Infinity recollection

ライトノベルを中心に感想を載せているサイト。リンク+アンリンクフリー。

学園

ストライク・ザ・ブラッド 4 (電撃文庫) [感想]

ハロウィン。 魔族特区のお祭である波朧院フェスタには、一般の人間にも絃神島が開放されるとあって島中が大賑わい。古城は幼馴染の優麻が祭りにやってくるというから、その案内役として一緒に祭りを回ることになるのだが……。 優麻が可愛い。 ボーイッシュで…

しずまれ! 俺の左腕 (このライトノベルがすごい! 文庫) [感想]

主人公は学校を歩けば男女共に声をかけてくれる、いわゆるリア充な男の子。真面目で明るくて適度にモテる彼が、異世界の魔王に憑依されたことでおかしなことに。 キャラクターが好きです。 左腕に憑依した魔王からクラスメイトを守るために、友達から距離を…

テンプテーション・クラウン 4 (集英社スーパーダッシュ文庫) [感想]

心が痛い。 これまで、ゼファーの力に悩んできたアキトだけれど、彩姫の協力もあって力を消失させることに成功します。相手が自分のことを好きなのは魅了の力のせいだから……、関係を先に踏み込めないでいたのが無くなるわけで、ラブコメに拍車がかかるのかと…

アクセル・ワールド〈5〉星影の浮き橋 (電撃文庫) [感想]

後追いで読んでいるためか、東京スカイツリーがタイムリーな話題となっていて何だか違う意味で面白い。――さて、物語は軌道エレベーターに日本のソーシャルカメラが導入されたことで、ブレインバーストの世界が拡張されるのではないかと考えたハルユキが確か…

こわれた人々 (ガガガ文庫) [感想]

第 6 回小学館ライトノベル大賞 優秀賞受賞作 主人公である向井は、人と関わりを持とうとしない高校生。学校では変人、奇人扱いされ、イジメられているわけではないが、クラスからは浮いている。深く関わらない方がいいというのが、クラスの中での共通見解。…

僕と彼女のゲーム戦争3 (電撃文庫) [感想]

久しぶりに、ゲームでもやろうかな。 この作品は読んでいると本当にゲームがやりたくなってきますね。主人公の健吾たち現代遊戯部の皆さんが楽しそうにゲームをやっているのもあるのだけれど、紹介されるゲーム一つ一つを丁寧に説明してくれているので、プレ…

メグとセロンVII 婚約者は突然に (電撃文庫) [感想]

最終巻。 セロンとメグの恋の行方がどうなるかと思えば、まさかまさか告白前に撃沈するセロンの姿がそこに。メグの自分でも分からない嫉妬心に新聞部が丸ごと巻き込まれていく。今回持ち込まれる事件と二人の恋愛模様がもどかしいの何の。 メグを主体に物語…

氷菓 (角川文庫) [感想]

古典部シリーズ。 省エネを信条とする、何事にも積極的には関わらないイマドキな主人公、折木奉太郎。姉の勧めで古典部なる部活に入部することになるが、そこで出会った千反田えるのおかげで不思議な事件に振り回されることに。日常ミステリ。 ガチガチの推…

新約 とある魔術の禁書目録(インデックス)〈4〉 (電撃文庫) [感想]

読むのに疲れた……。 端的に述べるならこれに尽きるだろうか。総頁数もあるけれど、それ以上に物語の構成にやられた。群像劇気味になるのは仕方ないとしても、新規キャラクターで視点の切り替えが頻繁に行われるので、読んでいてカメラのフォーカスを合わせる…

ミニッツ 一分間の絶対時間 (電撃文庫) [感想]

第18回電撃小説大賞 選考委員奨励賞受賞作 うーん、期待していたものと違う。 おそらく、何も考えずに読めば作品として、そういうものなのだと受け入れられただろう。ただ、前情報として知略バトル、心理戦、ゲーム、などの単語からそれらを過剰に期待してし…

