Infinity recollection

ライトノベルを中心に感想を載せているサイト。リンク+アンリンクフリー。

2010-12-01から1ヶ月間の記事一覧

宅配コンバット学園 (集英社スーパーダッシュ文庫) [感想]

新人さんということだけれど、微妙。 過去の戦争に登場人物たちが送り込まれ、そこで任務を遂行するために奮闘する話。弾薬や食料などの物資は、未来からの宅配便で送られてくる。 設定だけなら面白そうと思えたし、タイトルにも好感が持てたのだけれど、期…

7秒後の酒多さんと、俺。 (ファミ通文庫) [感想]

7秒後の未来を音として聞くことが出来る面堂朗は、転校した高校で運動神経が壊滅的な美少女、酒多さんに出会う。朗は酒多さんがトラブルに遭うことを放っておけないので、彼女を助ける毎日が始まる。 部活動を見て回っていく過程で、酒多さんが次々にアクシ…

百億の魔女語り2 やっぱり都会の女なのね、そうなのね。 (ファミ通文庫) [感想]

騎士候補生のアルトは、都会であるカイゼルに招待したエーマたちを案内するはずが、何故だがフォリーナ姫の護衛をすることになり、姫様と町を見て回ることに。 フォリーナはクローブが大好きなので、当然アルトの活躍も知っている。だからこそアルトのことも…

お兄ちゃんだけど愛さえあれば関係ないよねっ (MF文庫J) [感想]

「ご愁傷さま二ノ宮くん」の鈴木大輔さんの作品。 お兄ちゃんのことが大好きな妹と何でもない日常を過ごしていく話。終始、兄と妹の会話で話が繋がれていくわけだけれど、作品のコミカルさは好きになれたので、流れるように読めた。 笑いの感覚が違ってしま…

傾物語 (講談社BOX) [感想]

かみまー。 八九寺がメインのお話、まよいキョンシー。けれども、八九寺はあまり登場しない。終始、暦と忍の語りで物語は進む。というか、二人しか登場しないといっても過言ではない。八九寺メインなのに登場少ないとはどういうことか。 あとがきでもあった…

IS〈インフィニット・ストラトス〉〈6〉 (MF文庫J) [感想]

IS高速機動バトルレースが学園で行なわれるが、そこに亡国機業が絡んできて――という話。一夏は相変わらずハーレムしつつ、話は進んだのか進まなかったのか判断し難い。 バトルレースはあるけれど、あまりそこは比重が大きくはない。やはりラブコメがメイン。…

東京レイヴンズ3 cHImAirA DanCE (富士見ファンタジア文庫) [感想]

都内各所で霊災が多発する事件が発生する。その頃、陰陽塾では進級試験が行なわれており、その内容はフェーズ1の霊災を人工的に発生させ、それを解決するというもの。けれど、この霊災が突如としてフェーズを上げる。これら一連の事件は二年前に冬児が関わっ…

棺姫のチャイカI (富士見ファンタジア文庫) [感想]

王道のファンタジー。 新しいことをやっているわけではないけれど、それが面白い。奇をてらわずに堅実に読みたいところを押さえてくれているので、読んでいて気持ちがいい。 物語とキャラクターのバランスも流石だった。主人公はやる気のない、働いたら負け…

銀の河のガーディアン2 (富士見ファンタジア文庫) [感想]

コンビを組んだセーヤとラリエナが新部隊に配属されることになり、早速とある惑星の叛乱を解決する任務が言い渡される。セーヤとラリエナは別行動をすることに。 二人はテロを相手にする新設の治安部隊に配属されたので、自然と新しいキャラクターたちが集ま…

氷結鏡界のエデン5 絶対聖域 (富士見ファンタジア文庫) [感想]

イシュタルが可愛らしい。 普段は猫をかぶっているので、口調から態度から柔らかい印象を受けるのだけれど、いざ戦いや重要なところになると格好良くなる。その差が面白かった。 彼女はレオンと同じくシェルティスとは知り合いなのだけれど、シェルティス自…

