ファミ通文庫
第12回えんため大賞 優秀賞受賞作 主人公のあすみは、ある日、怪しい虚無僧に出会いコンタクトレンズを渡される。学校でそれを付けてみると、際どい格好をした少女たちが見えるようになった。その少女たちは男子の妄想から生まれた妄想少女なのだが、何故だ…
――こんなの伊織じゃない。 太一が伊織に告白するところから物語は始まる。これまでで二人が両想いであることは分かっているので、素直に付き合い始めるのかと思いきや、何故だか太一はフラれる。そこからというもの、伊織の態度は変わり始める。 感情伝導と…
7秒後の未来を音として聞くことが出来る面堂朗は、転校した高校で運動神経が壊滅的な美少女、酒多さんに出会う。朗は酒多さんがトラブルに遭うことを放っておけないので、彼女を助ける毎日が始まる。 部活動を見て回っていく過程で、酒多さんが次々にアクシ…
騎士候補生のアルトは、都会であるカイゼルに招待したエーマたちを案内するはずが、何故だがフォリーナ姫の護衛をすることになり、姫様と町を見て回ることに。 フォリーナはクローブが大好きなので、当然アルトの活躍も知っている。だからこそアルトのことも…
短編集。 空想病に振り回されるのはいつものことですが、長編ではないので内容が日常に寄っている。空想病にしても、微笑ましい痛々しい中学二年生な話に仕上がっているので、とても読みやすかった。 空想病もジブリ、エヴァ、メタルギアなどの分かりやすい…
格好良い、けど何か間違ってる。 男の子なのに魔女を目指す物語。主人公は女装をしたりして、何とか卒業証書を獲得するために奮闘するわけですが……、個人的に女装云々で男が女として生活する、みたいなお話というのは苦手だったりします。 昔と比べると苦手…
世界はとてもシンプルに出来ている。 ああ、何なのだろう、青木のこの格好良さ。そんなに全力で生きてどうするんだ、全力すぎるじゃないか、全力すぎて眩しいじゃないか。格好良すぎるよ青木。 今まで人一倍にギャグのポジションにいたし、たまに唯に対して…
空想と現実の境界はどこなのか。 凄いの一言に尽きる。二巻も良かったのだけれど、その二巻で気になっていた部分を三巻で補完するどころか、それを更に広げて、より上位に読者を連れて行く。 物語の構成が絶妙に上手い。 作中で主人公の仲西景は、自分が本当…
うーん、久々に試召戦争が再開できるようになって、期待していたのだけれど、何だか物足りない印象が強かった。 というのも、実際に試召戦争をするのは物語の後半で、それ自体もおまけのような扱いなので、何とも消化不良。次巻で物語が動くというような構成…