Infinity recollection

ライトノベルを中心に感想を載せているサイト。リンク+アンリンクフリー。

ハートフル

アリス・エクス・マキナ 01 愚者たちのマドリガル (星海社FICTIONS) [感想]

高性能アンドロイド・アリスが普及した未来。人間とロボットとの交流を描いていく作品なわけだけれど、語られた物語はタイトルの通りに終盤になるまで真相を分からせない丁寧な作りで優しくて儚い悲劇となっている。愚者とは果たして誰を指した言葉なのだろ…

神のゴミ箱 (メディアワークス文庫) [感想]

夏って怖い。夏休みって怖い。学生の夏休みって怖い。大学生の夏休みなんて最上級に怖い。羨ましいほどに何もしない。ちょっと不思議が起こるけれど基本何もしない。何でこんなに何もしていないのにキラキラ輝いて見えるのか。ただただ、青春という日々を過…

虹色エイリアン (電撃文庫) [感想]

虹子め、泣かせるんじゃないよ。年齢を重ねるごとに涙腺が弱くなってきている気がするけれど、それにしても良い涙を流させてくれる。ひやむぎはそこまで好きじゃないのに食べたくなったじゃないのよ。作中に流れる季節は夏だが、その茹だるような暑さを従え…

放課後のフェアリーテイル ぼくと自転車の魔法使い (電撃文庫) [感想]

杉原智則さんの新作。「烙印の紋章」は本当に傑作だったので、こうやって新作を発表してくれるのが嬉しいですね。タイトルからして殺伐とした物語でないと予想していましたが、読んでみた感想は「猫泥棒と木曜日のキッチン」とか「サイハテの救世主」っぽい…