まよチキ!5 (MF文庫J) [感想]
短編集。
小休止的な意味合いで短編集でまとめられた5巻でした。前巻でスバルがジローに告白したので、今回は告白する前、過去を短編するのかと予想していたのだけれど。
案外あっさりと告白は流れてしまって、何だか肩透かしを食らった気分になりました。ですが、夏休みを満喫している一冊にはなっていて、内容的には満足できる。
デレ月さん第二形態。
「にゅ」は反則ではないだろうか。絶対に普段の奏からは出ない言葉で、キャラクター的にもその口調はありえない。そんなギャップ、落差にやられてしまいます。可愛らしかった。
また、終り方がそうであるように、涼月奏の本心はどうなのか、スバルとの関係を描きつつ、一騒動おこりそうな展開にもって行っているので、二学期に期待してしまいますし、楽しみです。
その他のキャラクターも短編集らしく各々に見せ場があって、マサムネ、妹、ナクル、と上手い具合にラブコメとギャグに振り分けているのは楽しめました。
読みやすいのはいつものこと。様々な部分でバランスの取り方、キャラクターの描き方は上手いですし、テンポの良い展開と台詞回しにはとても好感が持てる。面白かった。
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- 作者: あさのハジメ,菊池政治
- 出版社/メーカー: メディアファクトリー
- 発売日: 2012/09/01
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