Infinity recollection

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僕と彼女のゲーム戦争3 (電撃文庫) [感想]

僕と彼女のゲーム戦争 (3) (電撃文庫)

 

久しぶりに、ゲームでもやろうかな。

 

この作品は読んでいると本当にゲームがやりたくなってきますね。主人公の健吾たち現代遊戯部の皆さんが楽しそうにゲームをやっているのもあるのだけれど、紹介されるゲーム一つ一つを丁寧に説明してくれているので、プレイしていないのにプレイした気になってしまう。

 

加えて、ゲームの面白みや楽しむべき要素を的確に教えてくれるので、あれ何か楽しそう、とついつい思ってしまう。3巻ではゲームジャンルが固定されていなかったのも良かった。様々なタイプのゲームで遊んでくれるので、興味のあるタイトルは必ず見つかりそう。

 

中でも「ファミリーフィッシング」は凄くプレイしてみたい。地味系で同じ事を繰り返すタイプのゲームなのだろうけれど、暇があるときにのんびりとゲームするのによさそうだし、2012年5月現在、釣りは熱いですしね、映像作品的な意味で。

 

幼馴染は声優でセガ信者でした。

 

セガが好きなキャラクターが他レーベルにもいたような――いいや、気のせいでしょう。しかし、偶然再会した女の子が幼馴染で、アイドル声優で、健吾のことが恐らく好きってどんな状況ですか。羨ましすぎるじゃないですか。

 

鷹三津宮美の登場で、杉鹿も健吾を意識しだすから面白い。お互いに嫉妬から舌戦を繰り広げたり、健吾の気を惹こうと身体をくっつけてみたり頑張るのだけれど、主人公は鈍感だから気付かない王道パターン。典型的な素直になれない女の子だった杉鹿が可愛らしいです。

 

また、物語はJGBCに他の学校から女子のチームが参加していたことが大きい。今後のライバルチームとして登場しているので、今回は顔見せ程度だとしても、次でどう絡んでくるのかが気になります。それにライバルチームがいることで熱さも増しそうですしね。努力友情勝利です。

 

面白かった。次は格闘ゲームらしいけれど、何が特集されるのだろう。

 

 Presented by Minai.