Infinity recollection

ライトノベルを中心に感想を載せているサイト。リンク+アンリンクフリー。

2011-06-01から1ヶ月間の記事一覧

獅子は働かず 聖女は赤く あいつ、真昼間から寝ておる (集英社スーパーダッシュ文庫) [感想]

駄目な子。 世界観がファンタジーなのにニート生活をおくっているという設定は珍しかった。主人公のユリウスは働かず勉強もせずという無職。毎日家に篭っては家事をするわけでもなく酒を飲み、ゴロゴロと怠惰な生活を続けています。 そんなユリウスと一緒に…

彼女に耳としっぽがついてる理由を説明できない。 (MF文庫J) [感想]

神社の息子である草壁悠人は、ある日金色の髪を持つ少女を助けるのだが、その少女には記憶がなく、記憶の代わりにネコミミが生えていた。彼女の正体とは――。 キャラクターが可愛らしい。 可愛らしいのだけれど、話のテンポが早いので魅力が全ては伝わってい…

お兄ちゃんだけど愛さえあれば関係ないよねっ 3 (MF文庫J) [感想]

銀兵衛が可愛い。 幼馴染である銀兵衛は秋子とはまた違った意味で、秋人との距離がとても近い。だからこそ、相手の考えていることが分かったり、自然と気遣える関係性がそこにはある。お互いがお互いを大切にしていることが伝わってくるのは良い。 普段は男…

まよチキ!8 (MF文庫J) [感想]

デレちゅきさん。 何この可愛い生き物。身体は高校生のまま、記憶だけ8歳に退行してしまった涼月奏に、周囲は四苦八苦。主なのだけれど言動は8歳で無茶なお願いをされたりする、高校生の奏に戻す方法を探るのだけれど――。 そもそも、8歳に退行してしまったこ…

テンプテーション・クラウン 2 (集英社スーパーダッシュ文庫) [感想]

可愛い悪戯です。もちろん人生かけてます。 魔王のラースさんは止まりません。何かにつけて悪戯を仕掛けている素振りを見せるし、最終的に丸く収まるからいいものの洒落にならない悪戯だったりもするものだから、彼女の心の内が読めない。 今回はルビィの英…

氷結鏡界のエデン7 空白洗礼 (富士見ファンタジア文庫) [感想]

第一楽章、完結。 潜入部隊に志願したシェルティスだったけれど、選ばれるのは小数のみ。その他は待機組として塔に残らなければならないので、名前を呼ばれるかどうか始まりからして好奇心を止められなかったわけだけれど、いざ異篇卿の拠点へ潜入するとそれ…

響空のエレメントバレット1 (富士見ファンタジア文庫) [感想]

旅商人の少女リオナは、辺境の街セファルトでウィルという青年に出会う。彼はコヨーテカンパニーという会社を営んでいるのだが、街で騒動ばかり起こす彼らに仕事の依頼は来ない。それを見かねたリオナは、今にも潰れそうな会社の立て直しをはかることに。 コ…

調停少女サファイア1 (富士見ファンタジア文庫) [感想]

最後の竜の調停者であるサファイアは、少年エオンと月エルフのレミと共に旅をしているのだが、その旅の途中でケンタウロスの野営地にたどり着く。ケンタウロスに歓迎されるサファイアたちだったが、そんな彼らはある問題を抱えていた。 サファイアのギャップ…

赤鬼はもう泣かない (ガガガ文庫) [感想]

第5回小学館ライトノベル大賞 審査員特別賞受賞作 女子の二の腕おいしかったです。西遺大豪はクラスの女子の二の腕を舐めるという奇行から、あれよあれよという間に田舎の中学校に転校することになる。しかし、今度は新しい学校で隣の席になった喪庭ここめに…

オブザデッド・マニアックス (ガガガ文庫) [感想]

大樹連司さんの新作。 授業中、もしここにゾンビが襲ってきたら――。ゾンビ映画マニアの安東は日夜そんな妄想を繰り広げているのだが、クラスメイトと嫌々参加した合宿で、奇しくもその妄想が現実のものとなる。 ゾンビハザードが現実に起こったときにどのよ…

とある魔術の禁書目録(インデックス)〈22〉 (電撃文庫) [感想]

ロシア編、完結。 直球を投げていく浜面は良かった。レベル0でも一人を守るために命を張ってきた彼だけれど、メルトダウナーと向き合うことでアイテムという存在とは何だったのか考える。 浜面の敵としてのメルトダウナーだったけれども、ふと考えたときに本…

はたらく魔王さま!〈2〉 (電撃文庫) [感想]

店長代理。 日夜マグロナルドで仕事に励む魔王様なのだけれど、このたび店長代理に昇進。向かい側オープンしたセンタッキーフライドチキンに負けないように、職務をこなすのだが……。 相変わらず思うけれどもネーミングが面白い。物語に登場する企業はどこか…

ライアー・ライセンス (電撃文庫) [感想]

申し訳ないけれど、合わなかった。 怪盗の素質である“機能”を持つ者だけが入学できる「森ノ宮学院」。その学院に入学するはずだった兄は、ある事件で亡くなってしまった。弟の杉崎渉は、兄の名前を使って森ノ宮学院に入学することになるのだが……。 想像して…

カミオロシ 縁結びの儀 (電撃文庫) [感想]

