Infinity recollection

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カンピオーネ!〈2〉 (集英社スーパーダッシュ文庫) [感想]

カンピオーネ! II 魔王来臨 (スーパーダッシュ文庫)

 

東欧のカンピオーネであるヴォバン侯爵が唐突に日本にやって来るのだが、その目的は巫女である祐理の力。護堂とエリカは彼女を守るため、東欧の魔王と戦うことに――。

 

高校生編。

 

エリカが護堂の高校に転校してきたのが前回のラストだが、誰もが期待しているであろう王道の学園生活を描いていた。二人で一緒に登校したり、二人で一緒にお弁当を食べたり、男子に恨まれたり、イチャイチャしまくりでした。

 

ここに祐理が割り込んでくるので楽しい。甘粕に操られている気がしなくもないが、恥ずかしいとはいうものの、嫌ではないのだろうし。

 

そういう意味で、一気にラブコメの雰囲気が高まった。

 

キスシーンなどを読んでしまえばそれが分かるだろう。いくらなんでもやりすぎなのではないかと言う描写だった。祐理が意外にも積極的過ぎて、それいいの、というレベルだった。

 

ただ、戦闘があまり楽しめなかった。つまらないわけではないのだけれど、あまりにキスシーンが印象的過ぎて、そこで切れてしまったというか。最強のヴォバンと戦うというのは熱いし、護堂が頑張る姿もいいのだが。

 

ヴォバン侯爵という相手が強すぎて、護堂が勝つことが想像できなかったので、読んでいて納得できなかった部分があった。

 

個人的に引っ掛かる部分があるものの、物語は読みやすいのでスラスラ進む。面白かった。

 

 Presented by Minai.