Infinity recollection

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棺姫のチャイカII (富士見ファンタジア文庫) [感想]

棺姫のチャイカII (富士見ファンタジア文庫)

 

ジレット隊に追われながら、ガズ帝国皇帝の遺品を捜して旅する三人。とある街を訪れたトール達の前に、謎の少年が現れ、何故か機車の情報と次なる遺品の持ち主の情報を告げてきて。竜騎士から遺品を奪え。

 

丁寧に物語を進めている。

 

まだ序章の雰囲気が漂っているのだけれど、続きが気になってしまう書き方をしているし、文章が上手いので引き込まれる。安心して読めるのは流石。

 

今回は竜騎士ドミニカと戦うことになるトール。身の丈の大剣を振り下ろす途中で直角になぎ払うなど、人間の技ではない。どういう膂力があれば出来る芸当なのか。竜騎士の能力が凄まじい。

 

そんなバトルを楽しみながら、ドミニカとチャイカの対比を考える。ドミニカは妹を亡くしており、チャイカは親を亡くしている。二人はどちらも亡くした者にとらわれていると言えるので、今回ドミニカは変化したけれどチャイカはどうか。

 

記憶喪失な理由も含めて、チャイカの変化を見守っていきたい。面白かった。

 

 Presented by Minai.

棺姫のチャイカII (富士見ファンタジア文庫)

棺姫のチャイカII (富士見ファンタジア文庫)