Infinity recollection

ライトノベルを中心に感想を載せているサイト。リンク+アンリンクフリー。

ラブコメ

ご主人様は山猫姫 (12) 帝国再興編 (電撃文庫) [感想]

シリーズクライマックス。 ここまで来たかと感慨深い限りです。新刊が出るたびに喜び勇んで読んでいたけれど、シリーズとしてきっちりと物語を描いてくれたのは本当に素晴らしいことだなと。完結に向かって綺麗に作品が続いているのが分かるので、最近はこの…

アウトブレイク・カンパニー 萌える侵略者6 (講談社ラノベ文庫) [感想]

ミュセル。君は僕の心の清涼剤だよ。 作品の雰囲気を一気に変えてしまうのは流石ですね。いっそ美しいくらいに展開に無駄がない。慎一の補佐役、もといライバルとして光流という新キャラクターが登場するわけだけれど、表と裏、白と黒、オタクとして真逆の対…

召喚主は家出猫 (1)喚ばれてみれば最前線 (角川スニーカー文庫) [感想]

ブラック魔法発動。 異世界に召喚された主人公が、サバイバル技術と現代知識を応用して、思わぬ方法で敵に立ち向かう。想像していたよりもコミカルで明るく、ファンタジー世界での魔法の捉え方が面白かった。というのは、RPGなどでよくある炎魔法とか氷魔法…

ココロコネクト アスランダム下 (ファミ通文庫) [感想]

スーパーマンは駄目でも、ウルトラマンにだったらなれる! 一巻発売から追いかけてきたシリーズがまた一つ終わりました。最後まで不器用に青々とした青春を読ませてくれましたね。仲間を信じて、友達を信じて、けして諦めない不屈の前向き精神には、本当に強…

銀の十字架とドラキュリアIII (富士見ファンタジア文庫) [感想]

幽霊少女さん、かわいい。 ハーレム系ラブコメしていて、今回も楽しいです。新キャラとして幽霊の透子さんが登場するのだけれど、これがまた可愛らしい。ちょっとお茶目な性格のお姉さんキャラなのだけれど、主人公の緋水くんが思わず可愛いと呟いてしまうく…

やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。7 (ガガガ文庫) [感想]

修学旅行編。 文化祭のごたごたでクラス内でのポジションが危うくなった八幡ですが、そんな中で修学旅行なる学生のお楽しみイベントの季節がやってくる。班決めに始まり、新幹線、バスの席決めまで重い重い。苦行でしょう、これは。 葉山グループの戸部の恋…

不完全神性機関イリス3 三大世界の反逆者 (富士見ファンタジア文庫) [感想]

ミカエルさんは今日も可愛いです。 凪が相も変わらず鈍感なので、ミカエルを女の子として意識しつつも、機械人形としてのメンテナンスを自然とやってあげようとしたりする。顔を真っ赤にして恥ずかしがるミカエルさんと、その後に怒るミカエルさん。凪のこと…

ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか 2 (GA文庫) [感想]

ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか 2 (GA文庫)作者: 大森藤ノ,ヤスダスズヒト出版社/メーカー: ソフトバンククリエイティブ発売日: 2013/02/16メディア: 文庫 クリック: 17回この商品を含むブログ (17件) を見る

機巧少女は傷つかない10 Facing "Target Gold" (MF文庫J) [感想]

アニメ化決定。おめでとうございます。 ――いろり、可愛い。大好きなキャラクターだと前から言っていた気がするけれど、時代がやっと追いついてきたのでしょうか。もはや心の声がだだ漏れているいろりさんではありますが、雷真の妻になることを宣言するという…

蒼柩のラピスラズリ2 (MF文庫J) [感想]

遺産集めも順調に進んでいたようで、次は学園生活を描いていくのかなと思いきや、いきなり爆弾をぶち込んできました。物語が加速していくのは著者の持ち味ですので、今回も動かすなあと。七海さんの積極には、驚きです。 愛の告白から、お見合い。 回りくど…

学戦都市アスタリスク 02 銀綺覚醒 (MF文庫J) [感想]

星導館学園の序列第一位。 容姿は幼女でも年齢は大人というキャラクターは多い気がしますが、新ヒロインの刀藤凜綺は若干13歳にして序列一位の凄腕剣士。剣士なので性格も規律正しく怖いのかと思いきや、引っ込み思案で健気で思わず守ってあげたくなるタイプ…

再生のパラダイムシフト リ・ユニオン (富士見ファンタジア文庫) [感想]

第24回前期ファンタジア大賞 大賞受賞作 崩壊した世界で、衰退した人類と謎の生命体との生存競争を描く。近未来が舞台となった王道SFバトルファンタジー。 懐かしいな、読み終った時の感想やら気持ちはそれでした。世界観が持っている雰囲気、キャラクターの…

ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか (GA文庫) [感想]

第4回GA文庫大賞 大賞受賞作 この世界観は久しぶりな気がします。ファンタジーよりはゲーム寄りで、けれど流行のMMORPGよりはWizや世界樹に近い世界観。ステータスが設定として存在しているというのが面白いし、何より本来ならゲーム中には存在しないゲーム…

デート・ア・ライブ6 美九リリィ (富士見ファンタジア文庫) [感想]

まさかの男嫌い。 確かに男が嫌いな精霊もいるかもしれないないですからね。そういう意味では、今回の美九は本当に最悪の男嫌い精霊かもしれません。なまじ本人の能力が強いので、誰を相手にしようが負けようがない。一種、狂三のような性質をもった精霊です…

ヒメこえ (MF文庫J) [感想]

妹が声優にスカウトされたことから物語り始まる。主人公は妹の付き添いとして声優業界に関わっていくことになるのだが、そこまで深く関わるわけでもなく、学生生活を送りながらののんびりとした日常が描かれる。 登場する女の子たちは誰もが主人公の航に好意…

