読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

Infinity recollection

ライトノベルを中心に感想を載せているサイト。リンク+アンリンクフリー。

竜は神代の導標となるか (電撃文庫) [感想]

エドワード・スミス先生の新作。内容は王道戦記モノでとても好みですし、「侵略教師星人ユーマ」を書いている作家さんですのでその文体と構成の読みやすさには確信がありますから安心して購入できますね。戦記モノといってもひとえに様々あるわけですけれど…

WORLD END ECONOMiCA (2) (電撃文庫) [感想]

ハルがどのように立ち直ったのか、そもそもどうやって話を続けてどこに着地しようとさせるのか気になっていたわけですが、二十歳になったハルは確かに成長していましたし、後悔や失敗から逃げずに立ち向かえる強さを得たように思います。それは一人で孤独に…

文句の付けようがないラブコメ2 (ダッシュエックス文庫) [感想]

頬の筋肉が緩むこと緩むこと。文章を読んでいてここまで身悶えるラブコメは文句のつけようがない。一巻のときから感じてはいたのだけれど、主人公である優樹とヒロインである世界の関係が何だか明治大正浪漫とでもいいましょうか。どこか古風な間柄や距離感…

グランクレスト戦記 (3) 白亜の公子 (4) 漆黒の公女 (富士見ファンタジア文庫)

やっと読めました。あとがきを先に読むことが多いので今回もその例に則ったわけですが、それによると上下巻構成となっているらしく本の物理的な薄さもあり、まとめて読んだ方が面白いという判断を個人的にしていたので4巻発売のタイミングで3巻を読み始めた…

星界の戦旗V 宿命の調べ (ハヤカワ文庫JA) [感想]

第一部完結。 待っていた。待っていましたよ続編。未完で終わると覚悟していただけに、単純に嬉しい。個人的に前作を読んだのは2,3年前だったと思うので、リアルタイムで読んでいた方々と比べると記憶は薄れていなかった模様。……まあ、それでもところどころ…

氷結鏡界のエデン10 黄昏讃歌‐オラトリオ・イヴ‐ (富士見ファンタジア文庫) [感想]

作品のつながりに世界観が一気に広がったなーという印象。 イリスと凪が登場したことで、二人の運命に何があったのかと驚きましたし、黄昏シリーズは読んだことがありませんが、登場人物たちの壮絶な運命は伝わってきた。著者の作品群を大いに使って、今後へ…

楽聖少女2 (電撃文庫) [感想]

二百年前のウィーンへとやってきて、ゲーテとして生きていくこととなった主人公ユキ。その時代では何故だかベートーヴェンが女の子になっていて――音楽史を紐解きながらユキとルドヴィカの成長を描いていく本作。 フランス軍の進攻が迫るウィーンで逃げようと…

雪の翼のフリージア (電撃文庫) [感想]

雨の日のアイリスの著者さんということで購入。 前作と同じく一巻完結の物語をしっかり描かれている。落ち着いた文章は読みやすく、流れるように物語を追えると共に、その世界に引っ張り込む力がある。世界観にしても破綻することがないので、作りこまれてい…

楽聖少女 (電撃文庫) [感想]

これは面白かった。著者の持ち味を存分に出した作品とも言えるだろうし、本当に色々な意味で著者だから書けた作品。随所に散りばめられている物語の展開、台詞など、全てに杉井光らしさを見られるのが、これまた読んでいて楽しい。 二百年前の楽都ウィーン。…

“朧月夜” ヒカルが地球にいたころ……(4) (ファミ通文庫) [感想]

ギクシャクの関係がさらにややこしく。 葵さんに彼氏のふりをして欲しいと頼まれ、その現場を帆夏に見られたことから関係がギクシャクしてしまった是光だったけれど、新たに登場したヒカルの愛人を名乗る少女、月夜子さんと出会うことで更にややこしいことに…

ベイビー、グッドモーニング (角川スニーカー文庫) [感想]

死期が近づいた人間の前に現れる死神の少女。魂を集めていると語る少女は、本来ならその時刻に死んでいた人間に、僅かな時間を与えて魂をきれいにしようとする。 実に切ない。死ぬ人間に時間を与えて、後悔をなくさせてあげる。けれど、決して寿命が延びると…

サクラダリセット7 BOY, GIRL and the STORY of SAGRADA (角川スニーカー文庫) [感想]

サクラダリセットという作品が読めてよかった。 物語を改めて眺めてみると、無駄な要素がない。この完成度は何なのだろう。サクラダの能力一つを取ってもそうであるし、キャラクターにもいらない人間はいない。絶妙なバランスで繊細に作られているから、読ん…

氷結鏡界のエデン9 決戦限界‐アマリリス・コーラス‐ (富士見ファンタジア文庫) [感想]

物語が更に深くシリアスになっていく。 シェルティスが半ば幽閉されてしまっているところに、最強の幽玄種が三体も現れる。しかも、読んでいれば分かるとおり、現状は戦力を損失しすぎていてとてもではないか戦えない。まさに人類の運命がかかっているといっ…