円環少女 (角川スニーカー文庫) [感想]

設定が凄く面白い。文章は凄く読み難い。 幾千もある魔法世界で、罪を犯したものが落とされる地獄、それは地球。ここへ落とされた魔導師メイゼルへ与えられた罰は、地獄で敵対魔導師100人を倒すことで。刻印魔導師を管理する公館の武原仁と共に戦いへ。 まず…

星界の戦旗〈4〉軋む時空 (ハヤカワ文庫JA) [感想]

アーヴによる人類帝国と三ヶ国連盟の戦争は七年目に突入。ラフィールとジントも襲撃艦フリーコヴで戦場へ、ラフィールの弟であるドゥヒールも戦列艦カイソーフで戦場に。そんな中、帝国とハニア連邦との間で密約が交わされようとしていた――。 ジントが慣れな…

ルナティック・ムーン〈2〉 (電撃文庫) [感想]

ウェポンとしての生活を送り始めたルナ。稀存種なのでその強さは群を抜いているかと思いきや、他のウェポンの足を引っ張るばかりで全然役に立てない。 集団戦に慣れていない、力の使い方を把握していない、などの理由はあるけれど、ルナはそんな不甲斐ない自…

世界平和は一家団欒のあとに〈6〉星弓さんちの非日常 (電撃文庫) [感想]

短編集。 非日常とはいうけれど、やっていることはいつもと変わらずな星弓家でした。美智乃がダイエット、柚島さん委員長モード、軋人と賞金、姉二人、そしておまけ。 柚島さんは相変わらずの可愛らしさでした。美智乃に彼氏が出来た云々で軋人が暴走しそう…

ウィザーズ・ブレイン〈6〉再会の天地〈上〉 (電撃文庫) [感想]

シティ・ニューデリーを舞台に、各々が動く。 マザーシステムの秘密を暴露した賢人会議、ヘイズと共に兄姉を探す錬、シティ・モスクワ軍と月夜、全員が集合するが如く、邂逅することになるわけだけれど――。 シティ・ニューデリーでは魔法士にも政治的な地位…

月と貴女に花束を (電撃文庫) [感想]

第5回電撃ゲーム小説大賞 選考委員特別賞受賞作 主人公の月森冬馬は変身できない狼男、人狼族ではあるがそれ以外は普通の大学生。ある日、彼が目覚めると家には見知らぬ美少女、深雪がいて。何でも彼女は冬馬の妻だという。 いきなり結婚生活が始まってしま…

ルーンの子供たち 冬の剣1 (Next novels) [感想]

何やらテイルズウィーバーの原作らしい。 伝説の武具であるウィンターボトムキットを巡る争いに巻き込まれた兄弟。この二人を軸に、少年の成長と切ない運命が読めるファンタジー作品となっている。 一言で感想を書くのなら、続くんだ、かしら。 恐らくだけれ…

“菜々子さん”の戯曲 小悪魔と盤上の12人 (角川スニーカー文庫) [感想]

前作が中学生だったのに対して、高校生編。 どのように続けるのかと思っていたら、高校生編としてシリーズが続くよう。二巻から読んでも話が理解できる安心設計ですし、短編集の連作形式みたいになっているので、こちらの方がよりマイルドになっていて読みや…

さくら荘のペットな彼女(4) (電撃文庫) [感想]

文化祭とクリスマス 三巻ではゴタゴタしていたさくら荘ですが、やっと銀河猫にゃぼろんを文化祭で公開することに。そこからクリスマスまでが描かれていくわけだけれど、とにかく登場人物が動き回っていた。 恋というベクトルに向って、それぞれが進む。 まし…

烙印の紋章(7) 愚者たちの挽歌よ、竜に届け (電撃文庫) [感想]

引きが憎らしいほど気になる引き具合。 正直なところ、物語は進んでいない。タウーリアでガルダと戦ったオルバだが、彼はメフィウスに戻るわけではない。物語は思い悩んでいるビリーナのギル探しが描かれていく。 気持ちの整理が付いていなかったビリーナが…

