Infinity recollection

ライトノベルを中心に感想を載せているサイト。リンク+アンリンクフリー。

2011-09-01から1ヶ月間の記事一覧

まよチキ!9 (MF文庫J)

マサムネ編。 スバルに振られてしまったジローは、マサムネの家に厄介になることになるのだけれども、その扱いといったらペット並み……いや、以下だった。一ヶ月という期間をベランダに設置されたダンボールハウスで過すことになっているとは――。 しかし、寝…

泳ぎません。 (MF文庫J) [感想]

水遁の術。 ひたすらプールサイドで繰り広げられる少女3人の会話劇。タイトル通りに本当に泳いでない。仮にも水泳部のはずなのに、スク水は着ているというのに全く泳いでない。ましてやプールを泳がず歩くとはどういうことか。もう、とことん泳いでないよ、…

いもうとがかり (MF文庫J) [感想]

木星人は水が苦手だ。 同級生の一片愛に恋していた翔太は、告白することを決意する。成功する確立は限りなくゼロに近かったが、行動しなければそもそもゼロ。勢いに任せて告白するが、告白した相手は一片愛の妹である恋だった――。 何でも確率で物事を考える…

僕は友達が少ない7 (MF文庫J) [感想]

あれ……文化祭やってる。 隣人部として、どんな催し物をやるのか考える小鷹たちだったが、今回はまともに文化祭やれている気がする。いや、いつものように残念には収まっているのだけれど、そこまで残念というわけでもないような。物語が終盤に向って動き出し…

調停少女サファイア2 (富士見ファンタジア文庫) [感想]

ある日、サファイアたちは魔術の力で動く機械人形・クロックワークスに襲われている少女を助けるが、助けた少女は機械と魔法の国ユーヴラースの双玉と呼ばれる統治者の一人だった。エオンはそのまま少女ニフリートの護衛をすることに。 エオンとサファイアの…

氷結鏡界のエデン8 悲想共鳴‐クルーエル・シャウト‐ (富士見ファンタジア文庫) [感想]

第2楽章開幕。 シェルティスの秘密が公表されたことにより、騒然となる大陸。シェルティスは天結宮の上層部によって監禁されてしまう。モニカたちは思わぬ形でシェルティスが魔笛を宿していることを知り、チーム崩壊は危機に直面。その間にイグニドは計画の…

ドラゴンライズ (ガガガ文庫) [感想]

人と竜が争う世界。その世界で、ギルド「グライズ」に所属する剣士ノラと魔導師アイの凄腕姉妹コンビ+半人前の双剣士フレイクは、竜に怯える町を守護していた。ある日、竜に襲われていた剣士を助けることになった三人だったが、助けた剣士は王宮警備隊で――…

ソードアート・オンライン〈4〉フェアリィ・ダンス (電撃文庫) [感想]

今までの物語が怒涛の勢いで繋がっていく流れに、読み終わったときに充足感に包まれました。仮想世界を動き回るキリトたちと共に、読み手も作品の世界に思考だけでもダイブしていたので、そこから戻ってきたときの高揚感は気持ちが良い。純粋に作品を楽しん…

とある飛空士への夜想曲 下 (ガガガ文庫) [感想]

何度鳥肌が立ったかわからない。 レヴァームと天ツ上の戦争が描かれていくのだけれども、開戦したときは優勢だった天ツ上が、戦いが長引くごとに劣勢になっていく。それでもパイロットとして戦闘機に乗り続ける千々石の姿に心打たれた。 国の豊かさから、生…

火の国、風の国物語 13 英傑雄途 (富士見ファンタジア文庫) [感想]

「火の国、風の国物語」完結。 ついにアレスとフィリップの戦いに決着がつくことになる。悪くいえば予定調和なのかもしれない。けれど、そこに至るまでに二人が積み上げてきた物語が崩れるわけではなくて。積み上げがあるからこそ感じることがある。 最終決…

灼熱の小早川さん (ガガガ文庫) [感想]

炎の剣と氷の剣。 問題児がいるわけでもないごく一般的なクラスにも関わらず、学級崩壊の足音が直ぐ近くまで忍び寄る。それを権力と正義でまとめようとする小早川さんが熱い、熱すぎる。彼女は誰よりも強く不器用で一生懸命。 校則や不正には容赦が無い小早…

女子モテな妹と受難な俺 3 (ガガガ文庫) [感想]

凛世が可愛い。 小麦がメインのお話ではあるのだけれど、中盤辺りから絡んできた凛世が可愛らしすぎた。元々は妹が大好きで、妹と付き合うために明日太に近づいたわけだけれど、今や目的が明確に変化している。表向き妹と付き合うためだと言うが、本音では明…

神様のメモ帳 8 (電撃文庫) [感想]

蘇るエンジェル・フィックス。 序盤の話のまとめ具合から短編集かと思っていたら、あれよあれよと話が続いていくのは面白い感覚だった。それぞれの出来事は独立もしているのだけれど、根元では繋がっている。自然な繋がりで違和感無く読ませる文章は流石。 …

ヘヴィーオブジェクト電子数学の財宝 (電撃文庫) [感想]

