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Infinity recollection

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サクラダリセット4 GOODBYE is not EASY WORD to SAY (角川スニーカー文庫) [感想]

サクラダリセット 4 GOODBYE is not EASY WORD to SAY (角川スニーカー文庫)

 

短編集。

 

今までもお話を補完するように、あまり活躍していなかった脇役も登場していたりして。けれども、やっていることはいつものと変わらず、綺麗な美しい物語でした。読んでいて心地いい。

 

ケイの視点で描かれることが多かったこれまでとは少し違って、春崎の視点で物語が描かれることが多かったように映った。彼女がケイのことを大切に思っているのが直接伝わってきたし、ケイのことも俯瞰で見れるのが面白い。

 

春崎のケイを想うが故のちょっとした逡巡だったり仕草に、思わずときめいてしまいそう。春崎は可愛らしいです。

 

それはどの話もそうなのだけれど、春崎が主役である「お見舞い編」「友達作り編」は空気感が柔らかくて優しかった。この後の「Strapping/Goodbye in not easy word to say」と合わせて読むと、高校と中学の違いに色々と考えるだろう。ネコのストラップがポイントだ。

 

「月の砂を採りに行った少年の話」にしても、上手く出来ている。野ノ尾のお話なのだが、これを読んだときに他のピースが綺麗にはまっていくので、読んでいて楽しいし、楽しみを別のところで見つけられる。何より、少年とケイのやり取りが良い。最初に読むことになる「ビー玉世界とキャンディーレジスト」も流石で、綺麗に纏められている。

 

また、本編とは関係のない短編「ホワイトパズル」も楽しめる。純粋に少年と少女の恋物語として読めましたし、そこに流れる空気感はサクラダなのでとても綺麗で温かい。そして物語は新鮮に読める。読み終わったときに良かったなと納得できるので、読んでいて気持ちがよかった。

 

面白かった。長編とは少し違って、美しい恋が描かれていくのが魅力的でした。これを踏まえた上で、続きがどうなっているのかとても気になります。

 

 Presented by Minai.