電波女と青春男(7) (電撃文庫) [感想]

丹羽くんの妄想が暴走している短編集。 前川さんと付き合っている高校生活、リュウシさんと付き合っている大学生活、エリオとお互いに年老いての日常、近未来的なお話、この後の丹羽くん次第ではありえなくもない物語の数々が詰め込まれている。 基本的には…

火の国、風の国物語〈3〉星火燎原 (富士見ファンタジア文庫) [感想]

過去編。 解放軍の指揮官であるジェレイドを主人公に、農民たちを率いるに至った経緯が、アレスとの談話という形で描かれる。ジェレイドとアレス、お互いに正義をぶつけ合う姿が熱い。 アレスは国王を信じているので、反乱を起こす前に直訴すべきだったとい…

スプライトシュピーゲル II Seven Angels Coming (2) (富士見ファンタジア文庫) [感想]

ドキドキしたいっしょーっ!! オイレンより先にこちらを読んでいますので、事件そのものは新鮮で、随所でここでリンクするのだなと確認。こちらの三人を援護するかのような誰かさんの狙撃には奮えますし、最後の場面などは熱すぎる。 キャラクターがイキイキ…

火の国、風の国物語〈2〉風焔相撃 (富士見ファンタジア文庫) [感想]

物語が動き始めた。今まではアレスを中心に物語が描かれていたけれど、二巻からはジェレイドと風の戦乙女も描かれていく構成となっていて、より物語が面白くなっている。 火の国、風の国だけに、両方の視点から物語を読めるというのが魅力だ。王国軍と反乱軍…

星界の断章 1 (ハヤカワ文庫JA) [感想]

アーヴの誕生と罪、その起源に迫るような短編集。 星界シリーズを読む上で、今まであまり語られていなかったアーヴという存在についてが書かれているので、作品に深みが出ている。アブリアルの話など興味深い。 作中には、過去編とでもいうべきこれらの話に…

聖剣の刀鍛冶10 (MF文庫J) [感想]

ルークとユーインが火山に閉じ込められてしまったことで、それからどうなったのかを描いている。ルークはユーインと共に火山の探索を続けるし、セシリーたちは二人を救出に向う。 暗闇で高温、ストレスの溜まる空間でのルークとユーインの語り合いというのは…

GENEZ-5 ジーンズ (富士見ファンタジア文庫) [感想]

日常のジーンズ。 短編集の構成で、謙吾たちの普段の生活が描かれている。がっちりとした任務もいいけれど、たまには肩の力を抜いて、高校生らしい青春を読むのも楽しい。 任務は日常的にあるけれど、彼ら彼女らは高校生で。任務の難易度だってジーンズが必…

レジンキャストミルク〈2〉 (電撃文庫) [感想]

あれ? 面白くないわけではないのだけれど……。 一言で表すのなら、読んでいて落ち着かない。鬱々とした物語の暗さ、それは別に気にならないのだけれど、視点の切り替えが多いからなのか読んでいて休む暇がない。読んでいて馴染めなかった。 加えるならば、基…

機巧少女は傷つかない 4 (MF文庫J) [感想]

いろりが強すぎる。 負傷続きでも〈夜会〉には勝ち残っている雷真たちですが、この負傷を自分のせいだと悩んだ夜々が姿を消してしまう。〈十字架の騎士〉に連れ去られた夜々を助けるために、雷真たちが動く。 夜々がいなくなってしまったことで、雷真には相…

シュガーアップル・フェアリーテイル 銀砂糖師と白の貴公子 (角川ビーンズ文庫) [感想]

銀砂糖師の品評会が今年も開かれるのだが、どうにも砂糖林檎が凶作らしく、砂糖林檎を手に入れるには工房に行き、共同作業に従事しなければならないらしい。もちろんアンはそれに加わるのだけれど、その工房というはラドクリフ工房で――。 例によって嫌な人た…