Infinity recollection

ライトノベルを中心に感想を載せているサイト。リンク+アンリンクフリー。

ガガガ文庫

脱兎リベンジ (ガガガ文庫) [感想]

第5回小学館ライトノベル大賞 ガガガ賞受賞作 宇宙人と言われ友だちのいない兎田。彼は軽音楽部に所属していながら、いないものとして扱われバンドに入れてもらえない。挙句には文化祭の練習の邪魔だからと部室を追い出されてしまう。それでも一人で練習する…

寄生彼女サナ (ガガガ文庫) [感想]

5回小学館ライトノベル大賞 優秀賞受賞作 主人公の腹から飛び出してきたのは美少女だった。少女は自らを寄生虫が進化した新しい生命体「パラシスタンス」だと名乗り、主人公を守るのだという。仕舞いには常に一緒にいるために彼女になると言い出す始末で――。…

九十九の空傘 (ガガガ文庫) [感想]

人間がいなくなった世界で、自分は何者なのか、何故ここにいるのかも分からず彷徨っていた少女は青年に出会う。青年が言うには、少女はモノに宿る九十九神で、自分も九十九神なのだと説明される。世界に置き去りにされてしまった神様たちの切ない物語。 モノ…

やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。2 (ガガガ文庫) [感想]

戸塚は天使で可愛いみたい。 八幡のぶれない個性に感心してしまいます。捻くれ者で引き篭もり体質でぼっちという、心底残念な彼なのだけれど、他の登場人物とのテンポの良い掛け合いが楽しすぎる。自ら率先してぼっちということをネタにしていく八幡はいっそ…

赤鬼はもう泣かない (ガガガ文庫) [感想]

第5回小学館ライトノベル大賞 審査員特別賞受賞作 女子の二の腕おいしかったです。西遺大豪はクラスの女子の二の腕を舐めるという奇行から、あれよあれよという間に田舎の中学校に転校することになる。しかし、今度は新しい学校で隣の席になった喪庭ここめに…

オブザデッド・マニアックス (ガガガ文庫) [感想]

大樹連司さんの新作。 授業中、もしここにゾンビが襲ってきたら――。ゾンビ映画マニアの安東は日夜そんな妄想を繰り広げているのだが、クラスメイトと嫌々参加した合宿で、奇しくもその妄想が現実のものとなる。 ゾンビハザードが現実に起こったときにどのよ…

キミとは致命的なズレがある (ガガガ文庫) [感想]

第5回小学館ライトノベル大賞 優秀賞受賞作 海里克也は保健室で目を覚ましたが何故ここにいるのか分からない。保健医の話では、階段で転んで気を失ったらしいが、覚えていない。十歳のとき事故で家族を亡くし、記憶を失っている克也はまた記憶が消えたのかと…

こうして彼は屋上を燃やすことにした (ガガガ文庫) [感想]

第5回小学館ライトノベル大賞 ガガガ大賞受賞 くらえ、ドロップキック。 立ち入り禁止の屋上に集まる4人。現実に復讐して自殺してやろうと考えていたけれど、自らの問題が解消されていくことで生き方が変わる。「オズの魔法使い」をモチーフにしたキャラクタ…

羽月莉音の帝国 7 (ガガガ文庫) [感想]

ロシア編。 ロシアでロシアロケット社を設立してミサイル開発を推し進めていた革命部だが、上手く進めすぎた為に会社を奪われそうになる。革命部はそれに反発し、大国と金融戦争をすることに。国家という大きな枠組みが見えてきたのが良かった。 革命部とし…

女子モテな妹と受難な俺2 (ガガガ文庫) [感想]

ヤンデレ追加。 女子からモテまくっているが本人は気付いていない妹と、そんな妹から愛されている兄の物語。引き続いて百合な女の子たちから妹を守る兄なのだが、そこにヤンデレが加わったことで更にややこしいことに。 妹の今日子は変わらずに可愛らしいで…

やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。 (ガガガ文庫) [感想]

友達がいない残念なひねくれ高校生、八幡。ある日、生活指導の先生に連れられてやってきたのは、学校一の美少女である雪乃が所属する「奉仕部」だった。この「奉仕部」を舞台に、八幡と雪乃の恋愛模様が、あれ? 描かれない。 コミュニケーション能力が残念…

羽月莉音の帝国 6 (ガガガ文庫) [感想]

中国で展開中の衣料チェーン事業が、反日暴動で頓挫しかけ、それを解決するべく海胴はCIAに巳継たちを連れて行こうとする。また、この難局を政治面で解決しようとするのだが、巳継たちは銃撃戦に巻き込まれ暗殺されかける。 政治面で中国が見えてきたのは面…

花咲けるエリアルフォース (ガガガ文庫) [感想]

戦争によって家族を失った主人公の佑樹は、学校を転々とする。しかし、東京のある中学校に転校したとき、佑樹を迎えにきたのは不思議な飛行兵器とパイロットの少女、桜子だった。戦闘機の適合者に選ばれた佑樹は、戦争に巻き込まれていく。 切なさが突き刺さ…

ロマンス、バイオレンス&ストロベリー・リパブリック 2 (ガガガ文庫) [感想]

物語はファンタジーだけれど、ミリタリーということで、そこは今回も新鮮に読めた。エルフやドワーフ、トロールなどがいる世界で、焦点は人間たちの特殊部隊。 リョウトを主人公に、剣と魔法が飛び交う中で、現代の銃や爆弾といった単語が脳裏を霞める。戦場…

とある飛空士への恋歌 5 (ガガガ文庫) [感想]

完結編。 空の果てを目指したイスラが、空の一族と出会い、クレアを生贄に旅を続けるかの選択を迫られる。クレアが空の一族の下へ行けばイスラの人々は助かるのだけれど、どうにも出来ない。大人にも限界があって、自分達にも限界はある。 それでもカルエル…

うちの魔女しりませんか? (ガガガ文庫) [感想]

この可愛い生き物を、私にちょうだい! 人間とは別の生物、魔女がいる世界。魔女はその希少さから絶滅危惧種に指定されており、つい最近に最後の魔女が死んだという。しかし、ふとしたことで主人公の文哉は魔女の少女を発見してしまう。少女にミラという名前…

女子モテな妹と受難な俺 (ガガガ文庫) [感想]

シチュエーションと設定が面白かった。 妹の今日子は兄である明日太が大好きで、何かと世話を焼いたり甘えてきたりする。そんな妹は女子からモテモテなのだが、ある日を境に兄である明日太までモテモテに――。 実はこれには裏があり、妹を狙う百合な女子たち…

羽月莉音の帝国 5 (ガガガ文庫) [感想]

銀行を買収したはいいけれど、恒太が頭取に就任して大騒ぎな革命部。ただでさえ経営が不透明な日本商業銀行を再生させなければならないのに、更にリスクを背負い込むことに。 終始、恒太が大活躍。 恒太の行動に最初は大反対の面々だったのだけれど、どちら…

AURA ~魔竜院光牙最後の闘い~ (ガガガ文庫) [感想]

青春していました。学園ラブコメという側面も持っていますが、青春。 物語は、普通の高校生として高校デビューしたはずの佐藤一郎が、深夜の学校で「魔女」の格好をした佐藤葉子に出会うことで始まる。良子は学校でもローブを脱がず、一郎以外の生徒とは交流…

羽月莉音の帝国 4 (ガガガ文庫) [感想]

EE(エグゼスエレクトロニクス)買収をどのような手法でいくのかと思ったら、莉音はその手をすり抜けるかのように上手くやってくれましたね。前に立花社長となにやら話していたことはこれだったのかと。 そもそも革命部はEEを買収するのが目的ではありませんし…