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Infinity recollection

ライトノベルを中心に感想を載せているサイト。リンク+アンリンクフリー。

虹色エイリアン (電撃文庫) [感想]

虹子め、泣かせるんじゃないよ。年齢を重ねるごとに涙腺が弱くなってきている気がするけれど、それにしても良い涙を流させてくれる。ひやむぎはそこまで好きじゃないのに食べたくなったじゃないのよ。作中に流れる季節は夏だが、その茹だるような暑さを従え…

氷の国のアマリリス (電撃文庫) [感想]

悲しいけれど、悲劇じゃない。 読んだ後に心が温かくなりますし、充実した気持ちになる。……そして、登場人物たちにありがとうと言いたくなる。人間をここまで想ってくれてありがとうと。プログラムで動いているのかもしれないけれど、確かに感情があって考え…

猫にはなれないご職業 (ガガガ文庫) [感想]

第 6 回小学館ライトノベル大賞 優秀賞受賞作 代々陰陽師として活躍した藤里家の猫又であるタマは、藤里家の末裔である桜子には自分が猫又ということを隠し、普通の猫として接する。加えて、桜子は自分が陰陽師の末裔であることさえ知らないのだが、それは祖…

うちの魔女しりませんか? 3 (ガガガ文庫) [感想]

この男、ヒマラヤをなめすぎている。 第一巻の主人公だった文哉が再登場。また別の主人公で物語が展開されるのだろうと思っていただけに、驚きでした。ミラとの別れを経験して成長した文哉は、父が行方不明となったヒマラヤを目指して旅に出る。 凄い山の知…

サイハテの救世主 PAPERI:破壊者 (角川スニーカー文庫) [感想]

天才とは果たして何なのだろう。 主人公の沙藤葉は、アメリカで賞賛を浴びた天才で、沖縄にやってきた理由は未完成の論文を完成させるため……だと本人は言っている。自称天才の彼と、南国の地で出会うことになる少女たち、陸や照瑠との交流が描かれていく。 ―…

ベイビー、グッドモーニング (角川スニーカー文庫) [感想]

死期が近づいた人間の前に現れる死神の少女。魂を集めていると語る少女は、本来ならその時刻に死んでいた人間に、僅かな時間を与えて魂をきれいにしようとする。 実に切ない。死ぬ人間に時間を与えて、後悔をなくさせてあげる。けれど、決して寿命が延びると…

@HOME (2) 妹といちゃいちゃしたらダメですか? (電撃文庫) [感想]

ハートウォーミング・ホームドラマ。 血の繋がっていない倉須家の日常を描いていく物語。一巻は響の話だったが、今回は三女の芽々子を中心に物語が描かれていく。芽々子はスキンシップが大好きな女の子なので、響に対しても距離が近い。また、家族依存症気味…

サクラダリセット6 BOY、GIRL and -- (角川スニーカー文庫) [感想]

相麻菫からの久しぶりな連絡は、ケイに春埼で一緒になってゴミ拾いをして欲しいという要領を得ないものだった。彼女の指示に従って交差点のゴミ拾いをするのだが――その裏では、管理局の浦地が咲良田に存在する全能力の消滅を準備し始めていた。 サクラダリセ…

ソードアート・オンライン〈7〉マザーズ・ロザリオ (電撃文庫) [感想]

仮想と現実の繋がりをより色濃く印象付けられた。 作品として仮想と現実の希薄さというのはこれまでも語られてきて、仮想が現実になったときの恐怖も語られてきたけれども、その二つの要素について違うアプローチで向き合っていた様に映った。 キリト視点で…

カナクのキセキ3 (富士見ファンタジア文庫) [感想]

ダークエルフの聖神官ネウは、リーゼに唆されたカナクを追って旅に出る。黒夢の魔王となったカナクを討つと明言したオリヴィア女王に対して、カナクさんを元のカナクさんに戻すために頑張ると言い張るネウは、女王の命を受け銀獣人を探しに大氷山脈へ赴くの…

キノの旅〈15〉 (電撃文庫) [感想]

フォト良かったですね。 不幸な境遇からなので幸運とは言えないかも知れないけれど、選んだ国が良い国で良い人が沢山いたのは幸運でした。大金持ちになるのもそうですが、写真のことを勉強していつの間にか写真屋さんになるという流れは綺麗。 キノやシズた…

とある飛空士への夜想曲 下 (ガガガ文庫) [感想]

何度鳥肌が立ったかわからない。 レヴァームと天ツ上の戦争が描かれていくのだけれども、開戦したときは優勢だった天ツ上が、戦いが長引くごとに劣勢になっていく。それでもパイロットとして戦闘機に乗り続ける千々石の姿に心打たれた。 国の豊かさから、生…

うちの魔女しりませんか? 2 (ガガガ文庫) [感想]

魔女の少女と人間が出合い、別れる物語。 前作と時間軸は同じく、平行するように描かれる。なので魔女が絶滅危惧種に指定されていて、保護されているというのも同じで、最後の魔女が亡くなったというのも同じだ。つまり、前作を読んでいればオチは最初から見…

