Infinity recollection

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2014 ATPワールドツアー・ファイナル準決勝 ジョコビッチvs錦織圭 [感想]

Tennis Magazine (テニスマガジン) 2014年 11月号 [雑誌]

 

『2014 ATPワールドツアー・ファイナル準決勝 錦織圭vsジョコビッチ』タイトルどおりですが、GAORAさんで見てましたよLIVE中継。負けてしまいましたが実に惜しかった。試合結果は6-1, 3-6, 6-0ですが、試合後にジョコビッチが首を傾げていた様に、攻めていたのは錦織の方でしたし、第1セット以外は試合を支配していたのは間違いなく錦織だったと思います。正直、第2セットを錦織が取ってからの第3セット第1ゲームの出来では錦織が勝ったと思いました。それほどに錦織圭は強かったし、ジョコビッチとの差も感じなかった

 

――けれど、そこからのミスが痛かった。

 

第3セット第1ゲームはジョコビッチのサーブゲームだったのですが、押していたのは錦織で、スコアもリードしていたと思います。だからブレイク出来ると思いました。でも上手くいかない。結局、第1ゲームはジョコビッチがキープ。続いて第2ゲーム。自らのサーブゲームなので落ち着いてキープして行きたいところでしたが、逆にブレイクされてしまう。致命的だったのは第3ゲーム。ジョコビッチのサーブゲームを追い詰めて追い詰めて、ブレイクバックが見えたところでジョコビッチにキープされてしまう。ここで錦織自身、ラケットを投げ出しています。不甲斐ない自分に対して苛立ったのでしょう。感情が溢れるのも分かります。それほどに、全体を通してミスが多かったのと、見放されているという表現が正しいほどに運がなかった。コードボールが8割方ジョコビッチに傾いていて、持っていける試合の流れが持っていけない。あれやそれやが錦織のポイントだったなら、決勝進出は錦織でした。それほどに運がなかった。(それも実力ではあるのですが。)だから見ていて心底悔しかった。

 

6-1, 3-6, 6-0。スコアだけ見てしまえば、「ジョコビッチ圧倒的だな」「へー錦織負けたんだ」といった感想になってしまうのでしょうが、実際に試合を見ていると実に惜しい試合で、ジョコビッチにだってけして勝てないわけではなかったですし、十二分に勝てた試合をしていたことが分かります。今、世間が錦織圭に湧いているわけだけれど、新聞やニュース番組で知るであろう大多数の人たちが、前述のような「へー錦織負けたんだ」といった感想を持たれてしまいがちなことが、筆舌し難いほどに一番悔しい。だからこそ、次は四大大会優勝して欲しいですし、出来るはずです。