神明解ろーどぐらす 2 (MF文庫J) [感想]
ゴールデンウィーク明けから、夏休みまでの祝日がない十週間。これをGW10として楽しもうという発想が流石だった。どれだけ下校が好きなのだろうか。それに、休日があることを嬉しく思わないというのも新鮮だった。
学校の帰りに買い食いするにはどこがいいのか。
真面目にそれを探求するのが彼ら彼女ら。それぞれが意見を出し合って店を周り、その店に点数を付けたりするのだけれど、読んでいて純粋に下校を楽しんでいることが伝わってきた。
咲が推薦する店での行動は予想できたけれど、何か良いなと思えたし、この流れで最後はやはり仲間といるから楽しい、というのを見せてくれたのが良かった。
恋愛も進展。
ネガティブ少女の千歳さんは、相変わらずの不思議で可愛らしかったけれど、今回は丹下まりもが特に可愛らしかった。デートコースを考える話で、ゆっくりと十勝のことを好きになっていく過程を見せてくれたのは良い。
まりもが冗談で、ここは十勝の奢りとか言うのだけれど、それを真に受けた十勝は会計を済ませてしまう。でもこの十勝のお金は欲しいものを買うために貯めていたもの。
十勝の普段の言動からも分かるけれど、そんな彼だからこそ好きになってしまったのかなと。帰りのバスでのやり取りには悶えてしまいました。
面白かった。続きも読みたい。
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神明解ろーどぐらす 文庫 全5巻 完結セット (MF文庫J)
- 作者: 比嘉智康
- 出版社/メーカー: メディアファクトリー
- 発売日: 2011/04/05
- メディア: 文庫
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