Infinity recollection

ライトノベルを中心に感想を載せているサイト。リンク+アンリンクフリー。

2011-12-01から1ヶ月間の記事一覧

アウトブレイク・カンパニー~萌える侵略者2 (講談社ラノベ文庫) [感想]

早くも二巻発売――いや、面白い。 オタク文化を異世界に広めるために奔走する慎一。日本のオタク文化を知るための学校を作り、そこで講師として貴族たちにオタク文化を教えていくわけだけれども、順調にオタク文化が広がっていくのが楽しい。 異世界なので人…

この中に1人、妹がいる! 5.5 (MF文庫J) [感想]

短編集。 順調に将悟のハーレムが形成されていくと共に、将悟がいつにも増して変態紳士になっていました。帝野グループの新作水着モニターをヒロインたちに頼むのだけれども、その水着というのがリボン状の水着で、エロすぎる。 ここにを口絵にしているのも…

泳ぎません。 2 (MF文庫J) [感想]

プールサイドで展開される日常コメディ。 これまで女の子の視点で描かれていた物語が、脇役かつ重要なキャラクターであることを匂わせていた少年、神の視点で描かれていくのでこれまた違った楽しさが味わえる。特に、女の子たちの会話ではなく、神対ヒロイン…

“若紫” ヒカルが地球にいたころ……(3) (ファミ通文庫) [感想]

是光、男前が過ぎるでしょうよ……。 今回のヒロインは小学4年生の若木紫織子。ヒカルはこんな子供にまで手を出していたのかと、是光と同じく呆れてしまいますが、背景にはしっかりと理由がある。良い子では駄目だから、悪い子になるのだと言う彼女の生い立ち…

黒の夜刀神 1.キミのために僕ができること (富士見ファンタジア文庫) [感想]

ストーンリバー学園に通う学生は、学園の方針で仕事と学業を両立させなければならない。主人公の白毀廻もそれは例外ではなく、伝聞社イーストウッド社の仕事を請け負っていた……のだが、請け負いすぎて出席日数が危ぶまれるという本末転倒な自体に発展してい…

不完全神性機関イリス 154cmの最終兵器 (富士見ファンタジア文庫) [感想]

宝条軍学校の傭兵科に通う凪は、ある日、廃材の山に放置されていた少女の人型機械体を発見する。元来、機械マニアで、本当は機械工学科へ入学したかった凪は、彼女を持ち帰りさっそく修理するのだけれど――。 キャラクターの作り方がとにかく上手い。女の子た…

オーバーイメージ 金色反鏡 (MF文庫J) [感想]

第7回MF文庫Jライトノベル新人賞 佳作受賞作 反転世界と呼ばれる異世界で、己の願いをかなえるために戦うイマジネーターたち。主人公の真白彩もイマジネーターとして、オーバーイメージというゲームに参加することになる。学園異能モノ。 イマジネーターたち…

恋物語 (講談社BOX) [感想]

セカンドシーズン最終巻。 うーん……、微妙でした。テーマは好きなのですが、どうにも蛇足を印象付けられる。最終巻でどうまとめてくるかを期待していたので、著者らしいといえば著者らしいけれど、如何せん肩透かしを食らった気分。 語り部が戦場ヶ原でも阿…

豚は飛んでもただの豚? (MF文庫J) [感想]

第7回MF文庫Jライトノベル新人賞 最優秀賞受賞作 元不良である真宮逢人は、バイト先で食い逃げした犯人を追いかける途中で、ポニーテールの美少女と出会う。彼女がハイキックの一撃で犯人を倒してしまい、思わぬ形で助けられた真宮だったが、それ以降、藤室…

フルメタル・パニック! アナザー2 (富士見ファンタジア文庫) [感想]

民間軍事会社「D.O.M.S.」に就職することになった達也だったが、あるクライアントと模擬戦の結果で揉めたことにより、一時的に日本へ帰されることに。物語では、達也が本来いるべき場所である陣代高校が描かれていくと共に、新型ASが登場する。 ――ブレイズ・…

アクセル・ワールド〈2〉紅の暴風姫 (電撃文庫) [感想]

親と子の絆。 無駄がないというのが第一印象。<加速世界>で必要になってくるであろうポイント集めを圧縮して、既にシルバー・クロウが強くなった段階から始まるので非常に読みやすい。強くなる過程も大切ですが、二巻はまだそのときではないですし、この作…

理由(わけ)あって冬に出る (創元推理文庫) [感想]

第16回鮎川哲也賞佳作作品 主人公の通う高校には芸術棟という文化部の部室棟があるのだが、そこに「壁男」という幽霊が出るという噂が立ち始める。その噂のせいで吹奏楽部は練習を休む部員が多くなり、部活が機能しなくなってしまう。そこで、部長とその部…

付喪堂骨董店 “不思議”取り扱います (電撃文庫) [感想]

不思議な力が宿った品物”アンティーク”にまつわる物語。 付喪堂骨董店~FAKE~には、世にも珍しい商品が並んでいるのだが、そのほとんどは何の力も持たない偽物。けれど、稀に本物が紛れ込んでくるからオーナーの目利きはいいのか悪いのか。 偶然を操作する…

アンチリテラルの数秘術師(アルケニスト)〈4〉 (電撃文庫) [感想]

雪名と誠一をくっつけようと変に気を利かせた結果、東京内戦の跡地へ冬の肝試しに行くことになったのだが、そこで災厄の数と出会ってしまう。漆黒に包まれた少年カラス、どうやらアンデレとは因縁があるようで……。 零。 いつかは登場すると思っていたけれど…

