Infinity recollection

ライトノベルを中心に感想を載せているサイト。リンク+アンリンクフリー。

ミステリー

そして、誰もが嘘をつく (電撃文庫) [感想]

豪華飛行船ティターン号での旅。少年アデルベールは小さなティッカと共に乗り込むが、この船には冒険家、女優、新聞記者、侯爵など個性豊かな人たちが乗り合っていた。そんな中で、世間を騒がす怪盗セニンから、青いダイヤをいただくという犯行予告が届く。 …

メグとセロン VI 第四上級学校な日 (電撃文庫) [感想]

オリエンテーリングで1位を目指す。 いつもの事件を解決する流れではなく、普段のメグとセロンの生活を描いている。写真部の本来のあるべき姿とでもいうべきなのか、健全に部活をしていた。 オリエンテーリングで部活同士が競い合うのだけれど、その中で出題…

この中に1人、妹がいる!3 (MF文庫J) [感想]

迫ってくる女の子の中に、一人だけ実の妹がいる。この妹が誰なのか判明させないことには、彼女が出来ない。――と流れは変わらずだけれど、ラブコメが更に広がった。 国立さんの破壊力が凄い。 これまであまり活躍がなかったからなのか、押しが強いどころか強…

神様のメモ帳〈6〉 (電撃文庫) [感想]

ニート探偵とナルミたちが立ち向かうのは、チャイニーズマフィア。 ラーメンはなまるに、ミンさんの親戚がやってくるのだけれど、その親戚というのはチャイニーズマフィアで。ミンさんの父親である花田勝が起こした事件の責任に、ミンさんが花嫁にされそうに…

ほうそうぶ2 (集英社スーパーダッシュ文庫) [感想]

前置きに、「2」とあるけれど、二巻ではありません。これが一巻。 高校生の皇沙門は名探偵を目指しているのだけれど、中々機会に恵まれない。そこで名探偵である親父への依頼を勝手に引き受けて解決してしまおうと考える。その依頼とはとある学校に出没する…

嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん10 終わりの終わりは始まり (電撃文庫) [感想]

そんな嘘で大丈夫か? みーまー完結。終わりの終わりは始まりということで、作品がテーマとしていたことは変わっていないのだなと感慨深いものがありつつ、ハッピーエンドで締め括られたことにホッとしている。 物語としては、トリックになるほどねと納得し…

“菜々子さん”の戯曲 小悪魔と盤上の12人 (角川スニーカー文庫) [感想]

前作が中学生だったのに対して、高校生編。 どのように続けるのかと思っていたら、高校生編としてシリーズが続くよう。二巻から読んでも話が理解できる安心設計ですし、短編集の連作形式みたいになっているので、こちらの方がよりマイルドになっていて読みや…

子ひつじは迷わない 走るひつじが1ぴき (角川スニーカー文庫) [感想]

第15回スニーカー大賞 大賞受賞作 ある学校の生徒会のメンバーが、そこに寄せられる悩みを解決していく物語。悩み相談を解決するにあたって、どこかミステリーの犯人を見つけるような要素があり、これに学園ラブコメにも発展しそうな雰囲気とが合わさる。 た…

生贄のジレンマ〈中〉 (メディアワークス文庫) [感想]

流石に上中下という三巻構成。 そんな中での真ん中という立ち位置の本作。正直に表現するなら長いという印象が終始付いて回った。 言い方が悪いかもしれないが、本編通して最終章のパワーゲームへの繋ぎに過ぎないので、そこに至るまでの過程が退屈だ。人数…

二年四組 交換日記 腐ったリンゴはくさらない (集英社スーパーダッシュ文庫) [感想]

第9回SD小説新人賞 佳作受賞作 パズル感覚の学園青春小説とあるけれど、まさにそれだった。最初は欠片だったものが徐々に組みあがっていき、後に完成する。流れは読んでいて楽しい。 本作は登場人物たちが交換日記をしていくことで、物語が進むのだけれど、…

生贄のジレンマ〈上〉 (メディアワークス文庫) [感想]

土橋真二郎さんの新作ということで購入。 相変わらずの著者らしさが出ていて良かった。人間の醜悪な部分が静かにゆっくり染み出しているのが、いい具合に気持ち悪いです。悪い本性が良く出ていました。 今回は卒業を間近に控えた高校三年生がターゲット。生…