神明解ろーどぐらす5 (MF文庫J) [感想]
完結。
通り魔事件に思わぬところから関わることになり、まさかのサスペンスなのだけれども、序盤から全開で飛ばしている。通り魔と下校していたまりもに対して、それを引き止める台詞をいうのはいいが、その内容が凄かった。
十勝としては苦肉の策で二股宣言。学校では様々な評価を受けてしまうが、十勝はそれでも怯んでいない。すれ違いながらも、留萌のことを打ち明けることで、またいつもの4人に戻っていくのは良かった。
勝ち越しさん、格好良い。
深夜の下校と称して十勝を振り回していた留萌にも、それなりの考えがあって。それを聞いた後の十勝の行動は格好良い。
また、留萌の存在などは笑いで済まされてしまいそうなところだけれど、まりもにしても、さきっぽにしても素直に受け取ってくれて。仲間だなと。
終わり方は物足りなさも残るし、そもそもサスペンスに向ったことがどうなのかというのはあるけれど、これはこれで良かった。
面白かったです。次回作にも期待しております。
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神明解ろーどぐらす 文庫 全5巻 完結セット (MF文庫J)
- 作者: 比嘉智康
- 出版社/メーカー: メディアファクトリー
- 発売日: 2011/04/05
- メディア: 文庫
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