月だけが、私のしていることを見おろしていた。 (メディアワークス文庫) [感想]

若いキャラクターが登場しないというのがまず驚きなのだけれど、それ故に20代、30代を購買層とした作品に仕上がっている。特に女性の視点で描かれていることもあり、女性向けということになるのだろうか。 三十路という節目を迎える手前、男性ならそこまで意…

シュガーアップル・フェアリーテイル 銀砂糖師と黄の花冠 (角川ビーンズ文庫) [感想]

キースと共に新工房を立ち上げようと張り切るアンだったが、ヒューからシャルを連れて王城に来るように命じられる。王城にはエリオットを始め、キレーンやステラといった各工房の腕利きが集められていて、ある仕事をするのだという。それは、王家が秘匿して…

氷結鏡界のエデン8 悲想共鳴‐クルーエル・シャウト‐ (富士見ファンタジア文庫) [感想]

第2楽章開幕。 シェルティスの秘密が公表されたことにより、騒然となる大陸。シェルティスは天結宮の上層部によって監禁されてしまう。モニカたちは思わぬ形でシェルティスが魔笛を宿していることを知り、チーム崩壊は危機に直面。その間にイグニドは計画の…

とある飛空士への夜想曲 下 (ガガガ文庫) [感想]

何度鳥肌が立ったかわからない。 レヴァームと天ツ上の戦争が描かれていくのだけれども、開戦したときは優勢だった天ツ上が、戦いが長引くごとに劣勢になっていく。それでもパイロットとして戦闘機に乗り続ける千々石の姿に心打たれた。 国の豊かさから、生…

リーディング 司書と魔本が出会うとき (角川ビーンズ文庫) [感想]

エルグリッド大陸図書館で働く新米司書リィナは、館内では「モグラ」と蔑まれる地階位に配属されながらも、先輩司書であるジーンと共に日夜仕事に励む。しかし、ある「魔本」と出合ったことで、エルグリッド大陸図書館に隠された秘密を知ってしまう。 読解の…

シュガーアップル・フェアリーテイル 銀砂糖師と紫の約束 (角川ビーンズ文庫) [感想]

新聖祭の砂糖菓子を作ることになったペイジ工房の面々は、砂糖菓子を作る大きな場所が必要だということでお城を格安で借りるのだが、そのお城は幽霊出るという曰く付きだった。時間も無いのに、幽霊騒ぎで砂糖菓子作りどころではなくなってしまう。 ペイジ工…

氷結鏡界のエデン7 空白洗礼 (富士見ファンタジア文庫) [感想]

第一楽章、完結。 潜入部隊に志願したシェルティスだったけれど、選ばれるのは小数のみ。その他は待機組として塔に残らなければならないので、名前を呼ばれるかどうか始まりからして好奇心を止められなかったわけだけれど、いざ異篇卿の拠点へ潜入するとそれ…

シュガーアップル・フェアリーテイル銀砂糖師と緑の工房 (角川ビーンズ文庫) [感想]

ペイジ工房編。 アンが銀砂糖師になり、シャルがブリジットに連れて行かれてしまった前回からどうなるのかと思っていたのですが、アンはペイジ工房の建て直しに尽力することになる。 エリオットは嫌な奴という認識があったのだけれど、読み進めていくうちに…

氷結鏡界のエデン6 水晶世界 (富士見ファンタジア文庫) [感想]

巫女第3位ヴィオラと、その千年獅ホルンが登場。 これまで話には出ていたけれど、実際の人物が登場することはなかった第3位の巫女とその千年獅。今回はこの姉妹の立ち位置を描きつつ、ホルンとユミィの意外な確執が明らかになっていく。 ユミィは洗礼の巫女…

星界の断章〈2〉 (ハヤカワ文庫JA) [感想]

短編集。 今までに登場したキャラクターの過去話や、これまでに語られてきた物語の裏話などが収録されている。中には名前を覚えていないキャラクターもいるのだけれど、それはそれで新鮮に読めた。 一つの話が短いので物足りなさは感じるが、気楽に読めてし…

カナクのキセキ1 (富士見ファンタジア文庫) [感想]

第22回ファンタジア大賞 金賞受賞作 千年前、魔法を世界に広めた魔女マール。彼女は現代において信仰の対象になっており、彼女が残した4つ石碑を巡る旅に出ることは崇高な行為とされていた。昔から神官になりたいと思っていた主人公のカナクは、学校卒業と共…

氷結鏡界のエデン5 絶対聖域 (富士見ファンタジア文庫) [感想]

イシュタルが可愛らしい。 普段は猫をかぶっているので、口調から態度から柔らかい印象を受けるのだけれど、いざ戦いや重要なところになると格好良くなる。その差が面白かった。 彼女はレオンと同じくシェルティスとは知り合いなのだけれど、シェルティス自…

星界の戦旗〈4〉軋む時空 (ハヤカワ文庫JA) [感想]

