Infinity recollection

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ガーリー・エアフォース (2) (電撃文庫) [感想]

ガーリー・エアフォース (2) (電撃文庫)

 

F4ファントムのキャラクターいいですね。精神年齢も高めでお嬢様っぽいクールキャラ。極度の現実主義者というか、少しでも長く人類を生き延びさせる為に戦っているので、現状とこれからを天秤にかけてより人類のためとなる方法を選択してしまうが故に冷酷に見えるときもありますが、要するに不器用でとことん真面目でプライドと信念を持っているキャラクターです。緑髪でおかっぱ頭というビジュアルも好きだったりします(緑は好き嫌い別れますね)。彼女はベテランということもありますし、てっきり部隊編成では隊長機にでも抜擢されるのかと思いきや、話は別な方向に進んでいきましたから慧の心労を慮ってしまいますね。だからこそ意外だったのですが慧が訓練や筋力トレーニングで戦闘機を操縦できるようになるとは思わなかった。レーダー要因になるものだと思っていたものですから「あれ? 案外戦えちゃってるな」と、確かに戦闘機乗りの方が格好良いですし読んでいて楽しい。というか、それが出来ちゃうのであれば慧の言う通り、アニマと人間の関係性は変わっていくのかもしれませんし、慧とグリペンの特殊性が際立ってもいますから今後はその辺りに軸足を移して物語を展開していってくれるのでしょうかね。楽しみです。