Infinity recollection

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いもうとがかり (MF文庫J) [感想]

いもうとがかり (MF文庫J)

 

木星人は水が苦手だ。

 

同級生の一片愛に恋していた翔太は、告白することを決意する。成功する確立は限りなくゼロに近かったが、行動しなければそもそもゼロ。勢いに任せて告白するが、告白した相手は一片愛の妹である恋だった――。

 

何でも確率で物事を考える超リアリストの翔太と、木星人を名乗る少女との青春物語。

 

電波な恋に振り回されることに嫌々ながら付き合っていく翔太が、物語が進むごとに恋に惹かれていく姿が良かった。木星人だといいながらも、中身は普通の女の子でしかないことが判明していくから、恋の言動がむしろ心地よく感じられていく。

 

翔太にしても、木星人と言い続ける恋の扱い方が分かってきてからは余裕が出始めますし、いつの間にか本当にいもうとがかりしていた。自然と恋を守る側に立っていました。

 

ラブコメというよりは青春で爽やか。二巻もありそうですし、このまま妹係3号4号と増えていったら面白そう。

 

 Presented by Minai.

いもうとがかり (MF文庫J)

いもうとがかり (MF文庫J)