Infinity recollection

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七星降霊学園のアクマ 04 グリード・ウィング 七星降霊学園のアクマ (角川スニーカー文庫) [感想]

七星降霊学園のアクマ  04 グリード・ウィング (角川スニーカー文庫)

 

フハハハハハ。

 

アバドンとなったカグラめっちゃ格好良いじゃない。月斗たちのことなんて知らないと言いつつ、いつもの料理を振舞ってくれたり、わざと魔界から自分から遠ざけようとする。

 

そんな冷たいカグラを見ていたら、思わず後ろを向いた黒猫を想像してしてしまいました。物語上はけしてそんな描写にはなっていないのだけれど、寂しい背中を晒しているように読めたのですよね。

 

魔界の魔王。

 

ベルゼブブはとても人間らしさをもったアクマなので、月斗くんは混乱するのだけれど、人間に欲望を与えたのはアクマだと言われてしまうと、他にも何かありそうで月斗だけでなくとも気になってくる。

 

――しかし、月斗くんはアクマですらその優しさとお節介で魅了してしまうとは恐れ入る。雪伽に至っては魔王すら魅了するので、この兄妹の戦闘力には素晴らしいものがありますね。実はこれ少数精鋭でわりと最強なんじゃないだろうか。