Infinity recollection

ライトノベルを中心に感想を載せているサイト。リンク+アンリンクフリー。

2013-01-01から1年間の記事一覧

大日本サムライガール 6 (星海社FICTIONS) [感想]

千歳、負けるな。めげちゃ駄目だ。 あれ、おかしいな。千歳を盛り上げる為だったはずなのに、そうなってない。いけません不憫すぎて目頭が熱くなってきた。もはやこれはネタの一つとして定着してしまったのか……。 頑張っている姿とか凄く健気で好きなんです…

バベルスターズ (電撃文庫) [感想]

これは想像と違った。勝手な思い込みをしてしまい申し訳なくはあるのだけれど、真っ向勝負のストレートな異種族間での青春学園モノを想像していただけに、一歩引いてしまいました。 より心に刃物をつき立てられるような、けれど最後には心温まる友情があって…

アイドル≒ヴァンパイア (電撃文庫) [感想]

上月司さんの新作。 著者は「カレとカノジョと召喚魔法」の印象が強くて、作品としても凄く楽しませてもらった。逆に「れでぃ×ばと!」とは相性が悪かったので、近作もラブコメ全開が透けて見える辺り楽しめるか不安だったのだが、読んでみると楽しめた。 吸…

僕と彼女とギャルゲーな戦い (メディアワークス文庫) [感想]

現実は楽しいことばかりじゃない。 タイトルからはラブコメを想像させるけれど、恋愛云々という作品ではない。ギャルゲーを作るという意味では、恋愛が絡んでいるとも言えるのだけれど。小説家を夢見ていた主人公が、現実を知り、成長する物語。 ゲーム会社…

七星降霊学園のアクマ 04 グリード・ウィング 七星降霊学園のアクマ (角川スニーカー文庫) [感想]

フハハハハハ。 アバドンとなったカグラめっちゃ格好良いじゃない。月斗たちのことなんて知らないと言いつつ、いつもの料理を振舞ってくれたり、わざと魔界から自分から遠ざけようとする。 そんな冷たいカグラを見ていたら、思わず後ろを向いた黒猫を想像し…

キスから始まる戦機乙女(ヴァルキュリア) (MF文庫J) [感想]

著者の新作ということで購入。 キスをしないと世界に殺される。主人公が生き残りをかけて、女の子とのキスに挑む物語。こう書くとコミカル全開ですが、ギャグではないですし、むしろシリアスだと言える。某作品と同じと言われればそれまでですが、本作はより…

魔法科高校の劣等生 (10) 来訪者編(中) (電撃文庫) [感想]

中巻。 パラサイトの件で達也の周囲がゴタゴタしてるけれど、上巻の感想でも少し触れたように、予定調和に様に何も起こらなかったですね。逆の意味で安心してしまいました。 正直、頭100頁くらいまでと終盤50頁を読めば流れは補完できるのではないかと思うく…

恋に変する魔改上書 (ガガガ文庫) [感想]

第7回小学館ライトノベル大賞 優秀賞受賞作 表紙はどこかで見たことがある絵柄だなと思うのだけれど、別の人だからびっくり。ふわっとしている可愛らしいイラストが印象的。 物語はラブコメの体を成しているけれど、言い方が悪いかもしれませんがそれだけで…

妄想ジョナさん。 (メディアワークス文庫) [感想]

ある日青年は自分の恋が妄想だったことを知る。 大学一年生の春、新しい環境での大学デビューを果たそうと意気込む主人公だったけれど、憧れの人が妄想だと気付いたときに、彼の大学生活は早々に終わった――。そして二年生の秋、彼の目の前にジョナさんと名の…

ストレンジムーン 宝石箱に映る月 (電撃文庫) [感想]

これまた大型の現代ファンタジーが始動しましたね。封印されていた「マリアンヌの宝石箱」が解かれたことで、異能者たちが解き放たれてしまい。現代を舞台に戦いが巻き起こる――主人公はそんな争いの中心へと知らず内に片足を突っ込むこととなる。 圧巻なのは…

