Infinity recollection

ライトノベルを中心に感想を載せているサイト。リンク+アンリンクフリー。

2012-03-01から1ヶ月間の記事一覧

ストライク・ザ・ブラッド〈3〉天使炎上 (電撃文庫) [感想]

また一体の眷属が開放され、一人の少女が古城の魔の手に……。 着実にハーレム化が進んでいますが、吸血で開放できる眷属は一人一体なので、本当に12人のヒロインが登場しそうです。今回も異能バトルは迫力のインフレ気味なので、格好良いのですが、それ以上に…

棺姫のチャイカIV (富士見ファンタジア文庫) [感想]

チャイカが二人。 俄然面白くなってきた。ガズ皇帝の遺体を回収するために旅をしてきたが、これまでが順調すぎたので、言い方は悪いが極論、ただ遺体を回収するだけになっていた。けれど、チャイカの他にもう一人のチャイカが登場したことで、物語が一気に広…

女子モテな妹と受難な俺 4 (ガガガ文庫) [感想]

四国八十八箇所巡りを計画する明日太だったが、一緒に行くはずだった比叡と高野は、淫魔の罠という名の裏切りで行けなくなり、何故だか妹たちと旅行をすることに。 随所に青春18きっぷなどの懐かしの学生旅行を彷彿とさせる会話がありました。説明が詳しすぎ…

デート・ア・ライブ4 五河シスター (富士見ファンタジア文庫) [感想]

妹をデレさせろ。 士道が死なない理由が明らかになったわけだけれども、衝撃的だった。同じ展開で永遠と続いていくのかと思いきや、読ませる展開を入れ込んでくるのは流石だ。第四の精霊として琴里が登場したことで、物語が加速していくことを予感させる。 …

豚は飛んでもただの豚?2 (MF文庫J) [感想]

不器用なところが良い。 何も起こらなくてつまらないのではなくて、何も起こらないことを楽しむ作品。物語で描かれていくのは、一巻から引き続いてボクシング一辺倒の真宮と、三姉妹の奇妙で不器用な関係だ。 瑞希の力を借りて稜との仲を進展させるのかと思…

アクセル・ワールド〈4〉蒼空への飛翔 (電撃文庫) [感想]

チユリがダスク・テイカーの仲間になってしまうという凄い引きからだったので、どうなることやらと不安と興奮の板挟みにあっていたが、収まるところに収まった。 友との絆。 タクムとの絆を確かめ合って、乗り越えてきたハルユキだけれども、チユリに裏切ら…

グロリアスハーツ (富士見ファンタジア文庫) [感想]

派手さのない変わりに、物語で魅せてくれるタイプのファンタジー。 バトルも確かにあるし、その戦闘描写は能力合わせて格好良いが、物語の核となってくるところは一人の少女にある。彼女、メリッサの存在を回想しながら大切に描いていくことで、ファンタジー…

氷結鏡界のエデン9 決戦限界‐アマリリス・コーラス‐ (富士見ファンタジア文庫) [感想]

物語が更に深くシリアスになっていく。 シェルティスが半ば幽閉されてしまっているところに、最強の幽玄種が三体も現れる。しかも、読んでいれば分かるとおり、現状は戦力を損失しすぎていてとてもではないか戦えない。まさに人類の運命がかかっているといっ…

フルメタル・パニック! アナザー3 (富士見ファンタジア文庫) [感想]

表紙を拝見して、まずは誰と口にしてしまったけれども、イケメン王子でしたか。後ろのASも気品があるというか騎士風なので、これまであったASとは違うなと印象付けられる。 ユースフは一瞬だけ登場するだけのキャラクターだと思っていたら、この巻では準主役…

やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。4 (ガガガ文庫) [感想]

八幡が面白すぎる。夏休みで葉山のリア充グループと夏休みイベントをこなすことになるのだけれど、八幡はぶれない。いっそ清々しく突き抜けるほどに残念さをかもしだすのはもはや才能。そのうら寂しい背中と絶望した思考には頭が上がりません。 とはいえ読ん…

アンチリテラルの数秘術師(アルケニスト)〈5〉 (電撃文庫) [感想]

最終巻。 佳境に入っていたのは察していたけれども、実感としてはもう終わってしまうのかという気持ちが大きい。数学の要素を取り入れた面白い作品だっただけに残念。 さて、物語はアンチリテラルとして覚醒した誠一と、災厄の数に深く関わるクリフォトと呼…

アイドライジング!〈4〉 (電撃文庫) [感想]

