖女は赤く あいつ、真昼間から寝ておる (集英社スーパーダッシュ文庫) [感想]

駄目な子。 世界観がファンタジーなのにニート生活をおくっているという設定は珍しかった。主人公のユリウスは働かず勉強もせずという無職。毎日家に篭っては家事をするわけでもなく酒を飲み、ゴロゴロと怠惰な生活を続けています。 そんなユリウスと一緒に…

彼女に耳としっぽがついてる理由を説明できない。 (MF文庫J) [感想]

神社の息子である草壁悠人は、ある日金色の髪を持つ少女を助けるのだが、その少女には記憶がなく、記憶の代わりにネコミミが生えていた。彼女の正体とは――。 キャラクターが可愛らしい。 可愛らしいのだけれど、話のテンポが早いので魅力が全ては伝わってい…

オブザデッド・マニアックス (ガガガ文庫) [感想]

大樹連司さんの新作。 授業中、もしここにゾンビが襲ってきたら――。ゾンビ映画マニアの安東は日夜そんな妄想を繰り広げているのだが、クラスメイトと嫌々参加した合宿で、奇しくもその妄想が現実のものとなる。 ゾンビハザードが現実に起こったときにどのよ…

はたらく魔王さま!〈2〉 (電撃文庫) [感想]

店長代理。 日夜マグロナルドで仕事に励む魔王様なのだけれど、このたび店長代理に昇進。向かい側オープンしたセンタッキーフライドチキンに負けないように、職務をこなすのだが……。 相変わらず思うけれどもネーミングが面白い。物語に登場する企業はどこか…

僕は友達が少ない〈6〉 (MF文庫J) [感想]

残念無双。 小鷹の学校にも文化祭や体育祭の季節がやってきたが、隣人部の面々は一貫していた。文化祭とはリア充のためにあるイベントのことを指す。友達のいない人にとっては苦痛以外の何物でもない。 なら隣人部で参加するのはどうか、という思い付きから…