魔法科高校の劣等生 5 夏休み編+1 (電撃文庫) [感想]

短編集。 九高戦が終わり、夏休みと新学期が描かれる。純粋に夏休みに息抜きしている日常が描かれるので、全体的にほんわかゆったりしている印象――ただ、司波兄妹だけは別らしい……、怖い怖い。二人の絆の深さを思い知りました。 兄妹でデートをする話がある…

龍ヶ嬢七々々の埋蔵金2 (ファミ通文庫) [感想]

埋蔵金をめぐる冒険サバイバルに足を踏み入れた重護だったけれども、一先ずは安息を得たことで七々々とゲーム三昧の日々。帰宅しらた美少女がいるなんて羨ましい限りです。けれども、一日中、プリン食べてゲームしてネトゲをする七々々に付き合っていたら、…

ストライク・ザ・ブラッド〈3〉天使炎上 (電撃文庫) [感想]

また一体の眷属が開放され、一人の少女が古城の魔の手に……。 着実にハーレム化が進んでいますが、吸血で開放できる眷属は一人一体なので、本当に12人のヒロインが登場しそうです。今回も異能バトルは迫力のインフレ気味なので、格好良いのですが、それ以上に…

豚は飛んでもただの豚?2 (MF文庫J) [感想]

不器用なところが良い。 何も起こらなくてつまらないのではなくて、何も起こらないことを楽しむ作品。物語で描かれていくのは、一巻から引き続いてボクシング一辺倒の真宮と、三姉妹の奇妙で不器用な関係だ。 瑞希の力を借りて稜との仲を進展させるのかと思…

やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。4 (ガガガ文庫) [感想]

八幡が面白すぎる。夏休みで葉山のリア充グループと夏休みイベントをこなすことになるのだけれど、八幡はぶれない。いっそ清々しく突き抜けるほどに残念さをかもしだすのはもはや才能。そのうら寂しい背中と絶望した思考には頭が上がりません。 とはいえ読ん…

アンチリテラルの数秘術師(アルケニスト)〈5〉 (電撃文庫) [感想]

最終巻。 佳境に入っていたのは察していたけれども、実感としてはもう終わってしまうのかという気持ちが大きい。数学の要素を取り入れた面白い作品だっただけに残念。 さて、物語はアンチリテラルとして覚醒した誠一と、災厄の数に深く関わるクリフォトと呼…

新約 とある魔術の禁書目録(インデックス)〈3〉 (電撃文庫) [感想]

魔術が関わってくる作品だけに、ヨーロッパならイメージとも合致するが、アメリカと魔術は結びつかないのでこれまで登場することはないのだろうと思っていたが、シリーズもここまで長くなると世界を巻き込んでくる。ハワイまで上条さんが出張ることになろう…

お兄ちゃんだけど愛さえあれば関係ないよねっ 5 (MF文庫J) [感想]

新しい妹登場。 えっ、あれ、鷹ノ宮ありさって凄くよい妹じゃないですか。何なのだろ、この可愛らしい生き物は。頭は良いし、料理は出来るし、気が利いて空気が読める。純粋な瞳で見つめてくる彼女が眩しいです。 ありさは秋人の婚約者であるから自然に彼の…

侵略教師星人ユーマ (メディアワークス文庫) [感想]

いいなあ、こんな教師がいたら暑苦しいだろうけれども、楽しいだろなあ。生徒を教育することに対して熱心すぎるくらい熱心で、本人はそれが義務だというけれども、義務の範囲に収まらない理想の教師の姿だ。しかも、生徒と接するときに、変に距離を詰めない…

ココロコネクト ユメランダム (ファミ通文庫) [感想]

太一が成長する一歩踏み出す物語でした。 とにかく皆の為にと頑張ってしまう太一は、自己犠牲も厭わないところから変わったはずだった。事実、変わっていたのだろうが、他人の夢が見えてしまう夢中透視のせいで、太一が狂い始める。 本人は至って真面目で、…