斉藤アリスは有害です。 (2) ~あなたが未来の魔王です~ (電撃文庫) [感想]

誰しもが思ったであろうまさかの続刊。 綺麗に一巻で完結していた物語だっただけに、驚きもあり嬉しくもあり心配もしつつという、何とも複雑な心境で読んだのだけれど、著者の文章はやはり心地良い。とても読みやすい。 丘ペンギンことアリスと秀明のゆるい…

新約 とある魔術の禁書目録(5) (電撃文庫) [感想]

……あれ、とあるってこういう作品だったのだろうか。 久しぶりに本シリーズを読みましたが、まず感じたのは違和感。科学サイドの方が好きだと前にも言っている気がするけれど、今回の話は楽しめなかった。 一端覧祭をやるならそれでいいですし、上条さんが大…

クロス×レガリア 海神の遺産 (角川スニーカー文庫) [感想]

宝の地図を見つけた馳郎たちと生徒会の面々が、夏休みに海へ旅行に出かけるという、キャッキャウフフな可憐な水着と女の子たちの眩しい笑顔が炸裂することうけあいな和やかな話になるかと思いきや――いや、事実和やかではあるのだが。 クロス×レガリアオール…

アリス・イン・ゴシックランドII 怪盗紳士と大聖堂の秘法 (角川スニーカー文庫) [感想]

やはり世界観が良い。十九世紀のロンドンということもあるけれど、そこで繰り広げられる冒険ミステリーに、誰もがどこかで聞き覚えのある小説や歴史上の有名人たちが入り乱れてのお話なのでワクワクさせてくれるのだ。 物語を引っ張っていく伏線と構成が美し…

シュガーアップル・フェアリーテイル 銀砂糖師と赤の王国 (角川ビーンズ文庫) [感想]

新聖祭が間近に迫り、銀砂糖の準備を急ピッチで進めるペイジ工房だったが、その中の一人オーランドがラファルに襲われ負傷してしまう。キャットが助っ人にやってくるがそれでも人数は変わらない。職人が一人減ったことで窮地に立たされるペイジ工房。 ――そし…

暦物語 (講談社BOX) [感想]

言葉遊びは流石に面白かった。 ……ただ、ひたすらに長かった。。。 450頁ほどあったわけだけれど、見た目以上に長い。これほど長いと感じたのは、著作のクビキリサイクル以来ではないだろうか。向こうもいい加減に長いけれど、当時は著者の文章に慣れていなか…

著者一覧 - 五十音順

あ / か / さ / た / な / は / ま / や / ら / わ あ 藍上ゆう 相川黒介 愛染猫太郎 逢空万太 蒼山サグ 赤井紅介 明坂つづり 赤月カケヤ 茜屋まつり 朝倉サクヤ あさのハジメ あざの耕平 朝田雅康 淺沼広太 天沢夏月 尼野ゆたか あやめゆう 新井輝 新沢克海…

クライシス・ギア 緋剣のエージェント・九重 慎 (集英社スーパーダッシュ文庫) [感想]

日本刀バトルアクション。 クライシス・ギアと呼ばれる人類の発明品が一般的に使われる世界を舞台に、主人公の九重慎が政府機関「特防」のエージェントとして、本来は人命を守る道具である「クライシス・ギア」を使った犯罪に立ち向かっていく。 一言で言う…

学戦都市アスタリスク 03 鳳凰乱武 (MF文庫J) [感想]

鳳凰星武祭。 六学園が争うタッグ戦。綾斗とユリスが予選を圧倒的な強さで勝ち上がっていき、本選一回戦までが描かれるのですが、まさかのレヴォルフが活躍する展開でした。会長の活躍も意外でしたし、彼らの内情を多く入れ込んでいたのも意外。 ウルサイス…

僕と彼女のゲーム戦争 (5) (電撃文庫) [感想]

一泊二日の学校対抗戦。 テンポよくゲームを紹介して楽しさまで伝えてくれるのが良いですよね。知ってるゲームが出てくるとそれはより顕著で、説明にしても共感しながら頷きながら読めますし、ゲームのコツを知っていれば登場人物たちの技術に凄いとか納得し…

