Infinity recollection

ライトノベルを中心に感想を載せているサイト。リンク+アンリンクフリー。

機巧少女は傷つかない 7 (MF文庫J) [感想]

機巧少女は傷つかない 7 (MF文庫J)

 

<迷宮の>魔王グリゼルダのもとで修行を積んだ雷真は、もはや〈十三人〉以外には止められないのではと噂されるほど破竹の勢いで夜会を勝ち進む。そんな中、シャルが人形サイズになってしまうという事件が発生。犯人を追う雷真だったが、〈十三人〉の第三位、オルガ・サラディーンに迫られ――。

 

物語が一気に加速した。

 

〈十三人〉が登場したことからも分かるように、ここからは最強と言われる彼らとの戦いになるわけだが。今回はそこに至るまでの一つの事件を描いていく形になっている。アリスが仲間になってくれるとは思わなかったので、不意をつかれました。これで、〈十三人〉と戦ったら益々面白いことになりそう。

 

また、アリスは雷真と婚約するという荒業もやってのけるので、それに嫉妬したり、反応してくれるヒロインたちの姿は可愛らしい映りました。

 

特にいろりは愛らしい。雷真を問いただしに来てしまう行動力に、でも恥ずかしいから上手く聞けないという女の子らしさ。婚約が本当だと知った後の落ち込みようすら良い。仕草からして全てが可愛らしかった。登場は少なかったのですが、強烈に印象に残りました。

 

可愛いといえば、小さいシャルは可愛らしい。身体が小さくなったことで生じる問題にあたふたするシャルの姿と、雷真に対する態度が恋している素直になれない女の子そのものなので、可愛さの塊だ。脇でちょいちょいフォローを入れるシグムントがナイスすぎる。

 

面白かった。夜会はこれからクライマックスの様相を呈してきたので、話が進むごとに面白くなることを期待してしまう。続きが楽しみだ。

 

 Presented by Minai.

機巧少女は傷つかない 7 (MF文庫J)

機巧少女は傷つかない 7 (MF文庫J)