西尾維新
シリーズ長いですね……。 戯言もいい加減に長いとは思ったものだけれど、こちらがここまで続く作品だとは思っていなかったというか。あとがきを読んで改めて感じさせられてしまっただけかもしれませんが。 さて、物語は終わりを銘打っているものの、暦の始ま…
言葉遊びは流石に面白かった。 ……ただ、ひたすらに長かった。。。 450頁ほどあったわけだけれど、見た目以上に長い。これほど長いと感じたのは、著作のクビキリサイクル以来ではないだろうか。向こうもいい加減に長いけれど、当時は著者の文章に慣れていなか…
シリーズファイナルシーズン。 阿良々木暦の為の阿良々木暦にささげる壮大なる前フリ。 オチなんてあって無いようなもの。ひたすら妹たちとイチャイチャして、全裸見ておっぱい触ってたら話の主軸にいきなり放り込まれ、余接がUFOキャッチャーされて幕が下り…
セカンドシーズン最終巻。 うーん……、微妙でした。テーマは好きなのですが、どうにも蛇足を印象付けられる。最終巻でどうまとめてくるかを期待していたので、著者らしいといえば著者らしいけれど、如何せん肩透かしを食らった気分。 語り部が戦場ヶ原でも阿…
最強の吸血鬼であるところの忍を語る物語。 一人目の眷属が誕生した秘話から、忍が如何に出鱈目な吸血鬼で怪異だったのか思い知らされる。いつもの軽快な言葉遊びは健在で、阿良々木さんの突っ込みが入る会話劇は安心して読めた。 また、彼女がいるのに少女…
不十分な少女と作家志望の大学生のお話。 今は作家をやっているが、自分が作家志望の大学生だったころを回想するように物語は進んでいく。そんな設定なので最初は著者が主人公になっているということなのかな、と思ったのだけれど、どうもそういうわけでもな…
撫子さん男前。 衝撃の一言。可愛らしいという言葉が似合うであろう撫子というキャラクターを気持ちがいいくらいにぶっ壊していった。化物語でのイメージはイメージとして、破壊していく潔さは著者だなと。化物語が表なら、そこから続く物語は裏。 捉え方が…
神原駿河の青春。 期待を裏切るというか、物語の流れを容赦なくひっくり返すというか。何でもないように見せかけて、唐突に展開が動くのは著者らしさで、相変わらずだ。 そういう意味では、沼地の語りには驚いた。神原ではなく彼女が語るので、一体いつにな…
かみまー。 八九寺がメインのお話、まよいキョンシー。けれども、八九寺はあまり登場しない。終始、暦と忍の語りで物語は進む。というか、二人しか登場しないといっても過言ではない。八九寺メインなのに登場少ないとはどういうことか。 あとがきでもあった…
ロリかっけーはずの阿良々木暦が普通に格好いい。 これほどまでに”普通”という言葉を使いたくなったのも久しぶりだった。それはもちろん良い意味で、なのだけれど。変態に流れていたはずのアララギ先輩が何故だか格好良いという不思議がそこにあった。 今な…
知らぬまに、落ちているのが初恋だ。 傷物語を読んでいるうちからそうだったのだけれど、何故、阿良々木君は羽川さんと付き合っていないのか。阿良々木暦が羽川翼に恋をするのは酷く自然の流れで、むしろそうなっているべきだったのではないのか。 それが不…