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とある魔術の禁書目録(インデックス)SS〈2〉 (電撃文庫) [感想]

とある魔術の禁書目録(インデックス)SS〈2〉 (電撃文庫)

 

SSシリーズ第2弾。

 

全編が230ページと少ない中で、22編もの話で構成される短編集となっている。一つの話が十数ページなので、コミカル要素が強いのだけれど、普段は脇役に徹している人たちがメインになる物語でもある。

 

基本的にはどの話も独立して読めたりもするのだが、連続して読んでいくことで、原石にまつわる話が一段落するようになっている。この原石、何気に本編にも影響しそうなのでそこにも注目。

 

ただ、一つの話が素早く終わるのは良いのだが、素早く終りすぎている印象も受ける。読みやすいだけに、もう終ったのか、という物足りなさも残ったりした。

 

新たな登場人物が魅力。

 

ナンバーセブンが熱かった。よく分からないけれど、とにかく強い。如何にもな熱血キャラクターなのだけれど、その熱血具合が笑いにもなっていたし、格好良くもあった。

 

御坂の父親が登場したのにも驚いた。あのアレイスターに対してあれだけ発言できる。格好良い。重要な立ち位置にいるように感じられましたし、これから期待できるかもしれない。楽しみなところではある。

 

全体的にまったりとしたほのぼの空気が最後まで続くので、気軽に読めるのが最大の良さだろう。

 

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