アーヴによる人類帝国と三ヶ国連盟の戦争は七年目に突入。ラフィールとジントも襲撃艦フリーコヴで戦場へ、ラフィールの弟であるドゥヒールも戦列艦カイソーフで戦場に。そんな中、帝国とハニア連邦との間で密約が交わされようとしていた――。 ジントが慣れな…

星界の断章 1 (ハヤカワ文庫JA) [感想]

アーヴの誕生と罪、その起源に迫るような短編集。 星界シリーズを読む上で、今まであまり語られていなかったアーヴという存在についてが書かれているので、作品に深みが出ている。アブリアルの話など興味深い。 作中には、過去編とでもいうべきこれらの話に…

シュガーアップル・フェアリーテイル 銀砂糖師と白の貴公子 (角川ビーンズ文庫) [感想]

銀砂糖師の品評会が今年も開かれるのだが、どうにも砂糖林檎が凶作らしく、砂糖林檎を手に入れるには工房に行き、共同作業に従事しなければならないらしい。もちろんアンはそれに加わるのだけれど、その工房というはラドクリフ工房で――。 例によって嫌な人た…

空の彼方〈3〉 (メディアワークス文庫) [感想]

不思議な防具屋シャイニーテラス、シリーズ完結。 物語が終るということで、今までのように短編集や連作のような形ではなく、ソラとアルフォンスのラブストーリーな内容となっている。 これまでもソラとアルフォンスの物語には違いなかったけれど、そこは不…

星界の戦旗〈3〉家族の食卓 (ハヤカワ文庫JA) [感想]

ジントが故郷に帰る。 帝国の作戦がひとまずは落ち着いたので、その間にジントはハイド星系へ行くことにする。これにはラフィールも星界軍に休暇願いを提出してついていくことに。 このラフィールの行動からして、これまでの話があってのことなので嬉しい。 …

星界の戦旗〈2〉守るべきもの (ハヤカワ文庫JA) [感想]

幻炎作戦が大勝利に終った帝国は、部隊を再編成して狩人作戦を開始する。バースロイル艦長であるラフィールも作戦には参加しなければいけないのだけれど、ビボース提督に領主代行を命じられてジントと惑星ロブナスIIに行くことに。 領主代行は貴族でなければ…

星界の戦旗〈1〉―絆のかたち (ハヤカワ文庫JA) [感想]

人類統合体との戦争が始まるまでを描いた前作から、実際に戦争が始まり、大規模作戦が展開されている今回。突撃艦バースロイルを指揮するラフィールとジントを描く。 二人の関係性がやはり魅力。 戦場で戦っているのだけれど、そこはSFの艦隊戦なので直接的…

シュガーアップル・フェアリーテイル 銀砂糖師と青の公爵 (角川ビーンズ文庫) [感想]

面白かった。 世界観と設定が気に入っていますし、文章も綺麗で、物語りを丁寧に書いてくれるので、とても読みやすい。奇をてらうわけではなく、シンプルに王道をやってくれるのも好感が持てます。 二巻は品評会から二ヵ月後のお話。 まさか、ジョナスが再登…

シュガーアップル・フェアリーテイル 銀砂糖師と黒の妖精 (角川ビーンズ文庫) [感想]

ファンタジーな恋物語。 人間が妖精を使役するのが当たり前のハイランド王国。この国には、砂糖菓子を作る特別職があるのだけれど、その中でも王家勲章を持つ者は銀砂糖師と名乗ることができる。 主人公アンの母親はまさにその銀砂糖師だったのだが、その母…

星界の紋章〈3〉異郷への帰還 (ハヤカワ文庫JA) [感想]

地上へ逃れたジントとラフィールだったが、その足取りを警察に捉まれてしまう。二人は地上での逃亡劇を開始するが、宇宙ではスファグノーフ門沖会戦が始まった。 ジントとラフィールは永遠と地上にいるので、宇宙での戦いとの接点は少ない。あくまで二人は逃…

星界の紋章〈2〉ささやかな戦い (ハヤカワ文庫JA) [感想]

人類統合体からの攻撃を受けて、巡察艦ゴースロスから脱出したジントとラフィールは、フェブダーシュ男爵領にて補給を受けるがジントは監禁されてしまう。 ジントが監禁されていることを知ったラフィールはそれを助けに、ジントは前男爵スルーフと協力して脱…

星界の紋章〈1〉帝国の王女 (ハヤカワ文庫JA) [感想]

人類が太陽系から飛び出し、太陽系外の惑星に移住し始めて幾星霜。主人公ジントの住んでいる惑星は、「アーヴによる人類帝国」と名乗る大艦隊に突如として侵略を受け、これに征服されてしまう。 ジントは一般人から貴族に――。 政府主席だった父がアーヴと取…

氷結鏡界のエデン4 天上旋律 (富士見ファンタジア文庫) [感想]

――人間の本気をなめるなよ? 仲間と一緒に戦う選抜戦。ユミィの護衛任務を勝ち取るため、シェルティスたちは「四人目」の仲間と選抜戦へ挑むことになる。 シェルティスは個人の力が抜きん出ているので、今までチーム戦といっても彼の突出した個人技で蹴散ら…