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機巧少女は傷つかない9 Facing "Star Gazer" (MF文庫J) [感想]

機巧少女は傷つかない 9 Facing

 

ブリュー家再興の為に――。

 

シグムントが死んだことにココまで悲しくなるとは思わなかった。涙腺が脆くなっているということなのか。シャルがその衝撃と共に錯乱するわけだけれども、彼女と同じく自分が涙を浮かべるほどシグムントに愛着を持っていたことに驚く。

 

挫折から再起と、あくまで脇役で最初から強かったこともあるシャルは、雷真とは違って強くなる機会がなかったけれど、シグムントの死から大切なことに気付く。バトル系統では王道の展開は、戻ってきたときの熱さがやはり良い。シャルの成長は今後の夜会で上位と戦うときに大きな助けになりそう。

 

シリアスの中にも、日輪と夜々が口論を繰り広げるの展開は和みますね。胸を揉んでもらいたいなどの爆弾発言もあったりして、ラブコメしていてよろしいです。

 

物語としてはいつもと同じで、つまらないわけではないけれど特記することも少ないかなと。雷真は無茶してますし、ロキはツンデレだし。けれども、正直そろそろ夜会がどうなっているのか曖昧になってます。何位まで倒してあと何人なのか……、最近だと正式な試合をしている印象がないので余計ですかね。

 

そして、いろりさんは今回も可愛かった――。

 

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