Infinity recollection

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デート・ア・ライブ 十香デッドエンド (富士見ファンタジア文庫) [感想]

デート・ア・ライブ 十香デッドエンド (富士見ファンタジア文庫)

 

世界に出現すると周りを破壊する存在、精霊。世界を殺していく少女を止める方法は、デートをして彼女をデレさせること。主人公の士道は精霊の少女と出会い、世界を賭けてデートすることに。

 

精霊からすると、自らの意思で世界を破壊しているわけではないし、強制的に規則性もなく世界に出現しなくてはならない。そこで出現してみれば、世界の人間からは攻撃される。何とも理不尽。

 

そんな名も無き精霊に出会った士道は、彼女に十香という名前を与えて、デートの約束をする。始めは妹やらラタトクスの人間に、やれと言われてデートするのだが、十香のことを知るにつれて彼女を放っておけなくなる。

 

物語が進むごとに十香のことが分かり、続いて士道の秘密も明らかになっていく構成は上手かった。

 

また、このデートをするにあたり、ギャルゲーで特訓してみたり、学校の先生やら同級生をナンパして訓練するのだけれど、シリアスの設定にコミカルがバランスよく配置されていて好感がもてた。

 

それに、冗談というか訓練でナンパしてみた鳶一が士道の告白を受けるので、付き合っても良いと言うので、その辺りでも物語を面白くしてくれている。ヒロインたちは、常識を知らない十香、無口な鳶一とどちらも可愛らしい。

 

物語は続刊するとのことなので、次でラブコメな展開を期待してしまうし、期待できる。面白かった。続きはもっと面白くなるはず。

 

 Presented by Minai.