一つの大陸の物語 (下) ~アリソンとヴィルとリリアとトレイズとメグとセロンとその他~ (電撃文庫) [感想]

ワクワク感と冒険している感じが好きでした。 それは本作にもしっかりと受け継がれている。上巻は「メグとセロン」の延長線上のようなところから始まり、「リリアとトレイズ」が重なっていくような物語でしたが、下巻は「アリソン」そのままでした。 アリソ…

アリス・リローデッド (2) ヘヴィ・ウェイト (電撃文庫) [感想]

一度、感覚で読むことに集中できてしまえれば、凄く読みやすい。物語の構成が綺麗なので、そこで躓くことはないですし、流れが綺麗だからこそ、振り仮名が活きてきて新鮮に頭に映る。読んでいというようりは観ているといったところだろうか。 ミスターの一人…

ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか 3 (GA文庫) [感想]

神の前では嘘はつけーん! ヘスティア可愛いよ。あのツインテールはどうなっているのだろう。ヘスティアが怒るとベルくんの頭をぺしぺしと叩き、ベルくんの鈍感が発動するとへにょんとしおれる。感情が記号となって表現されるから、可愛さの一部になるのです…

ご主人様は山猫姫 (12) 帝国再興編 (電撃文庫) [感想]

シリーズクライマックス。 ここまで来たかと感慨深い限りです。新刊が出るたびに喜び勇んで読んでいたけれど、シリーズとしてきっちりと物語を描いてくれたのは本当に素晴らしいことだなと。完結に向かって綺麗に作品が続いているのが分かるので、最近はこの…

強くないままニューゲーム Stage1 -怪獣物語- (電撃文庫) [感想]

こんなゲームはクソゲーだ。 永遠と10分後に怪獣に踏み潰されて死ぬ人生。生き返ってみれば、特にボーナスポイントがもらえるわけでもなく、チュートリアルはおろかルール説明すらない。もちろん、スキルや特殊能力なんてものはあるはずもなく、ただただ強く…

アウトブレイク・カンパニー 萌える侵略者6 (講談社ラノベ文庫) [感想]

ミュセル。君は僕の心の清涼剤だよ。 作品の雰囲気を一気に変えてしまうのは流石ですね。いっそ美しいくらいに展開に無駄がない。慎一の補佐役、もといライバルとして光流という新キャラクターが登場するわけだけれど、表と裏、白と黒、オタクとして真逆の対…

サマー・ランサー (メディアワークス文庫) [感想]

ひたすら一直線な槍になれ。 これは面白かった。スポーツを題材とした作品は忘れた頃にやってきて、その度に心を鷲づかみにされている気がするけれど、やはりマイナージャンルなのでしょうね。この手の作品はもっと読みたいけれど、ファンタジーやラブコメみ…

召喚主は家出猫 (1)喚ばれてみれば最前線 (角川スニーカー文庫) [感想]

ブラック魔法発動。 異世界に召喚された主人公が、サバイバル技術と現代知識を応用して、思わぬ方法で敵に立ち向かう。想像していたよりもコミカルで明るく、ファンタジー世界での魔法の捉え方が面白かった。というのは、RPGなどでよくある炎魔法とか氷魔法…

雷撃☆SSガール (講談社BOX) [感想] 再読

ゴールデンウィークなので再読。 最近になって『世界征服』というタイトルに改題されて、星海社文庫より発売されているようですね。表紙のイラストも変更になっているようで、よりキャッチーな印象になりました。それは良いのだけれど、分厚いですね……。文庫…

マグダラで眠れ (3) (電撃文庫) [感想]

本当に素直じゃない。 クースラは相変わらず意地っ張りですね。大人なようでいて考え方などは子供なので、どうしても自分からお願いするだとかは出来ないのですよね。プライドとでもいうものでしょうか、恥ずかしいと考えているからなのか、気になっているの…