Infinity recollection

ライトノベルを中心に感想を載せているサイト。リンク+アンリンクフリー。

究極残念奥義―賢者無双―~俺が悪いんじゃない、俺のことを無視するおまえらが悪いのだ~ (一迅社文庫) [感想]

全く方向性の違う作品をここまで書けてしまうと、もはや本当に同一人物なのだろうかと疑念が湧き上がってくるわけですが、そういう意味では松山剛先生はとても器用な作家さんなのですよね。電撃文庫では美しくも儚い胸が締め付けられて思わず感涙してしまう…

インヴィジョン・ワールド (角川スニーカー文庫) [感想]

第18回春スニーカー大賞 特別賞受賞作 美亜が可愛い。言動が猫のようで愛らしく、ドーナツを信奉しているところなども面白いですし、好きですね。逆に杏奈にはその魅力をあまり感じなかった。というのも、美亜の出番は比較的に少ないので、可愛らしさという…

バベルスターズ (電撃文庫) [感想]

これは想像と違った。勝手な思い込みをしてしまい申し訳なくはあるのだけれど、真っ向勝負のストレートな異種族間での青春学園モノを想像していただけに、一歩引いてしまいました。 より心に刃物をつき立てられるような、けれど最後には心温まる友情があって…

恋に変する魔改上書 (ガガガ文庫) [感想]

第7回小学館ライトノベル大賞 優秀賞受賞作 表紙はどこかで見たことがある絵柄だなと思うのだけれど、別の人だからびっくり。ふわっとしている可愛らしいイラストが印象的。 物語はラブコメの体を成しているけれど、言い方が悪いかもしれませんがそれだけで…

新約 とある魔術の禁書目録(5) (電撃文庫) [感想]

……あれ、とあるってこういう作品だったのだろうか。 久しぶりに本シリーズを読みましたが、まず感じたのは違和感。科学サイドの方が好きだと前にも言っている気がするけれど、今回の話は楽しめなかった。 一端覧祭をやるならそれでいいですし、上条さんが大…

バタフライ×ブレイクダウン 1 君が世界を救うというなら (ファミ通文庫) [感想]

うーん、自分には合わなかった。 最近になって特に多い気がして申し訳ないのだけれど、あらすじを読んで期待していた作風と、実際に読んでみたときのズレが終始埋まらなくて、物語に上手く馴染めなかった。 完全にいわゆるセカイ系といわれる類の、アイドル…

新約 とある魔術の禁書目録(インデックス)〈4〉 (電撃文庫) [感想]

読むのに疲れた……。 端的に述べるならこれに尽きるだろうか。総頁数もあるけれど、それ以上に物語の構成にやられた。群像劇気味になるのは仕方ないとしても、新規キャラクターで視点の切り替えが頻繁に行われるので、読んでいてカメラのフォーカスを合わせる…

ミニッツ 一分間の絶対時間 (電撃文庫) [感想]

第18回電撃小説大賞 選考委員奨励賞受賞作 うーん、期待していたものと違う。 おそらく、何も考えずに読めば作品として、そういうものなのだと受け入れられただろう。ただ、前情報として知略バトル、心理戦、ゲーム、などの単語からそれらを過剰に期待してし…

スクール・デモクラシー!1 (講談社ラノベ文庫) [感想]

「学校内民主主義」を掲げる光友学園は自由を校風とした学校。そんな光友学園に転校してきた高天原奈々は、転校初日にトラブルに巻き込まれるが、身長二メートルの大男、通称『ブサイクロン非モテ』に助けられる。 真生徒会とカオス生徒会。 自由な学園とい…

競泳戦隊ミズギーズ (ガガガ文庫) [感想]

うーん、自分には合わないようだ。 また凄いものを送り出してきたなガガガ文庫さん……、というのが正直なところだろうか。これは他のレーベルから世に送り出されることがなさそうだ。 戦隊ヒーローモノのノリで、競泳水着を着た少女たちが悪と戦っている――戦…

黒の夜刀神 1.キミのために僕ができること (富士見ファンタジア文庫) [感想]

ストーンリバー学園に通う学生は、学園の方針で仕事と学業を両立させなければならない。主人公の白毀廻もそれは例外ではなく、伝聞社イーストウッド社の仕事を請け負っていた……のだが、請け負いすぎて出席日数が危ぶまれるという本末転倒な自体に発展してい…

