神様のメモ帳〈6〉 (電撃文庫) [感想]
ニート探偵とナルミたちが立ち向かうのは、チャイニーズマフィア。
ラーメンはなまるに、ミンさんの親戚がやってくるのだけれど、その親戚というのはチャイニーズマフィアで。ミンさんの父親である花田勝が起こした事件の責任に、ミンさんが花嫁にされそうになってしまう。
ヒロさんは縁談をぶち壊して欲しいとアリスに依頼する。
ジゴロで女ったらしのヒロさんが、本気でミンさんのことを好きなのだと伝わった。ヒロさんが主役の物語。ヒロさんは本気でミンさんにプロポーズするのだけれど、ミンさんは冗談だとしか受け止めない。
普段の行いが響いていたけれど、ヒロさんはそれでもミンさんの傍を離れないし、ジゴロなヒロさんは女の人を泣かせないジゴロでありつづけた。終盤ではヒロさんらしさで状況を変えてしまったのが凄い。
それに、これまで密かにラーメン屋に必要な準備をしていた姿が何とも言えない。
また、この物語は花田勝の話でもあって、同じように終盤明かされる真実に驚きつつも、ミンさんの行動に女の強さみたいなものを見たし、良いなと思えた。
アリスとナルミの関係性はますますデレデレになってきたので、読んでいて安心します。面白かった。
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