Infinity recollection

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アウトブレイク・カンパニー 萌える侵略者5 (講談社ラノベ文庫) [感想]

アウトブレイク・カンパニー 萌える侵略者5 (講談社ラノベ文庫)

 

ファンタジー世界でロボットアクション。

 

みんな良い具合にオタク文化に毒されている。思考回路が中二病とロマンに溢れているので、窮地に追い込まれたときのギミックとか大逆転するための変身機構とか用意しちゃう。そんな熱さが大好きです。

 

物語としては隣国バハイラム王国を取り上げることで、世界観を広げると共に大きくなりそうな伏線を張っていきました。慎一が誘拐されたこともあって、慎一の居ないエルダント、慎一ではない視点から物語が描かれたことも新鮮。

 

文化の違い。

 

日本とエルダントの文化の違いはこれまでも説明されてきたけれど、今回は異世界での国同士の文化の違いが見れた。バハイラム王国は自由がなく、娯楽も少なそうで当然文化も発展しそうにな、思想統制がかなり厳格なお国柄。

 

エルダントと比べると単純に住み難そうだし、何より国民が楽しくないだろうなと。慎一と同じ目線で、どうしたことだと隣国の惨状には暗い気持ちになる。故に、彼の最後の行動は印象深いですし、今後芽が出てくれれば良いなと思うしだい。

 

ミュセルが健気に慎一を想う姿にもご期待ください。頑張るミュセルはめっちゃ可愛いです。

 

 Presented by Minai.