鎌池和馬
……あれ、とあるってこういう作品だったのだろうか。 久しぶりに本シリーズを読みましたが、まず感じたのは違和感。科学サイドの方が好きだと前にも言っている気がするけれど、今回の話は楽しめなかった。 一端覧祭をやるならそれでいいですし、上条さんが大…
読むのに疲れた……。 端的に述べるならこれに尽きるだろうか。総頁数もあるけれど、それ以上に物語の構成にやられた。群像劇気味になるのは仕方ないとしても、新規キャラクターで視点の切り替えが頻繁に行われるので、読んでいてカメラのフォーカスを合わせる…
魔術が関わってくる作品だけに、ヨーロッパならイメージとも合致するが、アメリカと魔術は結びつかないのでこれまで登場することはないのだろうと思っていたが、シリーズもここまで長くなると世界を巻き込んでくる。ハワイまで上条さんが出張ることになろう…
スポーツ戦争。 全世界がしのぎを削るスポーツの祭典、テクノピック。スポーツの祭典とは言えど、そこは各国の思惑が入り混じるパワーバランスを図るための代理戦争に他ならない。「資本企業」の航空PMCに所属する少女が与えられた任務は、テクノピックで好…
おっぱい村。 フローレイティアさんどうしちゃったんですか……。豪胆なお姉さまかと思っていたら、酔ったときは泣き上戸とは、凄まじい破壊力。クウェンサーにしなだれかかるミニスカサンサさんが可愛らしすぎました。 姉属性から妹属性に。 酔った勢いでクウ…
アドレス交換。 上条さん、一方通行、浜面が冒頭からアドレス交換しちゃってます。それぞれに主人公をやっていた三人のヒーローが一堂に会してアドレス交換しているのだから、何だか面白い。敵対したこともある三人なので、顔を突き合わせてケータイ操作して…
ロシア編、完結。 直球を投げていく浜面は良かった。レベル0でも一人を守るために命を張ってきた彼だけれど、メルトダウナーと向き合うことでアイテムという存在とは何だったのか考える。 浜面の敵としてのメルトダウナーだったけれども、ふと考えたときに本…
引き続いて、ロシア編。 上条さん、一方通行、浜面、三人の視点で物語が描かれていく構成は変わらず、それぞれの主人公たちが戦っていく姿が格好良かった。 まずは、ミサカワーストと一方通行が握手をした場面だろうか。殺し合いを演じた二人が、分かりやす…
ロシア編、開始。 今まで語られてきた登場人物たちがロシアに集合していく様に、思わず心が躍った。特に3人の主人公達が、それぞれの目的でロシアに集っていく様子には感慨深いものがある。 どこの頁を開いてもバトルバトルバトル。本当に様々な戦いがあるの…
科学サイド。 一方通行たちの「グループ」と、浜面たちの「アイテム」を主軸にして物語は描かれていくのだけれど、とにかくこの二つ、というか二人の主人公が格好良い。新鮮に読むことが出来た。 最強である一方通行さんが素直にその力を振るってくれるので…
SSシリーズ第2弾。 全編が230ページと少ない中で、22編もの話で構成される短編集となっている。一つの話が十数ページなので、コミカル要素が強いのだけれど、普段は脇役に徹している人たちがメインになる物語でもある。 基本的にはどの話も独立して読めたり…
新章に突入。 上条当麻が存在しない世界。第三次世界大戦を駆け抜けた一方通行と浜面仕上は、勝ち取った平和を過ごしていたのだが、またも学園都市の闇と一戦交える。 序盤はまさに日常を描いていて、ゆるい空気が好きでした。一方通行が買い物を頼まれるの…
何も言わずに、クウェンサーを殴るヘイヴィアが一番面白かった。 そこに挿絵を入れ込んでくれるのも嬉しいですが、何よりもふざけんなお前という読者の言葉を、無言でやってくれるヘイヴィアさんに惚れてしまいそうです。 何だかんだで活躍するのはクウェン…