ドS魔女の××× (このライトノベルがすごい!文庫) [感想]

第2回『このライトノベルがすごい!』大賞 優秀賞受賞作 魔界に住む魔女である灰咲クレアは、ある日、同居人のサキュバスからどんな願いも叶えられる魔法の存在を聞かされる。何でも、その発動方法とは「千人の処女を発情させる」ことらしく、さっそく女子高…

罪都B×B (ガガガ文庫) [感想]

微妙。前作もそうでしたが、著者とは合わないのだと再認識しました。 どの場面を読んでみても、登場人物の行動が唐突すぎるように映ってしまい何故その行動をしているのかまで理解が追いつかない。主人公は戦ってばかりなのだけれど、戦う意味が見えてこない…

ライアー・ライセンス (電撃文庫) [感想]

申し訳ないけれど、合わなかった。 怪盗の素質である“機能”を持つ者だけが入学できる「森ノ宮学院」。その学院に入学するはずだった兄は、ある事件で亡くなってしまった。弟の杉崎渉は、兄の名前を使って森ノ宮学院に入学することになるのだが……。 想像して…

オーディナリー・ワールド (集英社スーパーダッシュ文庫) [感想]

申し訳ないけれど、合わなかった。 中盤まではご当地ネタが満載であることと、列車と駅の豆知識が詰め込まれていた印象。それ自体は二つとも嫌いではないけれど、物語が見えてこない中で永遠と説明されてしまうので退屈でした。 また、この言い方が適切かど…

魔術師たちの言想遊戯I (ファミ通文庫) [感想]

第12回えんため大賞 特別賞受賞作 高校生の歌鳥は書店のアルバイトに応募するのだが、その書店は言想魔術師の集まりだった。不思議な少女であるフラグと、彼女を狙う言霊会。歌鳥に隠された秘密が明かされていくことで物語は動く。 言葉で戦う異能ファンタジ…

カフェとオレの先輩 (MF文庫J) [感想]

財閥の御曹司、容姿端麗、学業優秀、スポーツ万能の完璧超人である主人公の楠木洋平。しかし、楠木には友達がいない。そこで、人徳を身につけるためにアルバイトをすることになるのだが。 日本一の後輩になる。 今まで上下関係に疎かった楠木が、先輩と後輩…

萌えるゴミは火曜日に (一迅社文庫) [感想]

ラジャしました。 三号が可愛らしすぎました。可愛らしいという表現が適切かどうかは分かりませんが、とにかく可愛らしかった。冷静に台詞を入れていくキャラクターなのですが、ときたま見せる言動や仕草が良い。 特に「ラジャしました」は個人的に取り上げ…

宅配コンバット学園 (集英社スーパーダッシュ文庫) [感想]

新人さんということだけれど、微妙。 過去の戦争に登場人物たちが送り込まれ、そこで任務を遂行するために奮闘する話。弾薬や食料などの物資は、未来からの宅配便で送られてくる。 設定だけなら面白そうと思えたし、タイトルにも好感が持てたのだけれど、期…

魔法少女☆仮免許 (MF文庫J) [感想]

第6回MF文庫Jライトノベル新人賞 佳作受賞作 著者が書いたGA文庫の某作品は合わなかったので、MF文庫Jではどうなるかと戦々恐々としながら読んだのだけれど。著者の作品とは根本的に相性がよくないのだと分かった。 魔法少女☆仮免許の二人に、主人公が振り回…

かんなぎ家へようこそ! (GA文庫) [感想]

うーん、残念、合いません。 ギャグでひたすら繋いでいく展開に疲れてしまいました。登場人物たちが掛け合いをしていくので、その台詞で面白さを演出したかったのだろうけれど、著者とは笑いの感覚がずれているのだろう。 ギャグで笑わそうとしているのに、…

思い出したくもない人生最悪の96時間 (メディアワークス文庫) [感想]

タイトルから凄く期待して読んだのだけれど、拍子抜けしてしまった。 サスペンスということであったし、あらすじからも弟の他殺死体を発見し、第一発見者として警察に追われる主人公ということで、どうにかして警察から逃げつつ犯人を捕まえる話かと想像して…