Infinity recollection

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9S(ナインエス)〈4〉 (電撃文庫) [感想]

9S(ナインエス)〈4〉 (電撃文庫)

 

上下巻構成の下巻。

 

引き続いて天国の門に関わる、KIBOUビルでの事件を追っていくのだけれど、読むほどに新たな展開に巻き込まれていくのが楽しかった。

 

登場するキャラクターが多く、それぞれが窮地陥るわけだが、その度に視点が切り替わることが多いので、上手く続きが気になる構成になっている。

 

加えて、一つの窮地を乗り越えたとしても、直ぐに次の問題が表れ、闘真と由宇がお互いの能力を前面に出しながら解決していくのは格好良い。

 

終盤での、全員が脱出するために逃げる描写などはまさに映画。

 

マジシャンと変異体との決着については、物足りなさも残るのだけれど、真目の血の謎や、麻耶と闘真のすれ違いで物語りに広がりが出てきたのは良かった。

 

面白かった。続きも読みたい。

 

 Presented by Minai.

9S(ナインエス)〈4〉 (電撃文庫)

9S(ナインエス)〈4〉 (電撃文庫)