Infinity recollection

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シュガーアップル・フェアリーテイル 銀砂糖師と白の貴公子 (角川ビーンズ文庫) [感想]

シュガーアップル・フェアリーテイル  銀砂糖師と白の貴公子 (角川ビーンズ文庫)

 

銀砂糖師の品評会が今年も開かれるのだが、どうにも砂糖林檎が凶作らしく、砂糖林檎を手に入れるには工房に行き、共同作業に従事しなければならないらしい。もちろんアンはそれに加わるのだけれど、その工房というはラドクリフ工房で――。

 

例によって嫌な人たちばかりでした。

 

アンは真面目に銀砂糖師を目指しているだけなのに、アンが女の子であり砂糖菓子作りも上手いものだから、工房の人間からすると目障りでしかない。嫌がらせの嵐。

 

そんな中でも健気に頑張るアンの姿は印象的でした。

 

登場人物も多いのだけれど、全員がアンに嫌がらせをするわけではない。公平を求めるライバルだとか、何だかんだで助けてくれる人、偉いからこその対応だったり、様々。

 

仲間に助けられて品評会に向う。

 

のだけれども……、なるほどそういうことになるのか。アンを優先するが故に、アンを苦しめることに。ここら辺は難しいですね。

 

面白かったけれど、悲しいという気持ちが大きい。続きが気になります。

 

 Presented by Minai.