とある飛空士への夜想曲 上 (ガガガ文庫) [感想]

とある飛空士への追憶の後日譚。 レヴァーム皇国軍の飛空士である海猫のライバル、ビーグル。天ツ上海軍の撃墜王である千々石武夫を主人公に、中央海戦争の顛末が描かれる。一度は海猫に敗れたビーグルだけれど、もう一度戦うために戦場を翔ける。 物語りは…

”葵” ヒカルが地球にいたころ……(1) (ファミ通文庫) [感想]

野村美月さんの新シリーズ。 主人公の赤城是光は見た目が怖いことからヤンキーだと誤解されているが、本当は素直で真面目なとても良い奴。そんな彼はろくに話したこともない学園の皇子、帝門ヒカルの葬式に出席するのだが、そこで何故だかヒカルの幽霊に憑か…

カナクのキセキ2 (富士見ファンタジア文庫) [感想]

あの終わり方からどのように2巻に続くのか、続けられるのか予想できなかった。――そう来たか。見事にしてやられた。1巻でも感じた時間を飛び越える雰囲気が上手く表現されていて、思わず1巻を読み返したくなる。 物語は5年後、マール村にて神官として暮らしな…

雨の日のアイリス (電撃文庫) [感想]

涙が止まらなかった。 終盤はずっと泣きながら読んでいて、ここまで本気泣きするものなのかというくらいに泣きながら読んだ。そもそも、この感想を書いている今だって泣いている。いつになったら涙が止まるのか。 物語は何か新しいことをやっているわけでは…

サクラダリセット5 ONE HAND EDEN (角川スニーカー文庫) [感想]

ようこそ、夢の世界に。 すっぱいブドウとスイートレモン、現実と空想、相麻菫と春埼美空。物事は、視点を変えることで肯定的にも否定的にも捉えることが出来る。どちらが優れているだとかは関係がなくて、全てが表裏一体。 全てが大好きだけれど、大嫌い。…

カナクのキセキ1 (富士見ファンタジア文庫) [感想]

第22回ファンタジア大賞 金賞受賞作 千年前、魔法を世界に広めた魔女マール。彼女は現代において信仰の対象になっており、彼女が残した4つ石碑を巡る旅に出ることは崇高な行為とされていた。昔から神官になりたいと思っていた主人公のカナクは、学校卒業と共…

うちの魔女しりませんか? (ガガガ文庫) [感想]

この可愛い生き物を、私にちょうだい! 人間とは別の生物、魔女がいる世界。魔女はその希少さから絶滅危惧種に指定されており、つい最近に最後の魔女が死んだという。しかし、ふとしたことで主人公の文哉は魔女の少女を発見してしまう。少女にミラという名前…

サクラダリセット4 GOODBYE is not EASY WORD to SAY (角川スニーカー文庫) [感想]

短編集。 今までもお話を補完するように、あまり活躍していなかった脇役も登場していたりして。けれども、やっていることはいつものと変わらず、綺麗な美しい物語でした。読んでいて心地いい。 ケイの視点で描かれることが多かったこれまでとは少し違って、…

世界平和は一家団欒のあとに〈5〉追いかけてマイダーリン (電撃文庫) [感想]

もう柚島さんお嫁に来ちゃえばいいのに。 作中で四巻の出来事以降、彩ねぇが竜介さんの家へご飯を作りに行ったりして、まるで通い妻をやっている、みたいなことを軋人が言うのですが、それでは軋人の前に並んでいるご飯を作ったのは誰だというのでしょうね。…

空の彼方〈3〉 (メディアワークス文庫) [感想]

不思議な防具屋シャイニーテラス、シリーズ完結。 物語が終るということで、今までのように短編集や連作のような形ではなく、ソラとアルフォンスのラブストーリーな内容となっている。 これまでもソラとアルフォンスの物語には違いなかったけれど、そこは不…

探偵・日暮旅人の探し物 (メディアワークス文庫) [感想]

タイトルに探偵とあるので、ミステリーの類を想像していたのだけれど、そうではなくて。探偵は探偵でも、探偵の種類が違う、それが良かった。 捜し物を見つける探偵。 その捜し物にまつわる話で構成される。いわば短編集や連作になっているような作品だ。捜…

サクラダリセット3 MEMORY in CHILDREN (角川スニーカー文庫) [感想]

「私たちの中に、アンドロイドがいると仮定しましょう」 浅井ケイと春埼美空、そして二年前に死んでしまった相麻菫。三人の関係は中学の屋上から始まった。記憶保持、リセット、未来視、全ての始まりを描く――。 高校生になったケイと春埼が昔を思い出すとい…

終末のフール (集英社文庫) [感想]

八年後に小惑星が地球へ衝突することが分かってから五年後の世界。当初は世界中がパニックに陥ったが、残り三年となった今、世界は平穏な小康状態を保っていた。 残りの人生で何をやるのか。 物語に登場する人物は全員が全員とも、三年後に死ぬということを…