Infinity recollection

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神童機操DT-O phase01 (講談社ラノベ文庫) [感想]

神童機操DT-O phase01 (講談社ラノベ文庫)

 

第1回講談社ラノベ文庫新人賞 優秀賞受賞作

 

汀宗高校に通う天童貞臣は、ある日、謎のテロ組織の襲撃からシェルターに非難したが、クラスメイトの愛沢恵后がシェルターにいないことを知り、彼女を助けるために単身シェルターを飛び出す。そんな彼の前に墜落してきたのは巨大ロボットで――。

 

お前らの中に、童貞は居るか――!!

 

物語は堅実なスーパーロボットモノ。気合や根性で敵ロボットとバトルする熱い展開はもちろんあるが、世界観やら背景が真面目でシリアスでもある。童貞しか乗れないロボットという、一種ギャグ要素に取られてしまいがちな設定を持ちながら、素直にスタイリッシュで格好良く映った。

 

登場するキャラクターたちも男くさい安心のオッサン率。大人たちが奮戦していく背中を見て、子供たちも成長していく、そんな構図になっているのも面白い。

 

オッサンの中でも神楽との出会いは重要であり、貞臣との会話もまるで親子のように息が合っている。クサイ台詞を平然と言ってしまえるその度胸と、シチュエーションと相まってその台詞がしっかり格好良いのは王道だ。

 

面白い。文章は流れるようで読みやすいですし、エンターテインメントを重視してくれています。必殺技を叫んでしまえるのは懐かしくも美しい。物語が進むごとに面白くなっていくタイプの作品。

 

 Presented by Minai.

神童機操DT-O phase01 (講談社ラノベ文庫)

神童機操DT-O phase01 (講談社ラノベ文庫)