千の魔剣と盾の乙女4 (一迅社文庫) [感想]
ガーリャ攻略戦。
失われた島ガーリャを取り戻すために、魔剣使いたちが力を合わせて戦う。前線基地で指揮をとるバルトゥータスの元を訪ねたロックたちは、エリシアの師匠ニーウと、フィルの師匠ナイジェルと再会を果たすが、ロックの呪いを聞いたバルトゥータスは彼に将来を問いかけるだった。
熱い。展開が詰め込まれていて楽しませてもらった。
今回は魔王の側近としてフィンヴァラなる魔物が登場するのだけれど、こいつがありえないほどに強い。いや、もう勝てる気がしなかった。ニーウですら攻撃を防ぐだけで精一杯だった相手に、果敢に向っていくロックは格好良い。
また、フィンヴァラに対してパーティーで力を合わせて戦うことを徹底していたのことに好感が持てる。ロックは強いけれど、最強ではないので仲間の力、友の力を借りて勝利を目指す。……それでも辛勝なのだから魔物らしく化け物ですフィンヴァラ。
クライマックスへの足音は静かに加速。
魔物と魔鋼の関係が明らかになったり、魔王の周囲が見えてきたり、ガーリャを取り戻した本当の理由がバルトゥータスの口から語られたりと今後に繋がることばかりで、どの展開を見逃すことが出来ない。
面白かった。楽しませてもらいました。
Presented by Minai.
- 作者: 川口士,アシオ
- 出版社/メーカー: 一迅社
- 発売日: 2011/09/17
- メディア: 文庫
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