クロノ×セクス×コンプレックス〈3〉 (電撃文庫) [感想]
うーん、飽きてきてしまいました。
タイムトラベルやらの要素は良いのだけれど、恐竜がいる時代に行ってしまったのは何だがよく分からないし、作品の雰囲気に違和感を感じた。間違ってはいないけれど、違う気がする。
今回はクロックバードの三村が、日本のミムラと出会うことになり、これまでの謎が繋がっていく話だけれど、ミムラの黒さには驚いた。想像していたところの逆だ。
入れ替わってしまったことをどうにかする方向ではないのかと。
小町と朔太郎の関係性も興味深くて、これからは彼女を取り戻すために動くのだろう。オリンピアの行動が三村の行動を決めてしまった。手の届きそうなところまでいっただけに、決意は固い。
司書の正体はどことなく気付いていたけれど、そこに落ち着いた。これを考えると、三村が頑張っていることがやるせなくなる。悲しい。
そんなわけで、楽しめたところは楽しめているのだけれど、物語が一気に重くなってきたからなのか読んでいて辛い。
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- 作者: 壁井ユカコ,村上ゆいち
- 出版社/メーカー: アスキー・メディアワークス
- 発売日: 2010/11/10
- メディア: 文庫
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