アクセル・ワールド 6 浄火の神子 (電撃文庫) [感想]
災禍の鎧を使用したシルバー・クロウに対して、純色の七王から下された裁定は、一週間以内に災禍の鎧の浄化を行うこと。出来なければ、加速世界で賞金首となってしまうので、何としても浄化したいが――。
随分と丁寧に一週間を描いていくのだな、と思っていたら案の定の上下巻構成でした。物語が進めば進むほど、怖いくらいに新しい設定が提示されていく。世界観が更に深く広がっていくので、ここまで読んだ土台があるだけに高揚感は半端ではない。
気がついたときには一冊で物語の奥まで連れて行かれた。ネガ・ネヴュラスの第一期メンバーが新たに登場したり、ブレイン・バーストのレベル10到達以外のゲームクリアと思われる方法が明らかになったり、黒雪姫を裏切った人物の存在が仄めかされたり。
終盤にはアーダーメイデンを救うためにスザクに挑むわけだけれど、レギオンの仲間全員で協力して戦うというのが熱い。しかも、引き具合が強烈で、誰も入ったことがないであろう空間に閉じ込められてしまうのだから、一週間の期限があるのにどうするんだと、最後まで飽きさせない。
面白かった。続きがすごく気になります。
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アクセル・ワールド 6 浄火の神子 (電撃文庫 か 16-11)
- 作者: 川原礫,HIMA
- 出版社/メーカー: アスキー・メディアワークス
- 発売日: 2010/10
- メディア: 文庫
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