年末に入りアイドライジングもシーズンオフに入ったことで、モモたちはオフを利用して保養地である箱根の温泉にやってくる。そこに他のアイドルもやってきて、一緒に羽を伸ばすことになるが、新人賞をかけて急遽大晦日に特別試合が組まれてしまい――。 エリー…

アンダーランド・ドッグス (電撃文庫) [感想]

地下都市に消えた脱獄囚7人。それぞれには賞金が賭けられており、これを狙って脱獄囚をつかまえようとするハンターが描かれる。けれども、明確な主人公がいるのかというと、そうでもない。 群像劇。 お互いの置かれた状況から、出合ったり間接的に関わったり…

オズのダイヤ使い (電撃文庫) [感想]

月刊少年漫画という印象が強かった。 宝石がエネルギー産業として人々の生活に役立っているという独特の世界観。その中には宝石を動力としたロボットがあり、主人公はある目的のために旅を続ける宝石職人。 あらすじを読まないで読み始めたので、まずは口絵…

ご主人様は山猫姫〈9〉帝国崩壊編 (電撃文庫) [感想]

この作品は裏切らない。展開は王道でありきたりと言えばありきたりなのだろうが、それを確実に描いてくれる著者は流石だ。作中の登場人物が生き生きとしているので、展開が分かってもキャラクターがどのような行動を取るのかを想像させてくれるのだ。 伏龍と…

新約 とある魔術の禁書目録(インデックス)〈3〉 (電撃文庫) [感想]

魔術が関わってくる作品だけに、ヨーロッパならイメージとも合致するが、アメリカと魔術は結びつかないのでこれまで登場することはないのだろうと思っていたが、シリーズもここまで長くなると世界を巻き込んでくる。ハワイまで上条さんが出張ることになろう…

お兄ちゃんだけど愛さえあれば関係ないよねっ 5 (MF文庫J) [感想]

新しい妹登場。 えっ、あれ、鷹ノ宮ありさって凄くよい妹じゃないですか。何なのだろ、この可愛らしい生き物は。頭は良いし、料理は出来るし、気が利いて空気が読める。純粋な瞳で見つめてくる彼女が眩しいです。 ありさは秋人の婚約者であるから自然に彼の…

ドリカンからこむちゃへ アニソン黄金伝説!(扶桑社) [感想]

いや、懐かしいです。こむちゃっとカウントダウンは2004年の途中から聞き始めていると思うのだけれども、当時は櫻井孝宏さんと植田佳奈さんがパーソナリティでした。新旧パーソナリティの対談は、当時を聞いていない人でも分かるように注釈が細かく入ってい…

月だけが、私のしていることを見おろしていた。 (メディアワークス文庫) [感想]

若いキャラクターが登場しないというのがまず驚きなのだけれど、それ故に20代、30代を購買層とした作品に仕上がっている。特に女性の視点で描かれていることもあり、女性向けということになるのだろうか。 三十路という節目を迎える手前、男性ならそこまで意…

クロス×レガリア 吸血姫の護りかた (角川スニーカー文庫) [感想]

トラブル解決を1回千円で請け負う戌見馳郎は、少女ナタと出会ったことで彼女のボディガードをすることになるが、そこへ人の氣を喰らう吸血鬼、鬼仙がやってきて。馳郎はナタを守るために戦うことに。 分かりやすいというのが最初に印象としてくる作品だ。そ…

侵略教師星人ユーマ (メディアワークス文庫) [感想]

いいなあ、こんな教師がいたら暑苦しいだろうけれども、楽しいだろなあ。生徒を教育することに対して熱心すぎるくらい熱心で、本人はそれが義務だというけれども、義務の範囲に収まらない理想の教師の姿だ。しかも、生徒と接するときに、変に距離を詰めない…

ココロコネクト ユメランダム (ファミ通文庫) [感想]

太一が成長する一歩踏み出す物語でした。 とにかく皆の為にと頑張ってしまう太一は、自己犠牲も厭わないところから変わったはずだった。事実、変わっていたのだろうが、他人の夢が見えてしまう夢中透視のせいで、太一が狂い始める。 本人は至って真面目で、…

はたらく魔王さま!〈4〉 (電撃文庫) [感想]

今日も働く魔王様。マッグが新装開店のために店舗改修をすることになり、家計は逼迫しているというのに仕事が無い。加えて、アパートも改修工事をすることになり住むところもない。そんなとき、大家から伸ばされるの救いの手は、親戚の海の家で住み込みの短…