御堂彰彦さんの新作。 学年トップの秀才である玖流緋澄と彼と双璧をなす才媛の識読美古都は、課外授業で神社を訪れる。その神社は最近学校で流行っている恋愛成就の”おまじない”と関連がある神社らしいのだが、おまじないに興味ない二人には関係のない話。け…

アイドライジング!〈2〉 (電撃文庫) [感想]

タッグマッチ。 アイドライジングのイベント戦にモモとオリンが選ばれる。個人戦ではなくタッグマッチで試合をするということだったのだけれど、二人の相性は全然で予想通りに負けてしまう。――けれど、ここですかさずのリベンジ宣言。 相手に乗せられたとこ…

アンチリテラルの数秘術師(アルケニスト)〈2〉 (電撃文庫) [感想]

理系ファンタジー。 物語は数学の集合と人間関係をテーマにして語られているのだけれど、数学を知らなくても言葉から状況を直感的に捉えられるようになっているのは優しい。何となく察せる範囲の数学を使っているのも考えられているのかしら。 学校、会社、…

僕と彼女のゲーム戦争 (電撃文庫) [感想]

師走トオルさんの新作。 ゲーム産業が政府に認められ、文化として世の中に受け入れられた架空の日本が舞台になっている。読書好きで友達が少ない主人公が、部員がいないという理由からゲーム部に誘われ、ゲーム大会での優勝を目標にヒロインたちと青春する部…

とある魔術の禁書目録(インデックス)〈21〉 (電撃文庫) [感想]

引き続いて、ロシア編。 上条さん、一方通行、浜面、三人の視点で物語が描かれていく構成は変わらず、それぞれの主人公たちが戦っていく姿が格好良かった。 まずは、ミサカワーストと一方通行が握手をした場面だろうか。殺し合いを演じた二人が、分かりやす…

9S(ナインエス) III 〈3〉 (電撃文庫) [感想]

上下巻構成の上巻。 終盤まで読んでから上巻ということに気付いたのだけれど、そこまで一気に読み進めてしまった。文章が上手いので作品の中に入り込んでしまう。 映画を観ているみたいだと一巻の感想に書いた気がするけれど、今回はまさにそれで、闘真の視…

とある魔術の禁書目録(インデックス)〈20〉 (電撃文庫) [感想]

ロシア編、開始。 今まで語られてきた登場人物たちがロシアに集合していく様に、思わず心が躍った。特に3人の主人公達が、それぞれの目的でロシアに集っていく様子には感慨深いものがある。 どこの頁を開いてもバトルバトルバトル。本当に様々な戦いがあるの…

とある魔術の禁書目録(インデックス)〈19〉 (電撃文庫) [感想]

科学サイド。 一方通行たちの「グループ」と、浜面たちの「アイテム」を主軸にして物語は描かれていくのだけれど、とにかくこの二つ、というか二人の主人公が格好良い。新鮮に読むことが出来た。 最強である一方通行さんが素直にその力を振るってくれるので…

魔王なあの娘と村人A 幼なじみは勇者です (電撃文庫) [感想]

人には個性があるが、稀に「個性者」と呼ばれる特殊な個性をもった人間がいる。個性者は戦士や魔法使いといった個性を持っていたりするのだが、大抵の人間は村人くらいにしかなれない。主人公はそんな村人の一人なのだが、何故だか魔王の個性を持った竜ヶ峯…

ストライク・ザ・ブラッド〈1〉聖者の右腕 (電撃文庫) [感想]

三雲岳斗さんの新作。 相変わらず学園ファンタジーに必要なことを確実にやってくれる。魔族と吸血鬼がいたり、対抗する人間の組織が複数あり、それがまた対立しているなど。学園生活では、ラブコメで魅せつつも、実は学園こそ様々な組織が入り混じる場所とい…

”葵” ヒカルが地球にいたころ……(1) (ファミ通文庫) [感想]

野村美月さんの新シリーズ。 主人公の赤城是光は見た目が怖いことからヤンキーだと誤解されているが、本当は素直で真面目なとても良い奴。そんな彼はろくに話したこともない学園の皇子、帝門ヒカルの葬式に出席するのだが、そこで何故だかヒカルの幽霊に憑か…

百億の魔女語り3 なんでこんなに不思議な妹ばかりなの? (ファミ通文庫) [感想]

騎士候補生になったアルトは、フォリーナ姫を救ったことで最高位の勲章を受章する。しかし、候補生が受章したということでメディアや人々から注目を浴びることに。 ――アディリシアの失踪。 動けないはずの妹アディリシアが突如いなくなるのだが、アルトは注…

精霊使いの剣舞3 風の誓約 (MF文庫J) [感想]

真面目なエリスさんが可愛い。 学園の風紀を守り、皆を引っ張っていく騎士様はいつも凛々しく規律正しい。けれども、カミトと二人になってしまうと素直に自分の気持ちを出せず、つい対応を間違えてしまいます。 間違えるというよりは、恥ずかしさを隠すため…

ココロコネクト クリップタイム (ファミ通文庫) [感想]

ペンタゴン++ 短編集だから本編の過去話だけをやるのかと思ったら、過去をしっかり補いつつも、進級した文研部の姿が見れる。次へつなぐプロローグ的な扱いになる物語なので、読み飛ばせない。 4月ということで、新入生もやってきて新入部員獲得を目指すの…