Infinity recollection

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杉井光

楽聖少女2 (電撃文庫) [感想]

二百年前のウィーンへとやってきて、ゲーテとして生きていくこととなった主人公ユキ。その時代では何故だかベートーヴェンが女の子になっていて――音楽史を紐解きながらユキとルドヴィカの成長を描いていく本作。 フランス軍の進攻が迫るウィーンで逃げようと…

楽聖少女 (電撃文庫) [感想]

これは面白かった。著者の持ち味を存分に出した作品とも言えるだろうし、本当に色々な意味で著者だから書けた作品。随所に散りばめられている物語の展開、台詞など、全てに杉井光らしさを見られるのが、これまた読んでいて楽しい。 二百年前の楽都ウィーン。…

生徒会探偵キリカ1 (講談社ラノベ文庫) [感想]

主人公が入学したのは全校生徒8000人という白樹台学園。外部受験したのに学校については何も知らなかった主人公は、学園で絶大な権力を持つ生徒会に目を付けられ、庶務という役職を与えられてしまう。個性的な生徒会の面々に振り回されながら、学内で起こる…

神様のメモ帳 8 (電撃文庫) [感想]

蘇るエンジェル・フィックス。 序盤の話のまとめ具合から短編集かと思っていたら、あれよあれよと話が続いていくのは面白い感覚だった。それぞれの出来事は独立もしているのだけれど、根元では繋がっている。自然な繋がりで違和感無く読ませる文章は流石。 …

神様のメモ帳 7 (電撃文庫) [感想]

公園に住んでいるホームレスの一人は、失踪した自分の父親かもしれない――今人気の若手アイドルから、父親探しを依頼されるアリスとナルミ。さっそく人探しを始めるが、そこに改造したエアガンで武装するホームレス狩り集団の影がちらつく――。 物語はシリアス…

剣の女王と烙印の仔〈1〉 (MF文庫J) [感想]

周囲の者の命運を喰らうといわれる「獣の烙印」を持つ主人公クリスは、傭兵として戦場を渡り歩いてきた。その彼に殺される未来を見続けてきた少女ミネルヴァが出会うことで、運命は捻じ曲がっていく。 王道のファンタジー。 クリスは今まで傭兵として生きて…

花咲けるエリアルフォース (ガガガ文庫) [感想]

戦争によって家族を失った主人公の佑樹は、学校を転々とする。しかし、東京のある中学校に転校したとき、佑樹を迎えにきたのは不思議な飛行兵器とパイロットの少女、桜子だった。戦闘機の適合者に選ばれた佑樹は、戦争に巻き込まれていく。 切なさが突き刺さ…

神様のメモ帳〈6〉 (電撃文庫) [感想]

ニート探偵とナルミたちが立ち向かうのは、チャイニーズマフィア。 ラーメンはなまるに、ミンさんの親戚がやってくるのだけれど、その親戚というのはチャイニーズマフィアで。ミンさんの父親である花田勝が起こした事件の責任に、ミンさんが花嫁にされそうに…