青春ラリアット!!〈3〉 (電撃文庫) [感想]

相変わらずバカばっかりだな、そんな貴方たちが大好きです。 黒木がメインのお話だったけれども、この男をメインに据えたらそれはもう楽しくなっちゃう。思わず表現が軽くなっちゃうくらい楽しくなっちゃうよ。黒木、カレー食べすぎ。胸を張ってならぬ、腹が…

僕と彼女のゲーム戦争〈2〉 (電撃文庫) [感想]

現代遊戯部の一員となった岸嶺健吾は、生徒会長と変態教師とともに日夜ゲームの腕を磨いていた。しかし、JGBCのチーム戦に出場するには部員が一人足りない。そんな中で、校内にマイコントローラを持ち歩くほどのゲーム好きを見つけるのだった。 四人目のメン…

魔法科高校の劣等生〈4〉九校戦編〈下〉 (電撃文庫) [感想]

九校戦編。 新人戦が始まって、一年生が輝くときが来ましたが、そんな中で一際異質だったのはやはり達也だろう。エンジニアとしてCADの調整をする裏方に回りながら、ここまで注目を集めるとは。達也が組み込む革新的な術式の数々に毎回のように驚かされる先…

アクセル・ワールド〈1〉黒雪姫の帰還 (電撃文庫) [感想]

第15回電撃小説大賞 大賞受賞作 仮想世界が現実に普及した近未来。脳をネットに繋ぐ「ニューロリンカー」は生活に欠かせないものになっていた。主人公は太っていることや後ろ向きな自分にコンプレックスを抱える少年、ハルユキ。いじめられっこのハルユキは…

精霊使いの剣舞 5 魔王殺しの聖剣 (MF文庫J) [感想]

精霊剣舞祭。 エストを失ってしまったカミトだったが、刻印が消えていないことからエストがまだ生きいていることを確信。しかし、時間は待ってくれず、エストがいないまま精霊剣舞祭が始まってしまう。 今回の精霊剣舞祭の方式はテンペストとのことで、サバ…

アウトブレイク・カンパニー 萌える侵略者1 (講談社ラノベ文庫) [感想]

高校に行かなくなり半ば中退状態の慎一は、とうとう就職、復学、離縁の三択を両親から迫られ、就職することを決意する。しかし、世の中は甘くない。切羽詰って就職できたのは怪しい会社で――気付くとドラゴンが空を飛ぶ異世界に連れてこられていた。 異世界交…

魔法使いなら味噌を喰え! (講談社ラノベ文庫) [感想]

第1回講談社ラノベ文庫新人賞 大賞受賞作品 魔法の存在が明らかになって100年。人類は科学と共に、科学を凌駕する力として魔法を活用していった。しかし、魔法抑止物質「MISO」――the Material of an Impedimentto the Sorcerer’s Ordersが発見されたことで、…

彼女がフラグをおられたら 俺、この転校が終わったら、あの娘と結婚するんだ (講談社ラノベ文庫) [感想]

主人公の旗立颯太は人生における分岐点――フラグを見ることが出来る不思議な力を持っていた。転校した高校では当然のように質問攻めにされ、転校生らしくクラスメイトに興味をもたれるのだが……、颯太は友情フラグ、恋愛フラグと次々にフラグを折りまくってい…

生徒会探偵キリカ1 (講談社ラノベ文庫) [感想]

主人公が入学したのは全校生徒8000人という白樹台学園。外部受験したのに学校については何も知らなかった主人公は、学園で絶大な権力を持つ生徒会に目を付けられ、庶務という役職を与えられてしまう。個性的な生徒会の面々に振り回されながら、学内で起こる…

サクラダリセット6 BOY、GIRL and -- (角川スニーカー文庫) [感想]

相麻菫からの久しぶりな連絡は、ケイに春埼で一緒になってゴミ拾いをして欲しいという要領を得ないものだった。彼女の指示に従って交差点のゴミ拾いをするのだが――その裏では、管理局の浦地が咲良田に存在する全能力の消滅を準備し始めていた。 サクラダリセ…

覇道鋼鉄テッカイオー (集英社スーパーダッシュ文庫) [感想]

第10回SD小説新人賞 大賞受賞作 心身を極限まで鍛えることで、兵器をも超えた力を持つ存在・武侠。主人公カザンは武侠の中でも極限られた、一生童貞を貫くことを誓った者しか操ることの出来ない『童子神功』の使い手。そんな彼が、相棒のルゥランとともに…

百億の魔女語り4 魔女って一体なんなのかしら、ねえ-- (ファミ通文庫) [感想]

完結。 外伝でアディリシアの研究が分かり、背景がしっかりしたところでエーマと共に『禁域』へ。アルトはアルトで、気持ち良いくらいに全てを投げ捨てて追いかけるのだから格好良いです。 ジュラシックパーク。 魔術と人間、そして魔女という存在がどういっ…

僕は友達が少ない ゆにばーす (MF文庫J) [感想]

『僕は友達が少ない』公式アンソロジーノベル。 す、すごい、何だこの残念率は……。レーベルを超えて描かれている「はがない」の世界。アンソロのはずなのに、そのエピソードも安心の残念具合で本編にあってもおかしくない話が続く。そんな中、原作者が一番は…

その男、魔法使い”A” 1 (ファミ通文庫) [感想]

榊一郎と藤城陽、「ストレイト・ジャケット」のコンビが描く新シリーズ。 一九九九年、アメリカ合衆国国防総省に激震が走る。アメリカが誇る第二艦隊が一人の男によって蹂躙されるという冗談みたいな状況を見せ付けられていたからだ。魔法を行使し、僕を従え…