おっぱい村。 フローレイティアさんどうしちゃったんですか……。豪胆なお姉さまかと思っていたら、酔ったときは泣き上戸とは、凄まじい破壊力。クウェンサーにしなだれかかるミニスカサンサさんが可愛らしすぎました。 姉属性から妹属性に。 酔った勢いでクウ…

バベル (電撃文庫) [感想]

群像劇。 二つの事件が同時進行的に発生し、それを登場人物たちが追っていく。それぞれにメインとなるキャラクターがおり、彼ら彼女らを中心に物語りは進む。二つの事件は基本的に独立しているので、キャラクターたちがクロスするだけかと思ったら、最後で繋…

アンチリテラルの数秘術師 3 (電撃文庫) [感想]

虚数「i」。 北海道旅行に来たはずが、旅館の近くに飛行機が墜落して化け物まで現れる。事件に巻き込まれていく主人公たちと、どうしても災厄の数の力を借りるしかなかった適役の物語。どこまでも「i」をつき、いつまでもキミを「i」してる。 恋とは何なのだ…

アトリウムの恋人 2 (電撃文庫) [感想]

東京をあきらめない。 現実の東京を舞台に、魔王を倒すゲーム「東京スフィア」が開催される。主人公たちもパーティーを組んでこれに参加するのだが、徐々に現実と仮想の境界が分からなくなっていく。 ゲーム参加者は予めランダムで職業が割り振られる。職業…

烙印の紋章 9 (電撃文庫) [感想]

ギル・メフィウスとして戻ってきたオルバ。 物語は西方からメフィウスへと舞台が移るわけだけれど、オルバが得てきたものとはなんだったのか。自らのために戦ってきたオルバが、改めて皇太子として周りを背負い込んで戦う決意を固める。そこで恐怖するオルバ…

俺の妹がこんなに可愛いわけがない 9 (電撃文庫) [感想]

短編集。 普段はスポットが当たらないキャラクターの視点で、これまでの物語を振り返っていく、回想していくような構造になっている。そのため、一人称は新鮮でしたし、脇役からの視点でもあるので、周りからはそう見えているのかと新しい発見がありました。…

少女不十分 (講談社ノベルス) [感想]

不十分な少女と作家志望の大学生のお話。 今は作家をやっているが、自分が作家志望の大学生だったころを回想するように物語は進んでいく。そんな設定なので最初は著者が主人公になっているということなのかな、と思ったのだけれど、どうもそういうわけでもな…

問題児たちが異世界から来るそうですよ? あら、魔王襲来のお知らせ? (角川スニーカー文庫) [感想]

東のフロアマスターである白夜叉から招待してもらった火龍誕生祭。何でも北で開かれるらしいその祭の存在を黒ウサギより秘匿されていた問題児たちは、例によって参加したいと駄々をこね、ノーネームを飛び出していってしまう。 箱庭の広さには驚いた。改めて…

ソードアート・オンライン〈3〉フェアリィ・ダンス (電撃文庫) [感想]

アルヴヘイム・オンライン。 「ソードアート・オンライン」から現実世界へと帰ってきたキリトだったが、ゲームをクリアしたにも関わらず、アスナが目覚めることは無かった。「アルヴヘイム・オンライン」に僅かな手がかりを見出したキリトは、眠ったままのア…

精霊使いの剣舞4 (MF文庫J) [感想]

――精霊剣舞祭へ。 やっと精霊剣舞祭が間近に感じられるところまでやってきました。……まあ、まだ開幕はしていないわけですが、それでも開催地には旅立ちましたし、そこで他の学院のキャラクターとも出会っています。 レオノーラなどはその筆頭でしょう。初対…

丘ルトロジック3 女郎花萩のオラトリオ (角川スニーカー文庫) [感想]

あれ、蜂須さんカッコイイ。 変態しかいないのは相変わらずなわけだけれども、蜂須が格好良いのは意外でした。今までマゾという印象しかなかったので、そんな面もあるのかと。誰よりも人に嫌いになって欲しくて、誰よりも人に優しい。美少女ゲームを語る蜂須…

放課後のアディリシア 百億の魔女語り外伝 (ファミ通文庫) [感想]

外伝。 アルトの視点からでしか語られていなかったアディリシアが、ジノの視点から語られることで随分と印象が変わってくる。優秀だけれど融通が利かないというか、厳しい。そして、理不尽でちょっと変。冷たい印象を受けました。 物語はそんなアディリシア…

この中に1人、妹がいる!5 (MF文庫J) [感想]

妹の正体が判明したので、このまますんなりと彼女を選ぶラブコメに突入するのかと思いきや、妹の影が見え隠れ。折角、臨海学校にやってきたのに、妹の脅迫電話のせいで上手く楽しめない。 女の子と仲良くすると不幸が訪れる。妹かもしれないから仲良く出来な…

“夕顔” ヒカルが地球にいたころ……(2) (ファミ通文庫) [感想]

ヒカルは殺されたらしい――そんな噂が学校に流され、その真意をヒカルに問う是光。友達としてヒカルのことを心配した是光だったが、例によって上手いように動かされ、またもやヒカルの約束を叶えることに。 自宅に引き篭ったまま外に出ようとしない夕雨。彼女…