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アウトブレイク・カンパニー 萌える侵略者11 (講談社ラノベ文庫) [感想]

アウトブレイク・カンパニー 萌える侵略者11 (講談社ラノベ文庫)

 

けもっ子の可愛らしさとエロさが詰まっていましたね。短編用にプロットを組んでいたというだけあって、エルビアの姉であるアマテナと部下クラーラを中心に描いてはいるものの、内容は楽しくなれる話にまとまっているのです。例えば、ラッキースケベ的にケモノ娘とお風呂に入ってみたりだとか、ミュセルとのイチャイチャがあったり、逆にミュセル視点で恋する乙女を描いたり、コスプレとそのマナーについて掘り下げていたり盛り沢山。

 

エルビアの良さが存分に出ていたのが印象的。嘘がつけない正直者なので、嘘がばれそうになると逃げるという行動をとるのが愛らしいですし、シンイチ愛がめっちゃ凄いということを再認識させられました。ミュセルに取られるのはしょうがないとしても、姉に先を越されるのは我慢ならないというストレートな物言いはもはや告白ですし、シンイチが大好きだけど別に一番でなくてもいいという風にも聞こえて、シンイチのハーレムが出来上がりも近い近い。なんと言ってもアマテナとクラーラが既にシンイチに落ちたといってもいいので、ハーレムは人数が増えるばかり。天然ジゴロ恐るべしです。

 

楽しい内容の中にも伏線は張られている様子です。しかしながら、それ故につなぎの話にはなってしまっているので、完成度を求める人は首を傾げるかもしれません。これなら短編集にまとめてもらった方が良かったとか。というのは、アマテナとクラーラの話をするのかコスプレの話をするのか、どっちつかずにも見えてしまうので。(まとまってはいるのですが、掘り下げようと思うともっと出来たかなと。)何にしても、次はシリアスになりそうなので、今回でポジティブエネルギー補給して次を楽しみに待ちます。

 

アウトブレイク・カンパニー 萌える侵略者11 (講談社ラノベ文庫)