しゅらばら! 3 (MF文庫J) [感想]

本格的にドロドロとしてきたが、爽やかなドロドロさ。 ヒロインたちが付き合っているのはニセ彼氏で、そのニセ彼氏というのが一大だとバレてしまった……、というよりはヒロインの口から喋ったことで、関係性は一気に複雑になる。これからは一大の行動がヒロイ…

ボンクラーズ、ドントクライ (ガガガ文庫) [感想]

痛い、心が痛い。これが青春だ。 1999年、インターネットどころかケータイすらそれほど普及していなかった時代。片田舎の高校にある映画研究部は、映画研究部とは名ばかりの特撮ヒーローごっこに興じる「撮らない」映画研究部だった。そこに所属する佐々木と…

泳ぎません。 2 (MF文庫J) [感想]

プールサイドで展開される日常コメディ。 これまで女の子の視点で描かれていた物語が、脇役かつ重要なキャラクターであることを匂わせていた少年、神の視点で描かれていくのでこれまた違った楽しさが味わえる。特に、女の子たちの会話ではなく、神対ヒロイン…

黒の夜刀神 1.キミのために僕ができること (富士見ファンタジア文庫) [感想]

ストーンリバー学園に通う学生は、学園の方針で仕事と学業を両立させなければならない。主人公の白毀廻もそれは例外ではなく、伝聞社イーストウッド社の仕事を請け負っていた……のだが、請け負いすぎて出席日数が危ぶまれるという本末転倒な自体に発展してい…

オーバーイメージ 金色反鏡 (MF文庫J) [感想]

第7回MF文庫Jライトノベル新人賞 佳作受賞作 反転世界と呼ばれる異世界で、己の願いをかなえるために戦うイマジネーターたち。主人公の真白彩もイマジネーターとして、オーバーイメージというゲームに参加することになる。学園異能モノ。 イマジネーターたち…

フルメタル・パニック! アナザー2 (富士見ファンタジア文庫) [感想]

民間軍事会社「D.O.M.S.」に就職することになった達也だったが、あるクライアントと模擬戦の結果で揉めたことにより、一時的に日本へ帰されることに。物語では、達也が本来いるべき場所である陣代高校が描かれていくと共に、新型ASが登場する。 ――ブレイズ・…

理由(わけ)あって冬に出る (創元推理文庫) [感想]

第16回鮎川哲也賞佳作作品 主人公の通う高校には芸術棟という文化部の部室棟があるのだが、そこに「壁男」という幽霊が出るという噂が立ち始める。その噂のせいで吹奏楽部は練習を休む部員が多くなり、部活が機能しなくなってしまう。そこで、部長とその部…

魔法科高校の劣等生〈4〉九校戦編〈下〉 (電撃文庫) [感想]

九校戦編。 新人戦が始まって、一年生が輝くときが来ましたが、そんな中で一際異質だったのはやはり達也だろう。エンジニアとしてCADの調整をする裏方に回りながら、ここまで注目を集めるとは。達也が組み込む革新的な術式の数々に毎回のように驚かされる先…

アクセル・ワールド〈1〉黒雪姫の帰還 (電撃文庫) [感想]

第15回電撃小説大賞 大賞受賞作 仮想世界が現実に普及した近未来。脳をネットに繋ぐ「ニューロリンカー」は生活に欠かせないものになっていた。主人公は太っていることや後ろ向きな自分にコンプレックスを抱える少年、ハルユキ。いじめられっこのハルユキは…

生徒会探偵キリカ1 (講談社ラノベ文庫) [感想]

主人公が入学したのは全校生徒8000人という白樹台学園。外部受験したのに学校については何も知らなかった主人公は、学園で絶大な権力を持つ生徒会に目を付けられ、庶務という役職を与えられてしまう。個性的な生徒会の面々に振り回されながら、学内で起こる…