Infinity recollection

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スイート☆ライン〈4〉ユニット結成編 (電撃文庫) [感想]

スイート☆ライン〈4〉ユニット結成編 (電撃文庫)

 

三巻から間があったので、てっきりもう出ないのかと思っいただけに嬉しい。とはいっても、やはり予想通り次の五巻で完結するとのこと。好きなシリーズが終わってしまうのは残念でもあり、中途半端で終わらないで完結させるところは素晴らしいですね。

 

ユニット結成編ということで、新人声優としてまたとないチャンスが永遠、舞、はるかに舞い込んでくるが、それぞれに考えるところがあって即答できない。彼女たちの苦悩と葛藤を描いておりました。中でもはるかの悩みは切実というか、苦しい。

 

力の差を目の当たりにしているわけだから、自分が良いのだろうかと考えることは自然で、声優として一歩踏み出すべきなのは分かっていても怖い。正午は相変わらずなので、みんなの背中を押しますが、今回ははるかからのアプローチが強烈でしたね。

 

永遠のポジションを奪い取ろうかという攻勢に、可愛すぎるという言葉しか出ない。天然なのか計算なのか知らないが、告白することを告白するとか、もうどうなっているんだ。可愛いじゃないか。

 

また、個人的に千秋がもっすごい可愛い。静かで大人なサバサバしている性格だが、背丈は小さいので、思わず守ってあげたくなる女の子。正午との距離感も近すぎず遠すぎずなので、千秋の言動に正午がどぎまぎしているのが印象的。

 

何にしても、次で終りということで引きもそれらしかったですし、ユニットがどうなるのか登場人物たちがどういう未来を歩んでいくのか楽しみ。面白かった。

 

 Presented by Minai.