Infinity recollection

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ロウきゅーぶ! 6 (電撃文庫) [感想]

ロウきゅーぶ!(6) (電撃文庫)

 

 あとがきで次は短編集だと書かれていた記憶があり、それの記憶が正しかったのかは分かりませんが今回は短編集です。夏祭りでウフフな短編集。バスケは薄めな短編集。

 

 ――なるほど、バスケをしないとこうなるのか。

 

 妙に変なところで納得してしまいましたが、終始、子供達とのラブコメみたいな展開が続きました。というより、それしかないわけで。今までバスケの合間でそれがありましたが、今回はそこがメインなので色々と凄いことに。挿絵からして破壊力が凄かった。

 

 みんな一緒にご飯を食べたり、ヨーグルトだったり、愛莉の身長を計ってみたり、裸ビブスだったり、夏祭りに行ったり。イベント尽くしでした。

 

 キャラクターでは智花の可愛らしさが際立っていた。短編集をまとめた先にあるのが智花に落ち着くので、というのもあるけれど、昴と智花のまるで初々しい恋人のような関係には読んでいて恥ずかしくなるほど。

 

 昴はいつも通りの紳士で安心ですが、終盤での彼は智花と恋人どころか、結婚してしまいそうな勢いがありました。

 

 逆に悲しいのは、葵でしょう。出番があったにはありましたが、少ないですし、見せ場という見せ場もないままフェードアウト。本来なら葵とラブコメしているべきなのですが……。

 

 そんなわけで、女の子たちとのイチャイチャは楽しめたけれど、全体としては物足りなさが残ります。前の感想でもそうだったけれど、バスケの見せ場がないと退屈だ。

 

 もう勢いと新鮮味は失われているので、早い話が飽きがきてしまっています。展開の仕方によっては続きを読むか読まないか、そろそろ決まりそうです。

 

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