ご主人様は山猫姫11 南北雌雄決戦編 (電撃文庫) [感想]

帝国軍VS反乱軍 晴凛と長嶺帝の帝国軍と反乱軍の最終決戦。そんな中で展開される登場人物たちの生き様がやはり格好良い。これまで登場してきた全てのキャラクターに見せ場があるように、各々の戦いが描かれていくのは最後の戦いに相応しいし、感慨深い。 伏…

盟約のリヴァイアサン (MF文庫J) [感想]

学園ファンタジーにバトル、そして――ちょっぴりエロ。 著者の新作ということで購入。某神殺しシリーズでは派手に歴史的建造物を破壊していくけれど、世界観が違うというのもあるが今のところ、そこまでの大量破壊は起こっていない印象。こちらの方がより学園…

黒鎖姫のフローリカ (富士見ファンタジア文庫) [感想]

落胤(フォーキィー)どもの騒がしいこと騒がしいこと。 主人公が序盤で死ぬという衝撃的な展開から物語が始まっていくのだが、あとがきにもある通りほぼ屋内で進行していくお話は、シリアスなのにテンションが高くコミカルテイスト。故に読んでいて、アメコミ…

アウトブレイク・カンパニー 萌える侵略者5 (講談社ラノベ文庫) [感想]

ファンタジー世界でロボットアクション。 みんな良い具合にオタク文化に毒されている。思考回路が中二病とロマンに溢れているので、窮地に追い込まれたときのギミックとか大逆転するための変身機構とか用意しちゃう。そんな熱さが大好きです。 物語としては…

やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。6 (ガガガ文庫) [感想]

これは凄い。卑屈で皮肉な八幡の思考形態をもって、弛んでなめ腐った文化祭実行委員会をぶっ破壊して創造し直した。目の覚めるような口撃は、鬱憤の溜まりきった読み手に爽快感と達成感を与えてくれる。しかしながら、その方法と周囲の反応は気持ち悪く、醜…

Tとパンツとイイ話3 (MF文庫J) [感想]

完結。 面白かったのだけれど、ここで完結。著者の提供する笑いのセンスは素晴らしく光っていたので、そのコミカルさをもっと味わっていたいという思いもあるのだけれど、下手に長引かせるよりは綺麗に完結した方が気持ち良い。 物語は各登場人物に見せ場を…

水のマージナル (MF文庫J) [感想]

どこか違和感が……。 序盤から読んでいて違和感が凄かったのだけれど、どうやら著者はゲーム側の人みたいですね。不思議な読み難さの理由はここにあったようだ。ライトノベルだけれど、ライトノベルっぽくない。 キャラクターの反応、世界観と登場人物とのマ…

銀の十字架とドラキュリアII (富士見ファンタジア文庫) [感想]

ルシュラに終始振り回されていました。 エロコメを前面に押し出しているのだけれど、主人公の緋水が右から左にと巧みに受け流してくれるので読んでいて清々しい。エロイのに清々しいというのも変だが、そうなのだから仕方がない。 これが下手に照れたりする…

完璧なレベル99など存在しない (電撃文庫) [感想]

RPG大好きなゲーム廃人の主人公が、不思議な世界に迷い込む。そこは今までプレイしてきたゲームのキャラクター、ダンジョン、アイテムが複雑に入り乱れて存在する世界で――何故かレベル99だった主人公は、ゲーム攻略の為に動き出す。 サクサク読めて良いのだ…

も女会の不適切な日常1 (ファミ通文庫) [感想]

ハーレムラブコメかと思ったらサイコホラーだった。 序盤は日常系ラブコメの体で物語が進んでいくのだけれど、途中から雲行きが怪しくなる。ある事故に巻き込まれることで、未来を変える必要が発生した主人公が、偶然にも世界改変の力を与えられたことで、ど…

失敗禁止! 彼女のヒミツはもらさない! (MF文庫J) [感想]

第8回MF文庫Jライトノベル新人賞 優秀賞受賞作 あ、あれ……。優秀賞を受賞しているけれど、納得できないな。設定とラブコメに特化したところが評価されたのでしょうか、会話のテンポ感も良かったですしレーベルらしさはありましたが、ヒロインの性格がこれは…

ドリーミー・ドリーマー (MF文庫J) [感想]

第8回MF文庫Jライトノベル新人賞 佳作受賞作 予想外にシリアス。 ゲームの世界に入った主人公が、永遠と終わらないループ世界でラブコメをするという世界観だと思っていたので、レーベル柄もあり明るい話かと思っていたのだけれど、真面目。もちろんラブコメ…

ココロコネクト アスランダム 上 (ファミ通文庫) [感想]

完結編。 ココロコシリーズもついに終わりを迎えますか。これまで様々な現象に振り回されてきた文研部でしたが、その度に仲間と力を合わせることで乗り越えてきた。ここからどのような現象が待ち受けているのかと思いきや……、これは予想外でした。 確かにア…

機巧少女は傷つかない9 Facing "Star Gazer" (MF文庫J) [感想]

ブリュー家再興の為に――。 シグムントが死んだことにココまで悲しくなるとは思わなかった。涙腺が脆くなっているということなのか。シャルがその衝撃と共に錯乱するわけだけれども、彼女と同じく自分が涙を浮かべるほどシグムントに愛着を持っていたことに驚…

蒼柩のラピスラズリ (MF文庫J) [感想]

抜群の安定感。 文章が実に安定している。相変わらず、著者の持ち味とも言うべき主人公の独白は健在で、独特の間合いから放たれる台詞が面白い。物語のテンポにしても、緩急のバランスが絶妙。会話劇が繰り広げられたと思ったらシリアスに入り、またその逆も…