Infinity recollection

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ルナティック・ムーン〈4〉 (電撃文庫) [感想]

ルナティック・ムーン〈4〉 (電撃文庫)

 

ルナが稀存種に目覚める。

 

半年が経過しているので、登場人物たちの立ち位置が微妙に変化しているのが、読んでいて嬉しかった。ルナやシオンは部隊を率いてケモノと戦っている姿を見て、成長したのだなと。

 

これまで以上にルナとシオンの繋がりが見えたし、関係性が柔らかくなっている。そんな中で、任務中にロイド捕まるのだけれど、そこで第3稀存種エンダに出会うことで大きく物語が動いた。

 

これまで伏せられていた重要な部分が判明するので、なるほどと物語に納得した。その鍵を握るのが7人目の稀存種であり、四巻の序盤から影がチラついていただけに読んでいて気になって仕方がなかった。

 

ルナが、稀存種が、どういう存在であるのかを提示され、シオンがどういう存在なのか提示され、それでも一緒に離れない二人というのは美しい。その姿が逞しく強く映った。

 

物語もクライマックスに差し掛かっていて、どうなるのか楽しみ。面白かった。

 

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