あさのハジメ
あさのハジメ先生の新作且つ、イラストレーターはゆーげん先生ということで購入しました。MF文庫としてキャンペーンをうっている中でのトップバッターですから、編集部の本気具合が分かります。 ここ数年間アニメ化された作品が多かったので特にそう感じます…
遺産集めも順調に進んでいたようで、次は学園生活を描いていくのかなと思いきや、いきなり爆弾をぶち込んできました。物語が加速していくのは著者の持ち味ですので、今回も動かすなあと。七海さんの積極には、驚きです。 愛の告白から、お見合い。 回りくど…
抜群の安定感。 文章が実に安定している。相変わらず、著者の持ち味とも言うべき主人公の独白は健在で、独特の間合いから放たれる台詞が面白い。物語のテンポにしても、緩急のバランスが絶妙。会話劇が繰り広げられたと思ったらシリアスに入り、またその逆も…
完結。 一巻を読んだときから物語のバランスが良くて、新人さんとは思えない安定感を発揮していたけれど、ついぞ保ったままシリーズが終わりました。続きが読めないことは残念だけれど、いつか完結するものであるし、終わり方も考えられていて綺麗でした。 …
最終巻へ向って加速しています。 マサムネに告白されて、奏からも告白されて、それでも女性恐怖症が治るまでは答えを保留しているジローに対して、デートをしようというヒロインたち。マサムネ、奏、スバルそれぞれとのデートが描かれていくのだけれど、明る…
物語が終りに向かって動き始めた。 ジローはマサムネに告白されたわけだけれど、その後直ぐにマサムネが熱で倒れてしまったこともあってその答えは一時保留。そんな中、紅羽が戻ってきたそばからスバルとデートしたいと言い出して――。 雰囲気が暗いというか…
マサムネ編。 スバルに振られてしまったジローは、マサムネの家に厄介になることになるのだけれども、その扱いといったらペット並み……いや、以下だった。一ヶ月という期間をベランダに設置されたダンボールハウスで過すことになっているとは――。 しかし、寝…
著者の新シリーズということで購入。 主人公とヒロインの掛け合いが強化された印象を受けた。その分だけ地の文での主人公の独白は抑えられていて残念な気もするのだが、文章の読みやすさは相変わらず。スラスラ読めてしまう軽い文章が著者の魅力だろう。 高…
デレちゅきさん。 何この可愛い生き物。身体は高校生のまま、記憶だけ8歳に退行してしまった涼月奏に、周囲は四苦八苦。主なのだけれど言動は8歳で無茶なお願いをされたりする、高校生の奏に戻す方法を探るのだけれど――。 そもそも、8歳に退行してしまったこ…
新章突入で執事……じゃなくて犬。 ジローの家が無くなってしまったので、奏の家にご厄介になることになったのだけれど、使用人として働くのかと思いきや待遇は犬扱い。先輩の使用人である苺の攻撃を受けつつ、いつにも増してラブコメだった。 これまで登場し…
体育祭編。相変わらずの読みやすさでスラスラと読める。 スバルや涼月たちと体育祭を楽しむというよりは、鳴海姉妹に焦点を絞っていた。物語はナクルの姉である鳴海シュレディンガーが、ジローに勝負を挑む形で進んでいく。 このシュレディンガー先輩が、手…
短編集。 小休止的な意味合いで短編集でまとめられた5巻でした。前巻でスバルがジローに告白したので、今回は告白する前、過去を短編するのかと予想していたのだけれど。 案外あっさりと告白は流れてしまって、何だか肩透かしを食らった気分になりました。で…